腕時計の高額買取のために重要な秘訣を実践して満足査定

1.腕時計を売りたいお客様へ

腕時計はビジネスにおいてもプライベートにおいても必需品であり、実用品としての意味合いの他にもコレクター向けアイテムとしての役割もあります。安いものであれば1,000円程度で購入できる腕時計ですが、機能性の高さやブランドのネームバリュー、使い勝手の良さ、見た目など、様々なファクターによって人気・不人気に分かれています。ファッションアイテムとしてだけでなく資産としてもおすすめであり、中には高い価値を誇っているものも少なくありません。ですので不要な腕時計がある際にはタイミングを見計らって専門業者に買取をしてもらうというのもおすすめです。 買取の査定の際には選ぶ業者次第で金額が大きく変わってくることもありますし、日々の扱い方やメンテナンス方法により査定額にかなり大きな差が生じることもあるでしょう。腕時計は多くの人が所有しているので売りたいと考えている人も多く、賢く査定を受けるべきです。 ムーブメントの種類やブランドの種類、その他買取における注意点をあらかじめ勉強しておけば売却時のより良い買取業者選択に役立ちます。意外と知らない注意点が多くあり、日頃から心がけられる部分もあれば査定前に注意すべきポイントもあります。

2.腕時計のムーブメント種類

腕時計のムーブメントというのは動作をする機構の部分を指し、大きくクォーツ(電池式)と機械式にあげることができます。そして機械式の中に自動巻(ゼンマイ式)と手巻(ゼンマイ式)があります。ムーブメントの違いこそが腕時計の魅力だと語る人も多くいて、特にコレクターの人たちはデザインだけでなくムーブメントの種類を重視する傾向にあります。

2-1.クォーツ(電池式)

クォーツ(電池式)は腕時計の中に小さな電池を入れて時計を動かします。巻く必要がないので利便性は高いのですが、電池交換が必要になります。それほど腕時計に詳しくない人や労力をかけたくない人が使用する傾向にあり、数ある腕時計の種類の中でも一般的です。高級腕時計ブランドの商品の中にもクォーツタイプのものはたくさん見られます。

2-2.自動巻(ゼンマイ式)

自動巻(ゼンマイ式)は名前の通り自動でゼンマイを動かし、時計を動作させます。自動で巻かれますが、あくまでも腕の動きにより巻くので使用していないと時計自体が止まってしまいます。着用していなくても巻いてくれる機械も販売されてはいますが、通常は毎日の使用によってゼンマイを巻き上げていきます。これも特にビジネスマンの男性に好まれていて一般化しています。

2-3.手巻(ゼンマイ式)

アンティーク時計などを好む人に人気のタイプが手巻(ゼンマイ式)であり、現在販売されている腕時計の中にももちろん手巻きムーブメントの腕時計はたくさんあります。ゼンマイをわざわざ巻く必要がある点はデメリットかもしれませんが、その部分こそが手巻きムーブメントの魅力だと感じている人も大勢います。

3.腕時計の種類

日常生活に必要不可欠な腕時計には種類がたくさんあり、歴史ある手巻き時計や一般的なクォーツウォッチ、さらにミリタリーウォッチやパイロットウォッチなども存在しています。女性用のレディースウォッチも近頃では一般化していて、その他にも国産時計やドイツ時計、アメリカ時計、そして世界トップクラスの品質を誇るスイス時計、などといった種類の分け方もできます。

3-1.手巻き時計

手巻き時計は機械式時計の一種で、ゼンマイを手動で巻き上げる機構を持っています。動力源に電池を使わないため、電池交換は不要です。一般的な機械式時計の多くが手巻き式であり、リューズを操作して定期的にゼンマイを巻き上げる必要があります。反対にゼンマイを自動で巻く機構の時計を自動巻き時計と呼び、手巻き時計とは区別されています。

3-2.クォーツウォッチ

クォーツウォッチは、水晶の振動を使用した時計です。クォーツ時計とも呼ばれており、現在普及している腕時計の多くが採用しています。日本では1970年頃にセイコーが開発を行い、世界の時計市場に多大な影響を及ぼしました。これはクォーツショックとも呼ばれており、それまでの機械式時計に代わって市場を席巻し、新たなスタンダートとして現在に至ります。

