慶長通宝(けいちょうつうほう)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1. 慶長通宝を売りたいお客様へ

日本で最初に中央政府による貨幣の鋳造がされたのは平安時代の皇朝十二銭ですが、銅の不足から質を落とし経済の混乱を招き、製造は中止されました。その後は渡来銭が使われており、江戸時代の慶長12年(1606年)にようやく再び製造されたのが慶長通宝です。長い期間途絶えていた後の日本製の銭貨ということで歴史的に価値あるものといえます。

2. 慶長通宝についての解説

大きく分けて2種類あるとされています。ひとつは江戸や京都周辺で使われた比較的良質、大型で字形も整いくっきりしています。もうひとつは主として九州で使われ、小型で質も悪い私鋳銭です。永楽通宝から「永樂」を削除し「慶長」を嵌め込み変造したともいわれ、字もはっきりしていないことが多いです。直径は23.5mm前後で素材は銅でできています。表面には「慶長通寶」と上下右左の順で描かれ、裏面は何もない無紋です。

3. 慶長通宝の歴史

製造当時の鋳造記録がほとんどないため諸説ありますが、慶長13年(1608年)に渡来銭である永楽通宝の使用を禁止する法令が出ていることから、代わりのものが用意され普及を図ったと推測されています。しかしその鋳造枚数は経済の発展に対し完全に不足していたといわれ、禁止令は渡来銭である永楽通宝の優位性を低くする効果はあったものの、完全になくすことはできませんでした。

4. 慶長通宝の希少価値

江戸幕府が成立したばかりの頃に鋳造が始まったため数が多くはないこと、国内で最大の経済都市であった大阪の堺はまだ豊臣氏の勢力下にあったこと、悪質な私鋳銭が出回っていたことなどの理由から、良質な慶長通宝は数が少ない傾向にあります。希少価値は十分高めといえます。

5. 慶長通宝の買取査定ポイント

状態が悪いもので1万円の査定価格になります。より文字がはっきりしているものであればさらに高くなり、字体に希少性があれば思った以上の価格になることもあります。永楽通宝を削って造りかえたものもあるので、純粋に国内で鋳造されたものかも問われます。
  • 永楽通宝からの変造硬貨ではないか
  • 文字がはっきりしているか
  • 銅の割合が高いか
  • 字体に希少性があるか

6. 慶長通宝の取引相場価格

状態のよくないものでも1万円から、標準的なものや私鋳銭であっても数万円の価格になることもある慶長通宝です。さらに「寶」のうかんむりが通常より長い希少なものであれば「宝頂星」とよばれ10万円以上になることもあります。 yahooオークションだと、入札はないですが鑑定書つきのものが20万円で出ており、他にも10万円をこえたものがいくつかあります。

7. 慶長通宝の買取についてのまとめ

慶長通宝は材質が銅ですが、中には鉄も含まれる質のよくないものも含まれます。こういったものは普通はビタ銭とよばれ「びた一文」ともいわれるように価値がないものとされますが、慶長通宝に限ってはビタ銭であっても状態のよいものであれば数万円の査定が出ることもあります。経年劣化が心配される素材ですので、早めの売却を考えるのもよいでしょう。その際は、古銭専門の業者で鑑定を依頼し適正価格での取引をおすすめします。