中国美術を高価買取!中国美術の査定ポイントを徹底解説!

1.中国美術を売りたいお客様へ

ヨーロッパの美術とも、日本の美術ともまた違う、中国美術。 長い歴史の香りを感じさせるそれは、中国本土はもとより、ヨーロッパではシノワズリー(中国趣味)としてかのマリー・アントワネットも愛好していました。 一口に中国美術とまとめても様々なものがありますので、今回はそれらの歴史や解説も交えつつ、査定のポイントなどもまとめております。 中国美術をお持ちの方は参考にされてください。

2.中国美術についての解説

中国美術とは何かと言えば、そのまま中国で生まれた美術品……と言ってしまえばかんたんではありますが、あまりにも漠然としていますね。 具体的な例を挙げるなら、彩色土器や青銅器、白磁など時代の流れとともに流行り廃りや技術革命によって生み出された、中華文化圏での美術品のことです。 おおまかには「絵画」「陶磁器」「青銅器」「漆器」「書」が主なジャンルとなります。

3.中国美術の歴史

中国は元をたどれば黄河流域で文明が興ったことから始まる、歴史ある国です。 現在の中華人民共和国がその流れを直接汲んでいるかと言われると議論の余地がありますが、その長い歴史の中で、様々な王朝が生まれ、技術が生まれ、それによってその時々の技術の粋をこらして作った美術品たちが生まれてきました。

4.中国美術の代表作

中国は古来より、様々な国と貿易をしてきた巨大国家でありましたし、その対象のうち一つには長らく日本の名がありました。そのため、日本にも様々な中国美術が輸入され、時には日本国内で再現なども試みられてきました。 以下に、日本に存在する著名な中国美術を紹介いたします。 「曜変天目茶碗 稲葉天目(ようへんてんもく いなばてんもく)南宋時代 静嘉堂文庫所蔵 「廬山観瀑図(ろざんかんばくず)」 清時代 泉屋博古館所蔵  「曜変天目茶碗(ようへんてんもく)」南宋時代 藤田美術館所蔵

5. 中国美術の買取査定ポイント

  • ・来歴がはっきりしており、折り紙などがついていること。
  • ・キズや汚れ、破損などがなく、状態がいいこと。
  • ・製造当時の外箱がそのまま残っていること。
  • ・銘が切られていたり、落款があるなどして、真作かどうかの判定が行いやすいこと。
  • ・素材そのものが黒檀や紫檀、象牙など価値の高いものであること。
  • ・精緻な加工が施され、美術的価値の高いこと
などが査定のさいに高額になりやすいポイントとなります。

6.中国美術の取引相場価格

中国美術で、日本において取引が盛んなのは、主に陶磁器になります。陶磁器は物理的な衝撃で破損しなければ絵画などに比べて経年劣化に強いですから、比較的数が出回っている事が影響しているのでしょう。 しかしその分、同じものが多く存在する場合は価格も数千円程度と安くなってしまいます。 ですが、先程「代表作」の項目で挙げた曜変天目のように、中国本土には最早完全なものが残っていないものですと、日本をはじめとして世界に数個しか現状では完品が存在せず、もし万が一新たな完全な状態の曜変天目が発見されれば、数千万円以上の価格になることも考えられます。 流石に曜変天目は極端な例ですが、一般的なものでも、上質な美術品は数万円から数十万円になりますので、確かな鑑定眼を持つ業者に査定に出すのが重要です。

7.中国美術の買取についてのまとめ

中国美術は現在、困ったことに中国本土では大量の贋作が出回っております。 ですがその分、日本に過去に持ち出された中国美術のほうが真作が多く、中国の富裕層などから注目されています。ですから、床の間に飾っていた、家族のおみやげの白磁の器が、実は北宋時代の貴重品だったなんて可能性もあるのです。ご自宅に不要な中国美術をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。