3-3.レディースウォッチ

レディースウォッチは、女性向けに作られた時計全般の総称です。一般的なメンズウォッチよりもムーブメントの直径がひと回り小さく、更にベルトもサイズが小さいなどの違いがあります。また、デザインにこだわったモデルが多く、ジュエリーを文字盤に配したものや、配色にローズピンクやゴールドなどを採用したものが多数を占めます。

3-4.ジュエリーウォッチ

ジュエリーウォッチは、一般的な時計に各種宝石を散りばめ、ゴージャスに仕立てられた時計のことを言います。文字盤はもちろん、ベルト・ブレスレットなどにダイヤモンドやサファイヤなどを配しており、価格も通常の時計よりも高くなっています。時計メーカーだけでなく、ハイブランドやジュエリーメーカーも参入しているのが特徴です。

3-5.シンプル三針時計

シンプル三針時計とは、長針・短針・秒針の3つの針のみを持つ非常にシンプルな時計全般を指します。時計としての必要最低限の機能のみを持っており、ストップウォッチなど余計な機能・針を全て廃しているのが特徴です。デザインはベーシックで、文字盤もミニマルにまとまっていますが、シンプルな時計を求める方に人気があります。

3-6.ミリタリーウォッチ

ミリタリーウォッチはファッション性が高く、通常の時計よりも堅牢性・耐久性に優れています。一般的には軍用に設計された時計を指しますが、現在は広く流通しており、様々なメーカーがミリタリーウォッチの製造を手がけています。洗練されたデザインも多いほか、カレンダーやバックライトなど、機能性に優れたモデルが多数を占めます。

3-7.ダイバーズモデル

ダイバーズモデルは、主にダイビング用に設計されている時計を言います。一般的な時計と比べて防水性能に優れており、マリンレジャーから本格的なダイビングまで、水中でのアクティビティに重宝します。しかし、デザイン性に富んだモデルが非常に多く、普段遣いできるのも特徴です。ダイビング向けのため、ストップウォッチを搭載したモデルもあります。

3-8.パイロットウォッチ

パイロットウォッチは、飛行機を操縦するパイロットのために開発された時計のジャンルです。パイロットの時間確認・計測をしやすくする目的で誕生しました。現在は一般に普及していますが、視認性が非常に高く、更にナビタイマーなど様々な機能が搭載されています。耐久性に優れているのも強みで、一般的な時計と比べても衝撃に強くなっています。

3-9.アンティークウォッチ

アンティークウォッチは、主に1950年~60年頃までに製造された時計を指します。一般的には100年以上昔の懐中時計や当時の手巻き時計などを指しますが、コレクターも非常に多いのが特徴です。しかし現存するものは少ないことから希少性が高く、オークションなどでも高額で売買されています。特に故障・破損がないものであれば、更に価値が高まります。

3-10.国産時計

国産時計は、日本国内で製造されている時計を言います。メーカーはセイコーやシチズン、カシオやオリエントなどが代表的で、日本のみならず海外でも人気があります。時計の種類はバリエーション豊富で、機械式時計もあればクォーツ時計も作られています。いずれも精巧に作られており、品質においては世界でもトップレベルです。

3-11.ドイツ時計

ドイツ時計は、シンプルで堅牢性に優れる特徴を持ちます。ドイツの時計産業は非常に長い歴史を持っており、16世紀頃にはニュルンベルクで製造されていたと言われています。現在は世界シェアが落ちマイナーな部類に入りますが、その堅牢性やベーシックで飽きないデザインは健在です。A.ランゲ&ゾーネなど、品質で世界的評価を受けるブランドもあります。

3-12.アメリカ時計

アメリカ時計は19世紀頃より製造が始まり、主に鉄道時計の進化と同じ歩調で独自の技術革新を続けてきました。その間に様々なメーカーが誕生しており、ハミルトンなど世界的な知名度を持つところも少なくありません。時計の精度に定評がありますが、現在は時計産業が縮小しており、昔と比べても各モデルの希少性が高まっています。

3-13.スイス時計

スイス時計は世界で最も古い歴史を持ち、評価されています。クォーツショックによって一時壊滅的な打撃を受けますが、現在は高級腕時計の一大製造地として世界的評価を受けています。古くより様々な機械式時計を手がけており、現在も多数の職人が昔ながらの手作業で時計を製造しています。特に時計の精度は最高品質のため、世界中に愛用する人がいます。

