琴(箏)(こと)を高価買取!楽器の査定ポイントを徹底解説!

1. 琴(こと)を売りたいお客様へ

琴は日本の伝統楽器の1つです。大型で存在感のある楽器・琴は、数十万円になるものもあれば、買い取りが難しいものもあり、その種類や弦の数、素材によって買取相場価格に非常に幅があるのが特徴です。どんな琴に高額査定がつく可能性があるのか、今回は琴の査定ポイントをまとめましたので、ご自宅に琴をお持ちの方はぜひご参考にされてください。

2. 琴(こと)についての解説

琴は日本の伝統楽器で、「こと」と呼ばれる楽器は、琴、箏、和琴、一絃琴、二絃琴があります。それぞれ形状は似ていますが、音程を決める方法や、演奏の仕方に違いがあります。 琴にはプロの演奏会・発表会用と、練習用のものがあり、演奏会用のものは高価買取が期待できます。前者は17絃、後者は13絃で、17本絃がある方が需要が高くなっています。琴には骨董品としての価値はほとんどなく、楽器として弾けることが求められるため、ジャンク品には値がつかないこともあります。 付属品が多い琴ですが、中でも重要なのが「猫足」です。まず、高級な琴には猫足が付いていることが多いことと、猫足自体が紅木や象牙など高価な素材でできていることがあるためです。

3. 琴(こと)の歴史

古くは『古事記』などにも琴を弾く場面があるように、日本に古くから存在していた楽器です。弥生時代などの古代では呪術用として使われていた楽器だと言われています。琴が現在の形になったのは、「箏」が中国・唐からもたらされた奈良時代のことです。

4.琴(こと)の代表作

国宝 「七弦琴」 唐時代・開元12年(724) 東京国立博物館蔵

5. 琴(こと)の買取査定ポイント

  • 紫檀、白檀や象牙など素材自体が高価なものが使われている場合は高額査定が期待できます。
  • 現在も演奏することができるかは楽器としてとても重要です。演奏できない場合買取できないこともあるので一度お問い合わせください。
  • 作者の知名度も重要。名工や人間国宝の作であれば最近のものでも高額査定
  • キズや汚れ・欠け・割れなどがないか。
  • 書や箱が残っていると査定額アップの可能性あり。
  • 猫足があるか・ある場合は素材が無垢象牙などであれば高額査定
  • 17絃のものや古琴にはプレミア価格がつくことがあります。
  • 螺鈿や蒔絵がほどこされているものは茶室や和室に飾ることもできるため人気が高く、高額査定が期待できます。
  • 甲と裏面に継ぎ目のない「くり甲」と呼ばれるものは、高額査定になる可能性が高いです。

6. 琴(こと)の取引相場価格

琴の取引相場は、非常に幅があるため一概には言えませんが、やはり13絃よりも17絃の方が高値がつく可能性が高いようです。 17絃で、蒔絵がほどこされたくり甲の琴は40万円ほどの値段になることも。 13絃でも、綾杉・くり甲などの条件が揃えば10万円以上の価格がつくこともあります。

7. 琴(こと)の買取についてのまとめ

琴は大型で場所をとるため、押し入れや物置にしまいっぱなしになっている家庭が多いようです。楽器は弾かないとどんどん劣化してしまいます。 大型の琴の場合出張買取ができる場合があるので、ぜひお問い合わせください。