骨董品とアンティークの意味は同じ?知っておきたいアンティークの定義について

1.骨董品とアンティークは違うもの

骨董品とアンティーク、どちらも同じように「古いもの」というイメージがあるのではないでしょうか。フランス語で「骨董品」のことをアンティークといいますから、二つの言葉は同じものを意味すると思う方もいらっしゃるでしょう。 例えば、「アンティークのティーカップ」や「アンティークのドレス」といった風に、アンティークという言葉は日常的にもよく耳にする言葉です。 しかし、日本で使用される骨董品という言葉とアンティークの間には違いがあります。 日本で骨董品として知られている品物の種類は豊富で、絵画や陶磁器をはじめ、古書や古切手や古銭、そして象牙など幅広いジャンルの品物が骨董品とみなされています。 また、日本の骨董品の定義は曖昧なもので、欧米諸国のように明確には定められていないという特徴があります。 一方アンティークは、日本の骨董品のように多くのジャンルの品物を意味するのではなく、より限定的に使用されている言葉だといえるでしょう。 アンティークは、主に海外で製造された家具やアクセサリーのことを指して用いられるのが一般的です。 このことから、古い日本製の家具やアクセサリーのことをアンティークと呼ぶのは適切ではなく、骨董品と呼ぶべきことが理解できるでしょう。また、古い外国製の陶磁器や照明器具だったとしても、アンティークと呼ぶより骨董品と呼ぶほうが適切な場合もあります。

2. ビンテージとレトロはアンティークと同じ?

アンティーク以外にも、ビンテージやレトロといった言葉を耳にされたことがあるかもしれません。「ビンテージもののジーンズ」や「レトロな車」など、どちらもよく使用されている言葉です。 すべて「古い品物」を指す言葉かと思えば、実はそうではありません。 日本の骨董品とアンティークの間には違いがあるように、アンティークとビンテージ、そしてレトロの間にもそれぞれ違いがあります。 アメリカやヨーロッパでアンティークと認められている品物は、年数によって分類されます。 例えば、ビンテージは製造された時点から20年以上経った品物であるといわれています。中には、15年くらい古いものや、製造された年代はわからないけれど古そうな品物のことを「ビンテージ」と呼ぶ場合もあります。 もちろん、一般的には製造された時点から20年以上経過したもののことをビンテージと呼びますから、30年くらい前に製造されたものでも50年くらい前に作られたものであっても、ビンテージと呼ぶことができるでしょう。 次にレトロについてですが、ビンテージと同じく20年以上前に作られた品物に対して用いられる場合もありますが、特に年代の規制は設けられていません。 むしろ、最近作られた製品であっても「昔っぽいデザイン」のものなら、堂々と「レトロ」を名乗ることができます。 アンティークやビンテージが年代によって使い分けられているのに対して、レトロは年代よりもデザインに焦点が当てられていることがわかるでしょう。 また、レトロは骨董品とは違って古物ではない場合が少なくありません。古物とは、読んで字のごとく古い物のことですが、一度でも使用されたことがある品物のことを指します。 新しい製品でも昔っぽいデザインのものをレトロと呼ぶことができますから、レトロは必ずしも古物である必要はありません。

3.ヨーロッパの骨董品・アンティークは製造から100年以上経ったもの

日本での骨董品の定義は主観的に定められており、骨董品とみなされた品物以外のことは美術品と呼ばれています。一方ヨーロッパにおいては、品物の年数によってアンティークと呼ぶかどうかが決められます。 実はかつてのヨーロッパ諸国も日本と同じく、アンティークに関するはっきりとした定義が設けられていませんでした。 しかし、アメリカが通常関税法に基づいて、骨董品の定義を「製造から100年以上経過した品物」と定めたことにより、ヨーロッパ諸国もこのアメリカの骨董品に関する基準に従うようになります。 ですから、アンティークと呼ばれる家具やアクセサリーには、19世紀末期に作られたものが多いという特徴があります。 アンティークは主に外国産の家具やアクセサリーの中でも、製造されてから100年以上経過した品物のこと、と定義することができるでしょう。

4.まとめ

骨董品とアンティークの違いについて、そしてビンテージとレトロの違いについてご紹介しました。日本の骨董品とヨーロッパで骨董品を意味して使用されているアンティークという言葉の間には、明らかに違いがあります。日本で骨董品と呼ばれる品物のジャンルは多岐に渡り、製造された年代に関しても明確な規定は存在しません。その点、アンティークは主に外国製の家具やアクセサリーに使用される言葉で、はっきりと年代の規定が設けられています。意味の違いを正しく認識していれば、正しく使い分けることができるでしょう。骨董品やアンティークを問わず売却したい品物がお手元にある場合、買取コネクトをご利用されてみてはいかがでしょうか。買取コネクトを利用すれば、複数社の優良買取業者の買取査定金額を比較することができます。