4.腕時計の代表的なブランド種類

腕時計には国内国外問わず様々なブランドがあり、ロレックスやオメガ、セイコーなど基本的に時計に特化しているところもあれば、シャネルやカルティエのように「腕時計も」作っているというところもあります。ブランドによってとデザイン性の違いは相当大きく、ターゲットとなる層が違います。ブランドによって価格差が大きい点も腕時計の特徴であり、買取の際にもブランドは最重要ポイントになり得ます。

4-1.ROLEX(ロレックス)

ロレックスは1905年にロンドンで創業された時計ブランドです。現在はスイスに本社があります。非常に有名な時計ブランドですが、全ての部品を自社で製造しており、様々な賞や認定を取得しています。販売価格も高額で、ほとんどのモデルが数十万円~数百万円で販売されています。高級時計を代表するブランドと言って良いでしょう。

4-2.CARTIER(カルティエ)

カルティエはフランス発祥の高級腕時計ブランドです。ジュエリーなど幅広い製品を手がけていますが、腕時計の知名度が非常に高くなっています。世界で始めて腕時計を生み出したブランドとも言われており、今なおオリジナリティ溢れる様々なモデルを製造しています。特にデザイン性を追求した時計が多く、他にはない独創的なモデルが多数を占めています。

4-3.TAG HEUER(タグ・ホイヤー)

タグ・ホイヤーはスイスのラ・ショー・ド・フォンで創業した老舗時計メーカーです。1860年に創業されて以来、高級腕時計を中心に製造しています。主にスポーツウォッチで有名なブランドで、現在もストップウォッチ機能を搭載したモデルなどを多数手がけています。F1との繋がりも深く、過去にはドライバーの名を冠した限定モデルも販売されています。

4-4.OMEGA(オメガ)

オメガは世界的知名度があるスイスの高級腕時計メーカーです。初めての高級時計として購入するユーザーも多いほか、世界中にコレクターがいます。中でもスピードマスターは世界的に有名なモデルで、現在も中古市場で盛んに取引されています。同モデルは数量限定生産品が豊富なことから、高価買取になる場合も多いのが特徴です。

4-5.CHANEL(シャネル)

シャネルはフランスを代表するファッションブランドの一つです。現在は衣類から宝飾品まで幅広いアイテムを展開していますが、時計でも知名度があります。シャネルの時計はデザイン性が高く、独創的で洗練されたモデルが多く製造されています。無駄を徹底的に省いたモデルや文字盤が幾何学的なモデルなど、他には無い時計デザインが特徴です。

4-6.BVLGARI(ブルガリ)

ブルガリは1884年にイタリアのローマで創業したファッションブランドです。腕時計への参入は1977年ですが、参入以降は様々なモデルを手がけています。全体的にベーシックで飽きがこないデザインに仕上げられています。服装を問わずに使える汎用性と、高級ブランドらしい洗練されたデザインを兼ね備えており、様々なユーザーから支持を集めています。

4-7.OFFICINE PANERAI(オフィチーネ パネライ)

オフィチーネ・パネライは、イタリアのフィレンツェで1860年に創業された老舗時計メーカーです。1930年代、イギリス海軍の要請によってダイバーズウォッチを開発し、それがきっかけで有名になりました。現在でもダイバーズウォッチは世界的な評価を得ており、デザイン性はもちろん、堅牢性や水中での視認性の高さから多数のファンがいます。

4-8.PATEK PHILIPPE(パテック・フィリップ)

パテック・フィリップはスイスにある時計メーカーで、世界三大高級時計メーカーの一つに数えられています。日本での知名度が非常に高いメーカーでもあり、様々な高級モデルが輸入されています。特にクンロクの相性で親しまれているRef.96は、同社のロングセラーモデルになっており、今なお後継モデルが販売されるなど、多くの人々が愛用しています。

4-9.A.LANGE & SOHNE(ランゲ&ゾーネ)

ランゲ&ゾーネはドイツを代表する高級腕時計メーカーです。当時貧しい村であったグラスヒュッテで創業されましたが、これをきっかけに同地はドイツの一大時計生産地に成長しました。ランゲ&ゾーネが生み出す時計はどれも精巧な作りで、持つこと自体が一種のステータスにもなっています。販売価格も頭一つ抜けており、数百万円のモデルが多数あります。

4-10.RICHARD MILLE(リシャール・ミル)

