中国の琴を高価買取!中国美術の査定ポイントを徹底解説!

1.中国の琴を売りたいお客様へ

とても歴史のある中国の琴。以前はただの「琴」と呼ばれていましたが、胡琴や洋琴などの別の楽器と区別するため20世紀後半頃から「古琴」とも呼ばれています。この中国の琴が日本へ伝来し、日本の琴となりました。全長は130cm前後でアオギリ製のものが一般的です。一説によれば3,000年以上の歴史があるとされています。そんな中国の琴は演奏家や骨董品コレクターなどが収集しています。

2.中国の琴についての解説

中国の琴は3,000年以上の歴史がある中国の伝統的な撥弦楽器です。7つの弦があり、左手で弦を抑えて右手で曲を奏でます。弦は絹糸を使用していましたが、現在ではスチール弦やナイロン弦が主流です。古琴の形はすでに漢時代の末には完成していたと言われています。3種類の伝統的な演奏形式があり、それぞれ独奏と合奏、琴歌といいます。ここ300年は独奏の演奏が主となり、琴歌と合奏はほとんど行われていませんでした。しかし近年になり見直され、古琴と他の楽器との合奏が復活していきました。それに合わせ、琴歌も復活しつつあります。

3.中国の琴の歴史

古琴が発明されたのは今から3,000年以上前とされています。今のものと同じ7つの弦の琴が出土したのは中国戦国時代の墓と、前漢時代の墓です。しかしこの時の琴の全長は80cm程度のもので、現在の古琴より小さい物でした。現在のような130cm前後の古琴の形になったのは漢時代の末頃とされています。その後はほとんど形に変化がなく、今日まで伝わっています。

4.中国の琴の代表作や作者

  • 国立故宮博物院(台湾) 春雷琴
  • 故宮博物院(中国)   九霄環佩

5.中国の琴の買取査定ポイント

まず製作年代や作者が分かっているかは重要な査定ポイントになります。これを証明する証書などがあれば更に高値がつく可能性もあります。また保存状態は良いか、どんな素材が使われているか、装飾は施されているかなども査定のポイントとなります。 代表的な査定ポイント
  • 保存状態は良好か
  • 素材は何で出来ているか(伝統的なアオギリ、雲杉などが人気が高い)
  • 製作年代や作者が分かっているか(証明書があると尚良し)
  • 装飾が施されているか
  • 撥やケースなどの付属品が揃っているか
  • 音はちゃんと出るか

6.中国の琴の取引相場価格

中国の琴の取引相場は3~5万円前後です。漆彫などが施されている物は値がつきやすい傾向にあります。制作年代や作者がはっきり分かっていれば、これより高値がつく可能性もあります。

7.中国の琴の買取についてのまとめ

日本の琴のルーツとなった中国の琴。約3,000年以上の歴史があり、形も今日までほとんど変わっていません。ここ300年ほどは独奏がほとんどでしたが、近年他の楽器との合奏や琴歌も復活を遂げてきました。日本の琴との違いは弦の数で、日本の琴は13弦のものが一般的です。 まだまだ現役で使えるけれど、自分では演奏しないという方は買取に出してみてはいかがでしょうか。