中国酒(ちゅうごくしゅ)を高価買取!中国美術の査定ポイントを徹底解説!

1.中国酒を売りたいお客様へ

年代ものや記念のお酒をコレクションされている方は多いのではないでしょうか? 「中国酒」も、国内外を問わず多くの収集家がいる貴重な酒です。その価値は「飲料」としてではなく「中国骨董品」としてのジャンルに分類され、希少価値の高い「中国酒」は積極的に買取が行われているほどです。 また、近年高まってきた中国美術品の需要に伴って、中国酒も人気を高めつつあります。このように、「中国酒」には希少酒または中国骨董品として幅広い面からの需要があるため、この機会に「中国酒」の基礎知識を押さえておきましょう。

2.中国酒についての解説

中国酒には、大きく分けて以下の6つの種類があります。
  • 白酒(穀物を原料とした蒸留酒)
  • 醸造果酒(果実を原料とした醸造酒)
  • 白蘭地(果酒の蒸留酒)
  • 強精捕酒(動物由来エキスを原料とした酒)
  • ヤオ味酒(薬味で香味付けされた酒)
  • 黄酒(紹興酒をはじめとする醸造酒)
中でも希少価値が高い「中国酒」は白酒です。白酒には「貴州茅台酒」や「五粮液」と呼ばれる銘柄があり、同じ銘柄でも多様なボトルデザイン、ラベルデザインがあります。これらの「中国酒」は中国国内でも高級酒として知られ、来賓や祝いの席で目にする機会があり、「貴州茅台酒」にいたっては国酒に認定されています。

3.中国酒の歴史

中国における酒造りの歴史は4,000年以上にも渡り、世界で最初に酒造りが行われたとも言われています。 「中国酒」のルーツを辿ると中国国内の農業事情と深い関わりがあったことが分かりますが、紀元前6千年頃には既に酒造りのための大規模農業が行われていたようです。古代中国における酒は特別な儀式や祈祷、祭りに用いられ、その後生産が容易になるにつれて王朝貴族から一般国民へと広がっていきました。 また、大まかな酒別に歴史を遡ると、最も古くから生産されたのは醸造酒であり、その後果実酒、蒸留酒へと発展を遂げていきました。 このように長い酒造りの歴史の中でも、蒸留酒である白酒(貴州茅台酒)はブランデー、ウイスキーに並ぶ三大蒸留酒として世界から認められています。

4. 中国酒の代表作や作者

  • 貴州茅台酒 (産地:貴州省北西部仁懐市茅台鎮)
  • 五粮液   (産地:四川省宜賓市)
  • 文君主   (産地:四川省邛崍市)

5. 中国酒の買取査定ポイント

中国酒では同じ銘柄でも異なるボトルやラベルが用いられます。そのため、主に生産された年代によって評価が異なっています。 また、保存状態も買取査定で重要視されるポイントです。それぞれどのような見方で評価されるのか、以下のポイントを参考にしてみましょう。
  • デザインはボトル、ラベル、箱を見る
  • 陶器製容器の中国酒は骨董品としても高評価
  • 未開封品であるか
  • 生産年代がはっきりしているか(証明書があるとなお良し)
  • 保存状態(埃やひどい汚れがないか)

6.中国酒の取引相場価格

平均取引価格は10,000円~50,000円と幅広くなっています。日本で出回る多くの「中国酒」は廉価品として大量生産された品である場合が多く、その場合は買取価格も低くなりがちです。一方、中国国内向けに生産された品は評価が高く、20,000円前後の価格がつきやすくなっています。中でも高額取引される「中国酒」の特徴としては、生産本数が少なかったボトル・ラベルデザインのものです。 貴州茅台酒で言えば、「天女ラベル」や「サンフラワーラベル」のものが該当します。これらは数十万円の価格がつくケースも多く、「中国酒」において特に希少価値が高いことで知られています。

7.中国酒の買取についてのまとめ

世界的にも長い歴史を持つ「中国酒」。日本人にとって万人受けする口当たりとは言い難いですが、コレクションとしては非常に高い人気を持ちます。 近年では中国人からの買い戻しも見られる中国骨董品なので、古い「中国酒」をお持ちの方は”代表的な査定ポイント”を参考にラベルや状態をチェックしてみましょう。 中国骨董品市場では、貴州茅台酒のほか、五粮液や文君主なども積極的に買取されています。