リシャール・ミルは、スイスのジュラで創業された時計メーカーです。他のスイス時計メーカーとは違い、2001年に誕生したばかりです。しかし、歴史は浅いものの世界中で高く評価されており、ほとんどのモデルが入手困難なことからプレミアが付いています。販売価格が1,000万円以上の製品も多く、中古モデルも非常に高額で売買されています。

4-11.FRANCK MULLER(フランクミュラー)

フランクミュラーは1991年に同名の時計技師が立ち上げたブランドで、独創的なデザインが世界的評価を得ています。同氏はブレゲの再来とも言われており、その高い技術力を持って様々な時計を製造しています。複雑な機構が多数備わったモデルも多いですが、生産数が限られるため価格も高騰しており、一部モデルはプレミアが付いています。

4-12.AUDEMARS PIGUET(オーデマ・ピゲ)

オーデマ・ピゲは、1875年にスイスのジュラ地方で誕生した時計メーカーです。トゥールビヨンなど複雑機構で有名なメーカーですが、自社製ムーブメントのクオリティの高さも知られています。ロイヤルオークを始め様々なモデルを製造していますが、過去に販売した全てのモデルの修理に対応しているなど、アフターサポートにも定評があります。

4-13.BREGUET(ブレゲ)

ブレゲは1775年に創業された老舗のスイス時計メーカーです。設立者のルイ・ブレゲは、永久カレンダーなど様々な機構を開発し、現在に至る時計業界に革新をもたらした人物です。ブランドのブレゲも同様に複雑な機構と最高品質が強みで、数多くのコレクターやファンがいます。過去にはマリー・アントワネットが時計を作らせたこともあるなど、歴史的に見ても重要なブランドです。

4-14.VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)

ヴァシュロン・コンスタンタンは、スイスのジュネーブに籍を置く時計メーカーで、世界三大高級時計メーカーのうちの一つです。構造が複雑な機械式時計が有名ですが、現在はジュエリーウォッチも手がけています。価格は非常に高いものの、宝石を豪華に散りばめたデザインが特徴的で、海外のセレブや著名人らが多数愛用しています。

4-15.F.P.JOURNE(FPジュルヌ)

FPジュルヌは高級腕時計メーカーの一つで、孤高の時計技師と呼ばれるフランソワ・ポール・ジュルヌによって設立されました。歴史はまだ浅いブランドですが、設立以後急速に知れ渡ったほどの注目のブランドです。その理由が数々の複雑機構を備えた多数のモデルで、瞬く間に人気を呼びました。現在では老舗に並ぶ新鋭ブランドとして名を馳せています。

4-16.IWC

IWCはリシュモングループに属する時計メーカーで、ドイツのシャフハウゼンに設立されました。時計の開発を始めたのは1915年からですが、各種キャリバーシリーズが大ブームとなり、一躍人気ブランドへと躍り出ました。現在はダ・ヴィンチなど複数のシリーズを手がけており、いずれも高品質の高級時計メーカーとして世界的知名度があります。

4-17.JAEGER LECOULTRE(ジャガー・ルクルト)

ジャガー・ルクルトは1833年に創業された時計メーカーです。創業以来数多くのキャリパーを開発し、数百もの特許を取得しています。スイスでは老舗メーカーの一つであり、レベルソやジオフィジックなど幾多の名モデルを生み出したことで知られています。洗練されたデザインと品質を兼ね備えており、現在でも高い人気を誇ります。

4-18.BREITLING(ブライトリング)

ブライトリングはスイスで創業した高級時計メーカーです。20世紀中に空軍・航空業界向けに様々なモデルを開発しており、現在でもパイロットウォッチの分野では定評があります。時計の造りは質実剛健で、ベーシックながらも堅牢で信頼性の高い各種モデルを製造しています。デザイン・質ともに人気が高く、中古モデルも高値で取引されています。

4-19.HUBLOT(ウブロ)

ウブロは1979年に設立されたスイスの時計メーカーで、革新的なデザインが特徴になっています。設立当時は珍しかったステンレスケースの採用モデル「クラシック」を発表し、時計業界で大きな話題を呼びました。その後紆余曲折を経て現在へと至りますが、当時からの革新性は今も変わっておらず、独創的な時計を作り続けています。

4-20.PIAGET(ピアジェ)

