経机(きょうづくえ)を高価買取!仏具の査定ポイントを徹底解説!

1.経机を売りたいお客様へ

読経をする際に経本を置くのに使用する経机。また経本だけでなく香炉や数珠などお参りに必要な仏具を置く台としても使用されます。黒または朱塗り、唐木のものが一般的です。いつ頃から使用され始めたか定かではありませんが、仏壇や仏具を庶民が使うようになった鎌倉時代~室町時代からでは無いかとされています。現在ではライフスタイルに合わせた様々なデザインや使い勝手を追求した収納式の経机なども登場しています。

2.経机についての解説

経机は経本を読む際に使用される机です。寺院や一般家庭の仏壇の前に置かれる仏具の一種として数えられます。経本を置く他、香炉や数珠、リンなどの仏具を置く机としても使用されます。36cm~90cm程のサイズが一般的です。塗製品や唐木製品が主流ですが、現在ではモダンなデザインのものなども登場しています。 引き出しがついており、中にロウソクや線香、数珠、経本などを収めておくことができます。

3.経机の歴史

経机がいつから使用されるようになったのかは定かではありません。有力な説としては、仏壇が家庭に置かれ始めたのは室町時代頃からだと言われています。この頃から書院造りという住宅形式になり、今でもある「床の間」が作られるようになりました。そのため、この場所に仏具を置いて礼拝するようになりました。全国的に今のような仏壇を置くようになったのは江戸時代からです。このころから庶民が位牌を祀るようになり、現在のようなお参りの姿になりました。

4.経机の代表作や作者

  • 新宮寺(宮城県) 経机(有形文化財)
  • 千葉県長柄町   経机(武志伊八郎信由作)

5.経机の買取査定ポイント

保存状態が良いか、製作年代が古いか、作者が分かっているかなどの骨董品の査定ポイントは経机にも当てはまります。また漆塗りで仕上げられている、内部に金箔が張られている、黒壇や紫壇などの高級木材を使用している経机は高値がつく可能性があります。 代表的な査定ポイント
  • 保存状態は良好か
  • 制作年代や作者がはっきりしているか(証明書があると尚良し)
  • 素材は何で出来ているか
  • 細かい彫刻が施されているか

6.経机の取引相場価格

特別な意匠が施されていない経机は2,000円~1万円前後で取引されています。 黒漆塗りや金箔が張られているものなどは数万円の値がつくこともあります。制作年代がはっきり分かる証明書などは付いている古いものや、蒔絵が施されているものは10万円を超えることもあります。

7.経机の買取についてのまとめ

経本を置くために使用する経机。漆塗りのものが一般的でしたが、仏壇のデザインも多様化する現在は経机も色々なデザインが出てきています。また最近では仏壇に経机を収納できるタイプも登場しています。 しかし住宅事情が多様化し、スペースの問題から必要最低限の仏具だけを揃える家庭も出てきました。もし経机を使わないならば買取に出すという方法もあります。また経机だけでなく経本や数珠なども一緒に買取に出すこともできます。