琵琶(びわ)を高価買取!楽器の査定ポイントを徹底解説!

1. 琵琶(びわ)を売りたいお客様へ

琵琶は東アジア全域で古来より演奏されてきた有棹弦楽器です。 4弦のものと5弦のものがありますが、5弦は歴史の中で消滅し、4弦のものは現在も中国や日本を中心に演奏され続けています。卵を半分に割ったような形の胴に棹が付いている4弦の楽器があれば、琵琶かもしれません。琵琶は昔話にもよく登場する和楽器で、現代でも非常に人気が高く、演奏用、美術用として需要があるため高額で取引される傾向にあります。 今回は琵琶の査定ポイントをまとめましたので、ご自宅に琵琶をお持ちの方はぜひご参考にされてください。

2. 琵琶(びわ)についての解説

琵琶は、指で弦を弾いて音を出すいわばギターのような楽器です。本来の形状が果物の琵琶に似ていたことからこの名前がついたと言われています。奈良時代に伝わった琵琶は宮廷貴族たちの間で流行し、娯楽として人気を博した一方で、仏教儀式にも用いられていました。盲目の僧侶が琵琶をかき鳴らしながらお経を読んでいたとして有名で、源平の時代の耳なし芳一の物語など数多くの昔話にも登場します。

3. 琵琶(びわ)の歴史

琵琶の起源ははっきりしていませんが、サザン朝ペルシア時代(西暦226 – 651)の遺跡から出土する工芸品にはすでに琵琶のような楽器を演奏する姿が描かれています。このころの楽器は「バルバッド」という名前で呼ばれていましたが、これがリュートやウードなどの祖先と言われています。これが中国に伝わったのが前漢のころ、そのあと7、8世紀頃に日本に伝わったとされています。現存する最古の琵琶は奈良時代のものです。

4. 琵琶(びわ)の代表作

正倉院宝物「鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」正倉院蔵 5弦の琵琶は現在は消滅してしまったインド起源のものです。

5. 琵琶(びわ)の買取査定ポイント

  • 紫檀、白檀や象牙など素材自体が高価なものは高額査定がつきやすい傾向にあります
  • 現在も演奏することができるかは楽器としてとても重要です。演奏できない場合買取できないこともあるので一度お問い合わせください。
  • 作者の知名度も重要。名工や人間国宝の作であれば最近のものでも高額査定
  • 徳岡又兵衛、寿一などの作家のものは高額査定の可能性あり。
  • キズや汚れ・欠け・割れなどがないか。
  • 弦が切れていないか
  • 螺鈿・蒔絵・彫刻などが美しいと査定額アップ
  • 書や箱が残っていると査定額アップの可能性あり。
  • 5弦のものはかなり古い琵琶の可能性があり、骨董的価値があれば超高額査定も期待できます。

6. 琵琶(びわ)の取引相場価格

琵琶の取引相場は4万円程度です。ただ、時代が古く骨董的価値があるものだと値段が跳ね上がり、17世紀の徳岡又右衛門作の5弦の「楽琵琶」は80万円ほどの値がつくこともあるようです。

7. 琵琶(びわ)の買取についてのまとめ

琵琶は独特のセンチメンタルな音色を持つ和楽器です。現在も弾ける状態であるのが理想ですが、弦が切れている、修理すれば使える、インテリアとして飾れるほどの美品であれば十分買取が可能です。 琵琶をご自宅にお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。