ピアジェは1874年に設立されスイスの高級時計メーカーです。小さな工房からスタートしましたが、その精巧な作りが話題を呼び、一大時計メーカーへと変貌を遂げました。1960年代には厚みが僅か2.3mmのムーブメントを開発するなど、技術力の高さに定評があります。現在もそれは変わっておらず、時計の品質を重視する方に人気のメーカーです。

4-21.SEIKO(セイコー)

セイコーは日本を代表する大手時計メーカーの一つです。主にクォーツ時計の開発で有名ですが、後に続くクォーツショックと呼ばれる世界的なブームも引き起こしました。現在もクォーツ時計の他に機械式時計、電波時計など様々なモデルを製造しています。価格は製品によりますが、高級なモデルも多数取り揃えているのが特徴です。

4-22.GRAHAM(グラハム)

グラハムは1995年に設立された時計メーカーです。メーカーとしての歴史は浅いですが、クロノグラフの父と呼ばれたジョージ・グラハムの名を冠しています。精巧かつ堅牢な作りが特徴ですが、アーティスティックなデザインのモデルもあります。遊び心の利いたモデルの数々は人気も根強く、時計市場では高い評価を得ています。

4-23.ZENITH(ゼニス)

ゼニスは1865年創業の老舗時計メーカーです。ムーブメントの自社開発にこだわっており、キャプテンを始めとする多数のモデルを製造しています。ゼニスの時計は質実剛健という言葉がぴったりで、ベーシックながらも洗練されたデザインと機能性を兼ね備えています。時計の精度にも定評があり、特にエル・プリメロは高く評価されています。

4-24.BAUME & MERCIER(ボーム&メルシエ)

ボーム&メルシエは1830年創業の時計メーカーで、世界で6番目に古いと言われています。現在はリシュモングループの一ブランドですが、過去には自社製クロノグラフを採用するなど、優れた技術力が評価されています。価格は10万円前後からと手頃で、クリフトンやリビエラなど、デザイン性に富んだモデルが多くなっています。

4-25.BELL & ROSS( ベル&ロス)

ベル&ロスは1992年にパリで設立された時計メーカーです。日本ではややマイナーなメーカーと言えますが、未来的デザインとレトロなテイストを上手く融合させた各種モデルを製造しています。ヨーロッパでは知名度が高く、BRシリーズは根強い人気を持ちます。機能性・堅牢性にも優れており、長く愛用できるのが魅力です。

4-26.TUDOR(チュード)

チュードは1930年に創設されたロレックスの兄弟ブランドで、立ち上げにハンス・ウイスドルフが関わっています。廉価版ロレックスとも言われますが、手頃な価格と高品質を兼ね備えており、世界的に高い評価を受けています。各モデルの文字盤にはチュードのエンブレムが刻印されていますが、1970年代よりバラから盾のデザインに変更されています。

4-27.ROGER DUBUIS(ロジェ・デュブイ)

ロジェ・デュブイは、時計技師であるロジェ・デュブイとカルロス・ディアスがスイスで創設した時計メーカーで、現在はリシュモングループの傘下です。独特のデザインが特徴的で、特にエクスカリバーやロマネスクのように、文字盤にこだわったモデルが多くなっています。価格は数百万円台と高額ですが、世界中にファンがおり、セレブや著名人が愛用しています。

4-28.BALL WATCH(ボールウォッチ)

ボールウォッチはアメリカの時計メーカーです。設立当初は鉄道向けに時計を開発・製造しており、歴史的に見ても鉄道産業と深い繋がりがあります。耐久性と信頼性が評価されており、特に耐磁性・耐衝撃性の高さは数ある時計の中でもトップレベルです。各モデルは随所に独自技術を取り入れるなど、機能へのこだわりも伺えます。

4-29.GUCCI(グッチ)

グッチはハイブランドの一つで、イタリアのフィレンツェに本部があります。服や装飾品などを手がけるラグジュアリーブランドですが、現在は時計の製造も行っています。時計はデザインのバリエーションが豊富で、服装・シーンに応じて選べる柔軟性の高さが魅力です。価格も手頃であり、手が届きやすいことも人気の理由になっています。

4-30.CASIO(カシオ)

カシオは日本のメーカーで、電卓や時計の製造を行っています。時計は様々なモデルを製造していますが、いずれも価格が手頃でコレクターもいます。中でも有名なシリーズがG-SHOCKです。耐衝撃性能に優れたモデルで、販売開始以降日本で大ブームを引き起こしました。女性用にはBaby-Gというシリーズがラインナップされています。

