帯鉤・帯鈎(たいこう)を高価買取!中国美術の査定ポイントを徹底解説!

1.帯鉤・帯鈎を売りたいお客様へ

「帯鉤・帯鈎」は、紀元前5世紀~紀元4世紀頃にかけて生産された帯留め、帯金具を指します。「帯鉤・帯鈎」は彫刻や象嵌などによる表面の装飾と裏面についたボタンが特徴的な形状を成しており、古代の中国では着物の帯や腰紐を留めるのに活用されていたと言われています。 現在ではその装飾性の高さから中国美術品・骨董品としての評価が高く、原材料は主に青銅などの金属が一般的です。美術館や資料館に所蔵されるものの多くも青銅を原材料としたものが多く、中には翡翠やガラスから作られるものもあり、多種多様なデザインで国内外を問わず多くのコレクターが存在します。

2.帯鉤・帯鈎についての解説

「帯鉤・帯鈎」には大小様々なサイズがあり、小さなもので約5cm、大きなもので20cmほどの大きさがあります。いずれのサイズでも装飾が施されている場合がほとんどで、現代で言うところの「ベルトバックル」のように活用されてきました。 ベルトバックルにも多種多様なサイズ、デザインがあるのはこうした中国古来の文化を受け継いでいるからかもしれません。 また、彫刻されるデザインの多くは龍や虎、亀や鳥、蛇などの動物です。横長の形状をした「帯鉤・帯鈎」全体を動物の姿に模したデザインもあれば、龍や虎の頭部を模したデザインなどもあります。

3.帯鉤・帯鈎の歴史

「帯鉤・帯鈎」が最も盛んに生産されたのは漢代との見解が多くありますが、作られ始めた年代や由来は定かになっていません。一説によると、戦国時代に他民族との交渉によって中国へ伝来したという説もありますが、どのような伝わり方であったとしても、その後中国で「帯鉤・帯鈎」の文化が深められ、発展を遂げたことは間違いないでしょう。 青銅を原料として作られていることから、「帯鉤・帯鈎」の歴史背景には優れた金工技術があったことが伺えます。古代中国の金工技術は同年代の日本と比べても優れており、貴金属へ施された装飾性は中国内だけでなくヨーロッパやアジア各地でも注目されてきました。 そうした中で作られた「帯鉤・帯鈎」ですから、現代でも装飾品・美術品として評価され続けているのではないでしょうか。実用性に富んだ「帯鉤・帯鈎」ですが、幅広い装飾技術を見ると、古代中国においても装飾性が重視されていたことが伺えます。

4. 帯鉤・帯鈎の代表作や作者

  • 帯鉤(東京芸術大学大学美術館 所蔵)
  • 獣頭形帯鉤(東京芸術大学大学美術館 所蔵)
  • 馬形帯鉤(東京芸術大学大学美術館 所蔵)

5. 帯鉤・帯鈎の買取査定ポイント

「帯鉤・帯鈎」によく似た中国美術品に「飾金具」や「装飾金具」がありますが、「帯鉤・帯鈎」は横長の棒状(または円盤状)金具に表面装飾と裏面ボタン(突起)が付いているのが特徴です。 買取査定ではサイズや保存状態はもちろん、珍しいデザインの有無で評価が分かれるようです。また、翡翠製のものや金銀象嵌など、青銅以外の材料が使われているかどうかもポイントです。
  • 保存状態の良し悪し(割れヒビ欠けがないか)
  • 製作年代がはっきりしている、作者が分かっているか(証明書)
  • 素材は何で出来ているか(透明度の高い翡翠や金銀が用いられていると高評価)
  • 細かな彫刻が施されているか

6.帯鉤・帯鈎の取引相場価格

平均取引価格は5,000円~10,000円程です。青銅のみでなく翡翠が使われると取引価格が高くなる傾向があり、金や翡翠が用いられた乾隆朝の帯鉤は89万円もの高値で取引されたこともありました。 ただし、近年では実用性に優れているよりもオブジェとして見栄えする「帯鉤・帯鈎」に人気が高まっています。そのため、緻密な造形や彫刻が施されていると高額査定がつきやすくなります。また、30cm以内、2kg以内の小振りなサイズは飾るのに大きなスペースを必要としない反面、確かな存在感がある人気のサイズです。過去の取引では、美しい葉形が彫られた高さ約9cm、幅約25cm、重さ1,617gの「帯鉤・帯鈎」に230,500円もの値がついたこともありました。

7.帯鉤・帯鈎の買取についてのまとめ

他の中国美術品と比べると認知度も低く目立たない「帯鉤・帯鈎」ですが、装飾性が高く保管にも場所を取らないため、日本、中国、その他海外にもコレクターが存在します。「帯鉤・帯鈎」のような実用性ある美術品は、眺めているだけで「どのように使われてきたのか」と古代から現代までの歴史を考えさせてくれます。気品あるデザインでキャビネットやショーケースにも飾りやすいため、美しい彫刻や象嵌、金銀翡翠が用いられた「帯鉤・帯鈎」なら高値の取引となるでしょう。