4-31.CITIZEN(シチズン)

シチズンは1918年より続く日本の時計メーカーです。1924年より時計の製造を行っており、現在はクォーツ・機械式時計を中心に展開しています。今までに多数のモデルを手がけていますが、ザ・シチズンなどの看板モデルも少なくありません。価格帯はシリーズにより異なりますが、高級ラインは海外でも高く評価されており、コレクションにニーズもあります。

4-32.RADO(ラドー)

ラドーは1917年創業の時計メーカーです。現在はスウォッチグループの傘下にありますが、1962年に硬質合金を用いたケースを採用した先駆者でもあります。その耐久性は世界的評価を得ており、ほとんど傷付かないのが特徴です。今なお当時のケースをそのまま使用しており、レトロでアンティーク調のデザインが多くの人を魅了しています。

4-33.HERMES(エルメス)

エルメスはラグジュアリーブランドとして世界的知名度を持ちます。主に装飾品や衣類の製造を手がけていますが、時計の製造も行っています。モデルのバリエーションは非常に豊富ですが、H型のケースを用いたHウォッチシリーズなど、デザイン性の高さが評判です。中古市場でも人気が高く、多数のモデルが高額で売買されています。

4-34.POLICE(ポリス)

ポリスはイタリアにあるハイブランドで、様々な製品を手がけています。時計も評判の高いアイテムの一つですが、特に手頃な価格が好評になっています。デザインは近未来的なモデルからクラシカルなモデルまで幅広く、ユーザーの嗜好に沿って選べるのが魅力です。オン・オフ問わずに使えることもポリスの強みと言えるでしょう。

4-35.Tiffany & Co.(ティファニー)

ティファニーはアメリカで創業した世界的知名度を持つラグジュアリーブランドです。現在はイギリスのロンドンに本社があります。1850年代より時計を作り続けている老舗であり、デザイン性と機能性の高さから根強い人気を持ちます。デザインはベーシックですが、服装やシーンを問わずに使えることから、汎用性の高いブランドとも言えます。

4-36.DIESEL(ディーゼル)

ディーゼルはイタリアのファッションブランドで、衣類から装飾品まで幅広いアイテムを手がけています。時計は主にメンズラインを展開していますが、数万円台で購入できる手軽さが魅力です。文字盤のデザイン性の高さも特筆すべきですが、バリエーションにも富んでおり、アナログな機械式時計からスマートウォッチまで、幅広いジャンルの時計をカバーしています。 4-37.EMPORIO ARMANI(エンポリオ アルマーニ) エンポリオ・アルマーニは、1971年にジョルジオ・アルマーニが設立したファッションブランドです。様々なアイテムを展開していますが、時計も手がけています。各モデルはベーシックなデザインが多いものの、ビジネスからプライベートまで幅広く利用できる汎用性が魅力です。販売価格も2万円前後からと、手軽に購入できる価格帯になっています。

4-38.ORIENT(オリエント)

オリエントは日本の時計メーカーで、2017年よりセイコーエプソンの一時計ブランドになっています。かつてはクォーツ時計も製造していましたが、古くより機械式時計に定評があり、今では自動巻き時計を中心に展開しています。特にシンプルで安価なオリエントスターシリーズや、高級ラインのロイヤルオリエントなどが有名です。

4-39.G-SHOCK(ジーショック)

ジーショックとは、カシオが製造・販売している時計ブランドの一つです。非常に高い堅牢性を誇ることから、アメリカの海軍特殊部隊など軍用にも採用されています。特に防水性能や衝撃吸収性能に優れており、更にこれらの性能を高めたモデルも製造しています。現在は複数のラインナップが展開され、一部では限定モデルも販売されています。

4-40.TISSOT(ティソ)

ティソは1853年にスイスで創業した老舗時計メーカーです。スイスを代表するメーカーの一つであり、トラディショナルなデザインが人気になっています。コストパフォーマンスにも優れており、コレクションして楽しめることも魅力です。時計自体の性能も評判が良く、耐久性・機能性・視認性全てにおけるバランスが取れています。

4-41.WALTHAM(ウォルサム)

ウォルサムは1850年に創業したアメリカで最も古い時計メーカーです。現在は日本の平和堂貿易の小会社になっています。歴史が古いため、懐中時計などのアンティークが多い一方で、様々な腕時計も手がけています。価格帯は数万円~数十万円ほどですが、特に古い時代の中古モデルのニーズが高く、中古時計市場でも高値で売買されています。

4-42.HAMILTON(ハミルトン)

ハミルトンはアメリカで創業した時計メーカーです。現在はスウォッチグループの一ブランドですが、古くからデザイン性の高い時計で知名度があり、様々なモデルを製造しています。当初は軍用時計を製造していたものの、現在はジュエリーウォッチから一般的な時計まで幅広く手がけています。特にジュエリーウォッチは根強い人気があります。

4-43.Vivienne Westwood(ヴィヴィアンウエストウッド)

ヴィヴィアンウエストウッドはイギリス発祥のファッションブランドです。ブランド名の通りヴィヴィットなテイストのアイテムが多く、時計も他とは違った独創的なモデルが大半を占めています。大胆にゴールドカラーを配したモデルや、文字盤の配置にこだわったモデルなどもあります。デザイン性は非常に高く、多くのブランドファンを魅了しています。

4-44.TENDENCE(テンデンス)

テンデンスはイタリアで創業したブランドで、2007年に立ち上げられました。イタリアのデザイン性とスイスの技術を併せ持つ新進気鋭のブランドであり、設立当初から注目を集めています。デザインと機能性のバランスが良く、1万円台から購入できる手頃な価格帯が話題になっており、日本でも徐々に知名度を上げているブランドです。

4-45.GUESS(ゲス)

ゲスは1981年にアメリカで創業したファッションブランドです。数十カ国で店舗を展開し、衣類やバッグ、時計などを製造しています。80~90’sをテーマにしており、時計のデザインもモダンで洗練されているのが特徴です。手頃な価格も好評ですが、デザインの良さが評判になっており、日本でも注目されているブランドです。

4-46.ELGIN(エルジン)

エルジンは1864年にアメリカで設立された時計メーカーです。現在は日本法人が商標を買い取って製造・販売を行っていますが、20世紀初頭にはアメリカ軍の軍用時計にも採用された実績があります。ベーシックなデザインのモデルを中心に製造していますが、機能性の高さが人気を呼んでいます。価格は手頃で、モデルによっては1万円以下で購入できます。

4-47.PaulSmith(ポールスミス)

ポールスミスはイギリスの代表的なファッションブランドです。財布などの小物で有名なブランドですが、デザイン性が高い時計も製造しています。クォーツ時計から機械式時計まで、手がける時計は幅広いですが、いずれも高クオリティと評判です。価格は数万円台からと比較的安く、気軽に購入できることも魅力のブランドとなっています。

4-48.D&G(ドルチェ&ガッバーナ)

ドルチェ&ガッバーナはイタリアにあるラグジュアリーブランドです。ドルガバの愛称で知られるほか、世界的な知名度を持ちます。展開する時計のバリエーションは豊富ですが、一般的なドルガバのイメージとは異なり、ベーシックなデザインのモデルが大半を占めます。ビジネスを始め、幅広いシーンに合わせられるのが特徴です。

4-49.SKAGEN(スカーゲン)

スカーゲンは1989年にデンマークで設立された時計ブランドです。シンプルかつミニマルなデザインのモデルを多数製造しており、余計なものをいっさい省いた作りが特徴です。1本1万円台からと手頃ですが、無駄を省いたことで価格が抑えられています。視認性や使いやすさに重点が置かれており、男女問わずに使える点が人気になっています。

4-50.シャネル(CHANEL)

シャネルは世界的知名度を持つラグジュアリーブランドです。フランスのパリに本部があり、様々なアイテムを展開しています。時計も主分野の一つですが、ラグジュアリー感溢れる独特のデザインが魅力です。文字盤はもちろん、ベゼルなどの細部にまでこだわっており、宝石を配したジュエリーウォッチのようなモデルも製造しています。

4-51.Sinn(ジン)

ジンはドイツ発祥の時計ブランドで、主にメンズウォッチを手がけています。各モデルでは様々な特殊技術を取り入れ、高い堅牢性や耐久性が実現されています。硬派な作りが人気を呼んでおり、愛用者も少なくありません。デザインはベーシックながらも耐久性などに富むため、デザインより質を求める方に人気があるブランドです。

4-52.WIRED(ワイアード)

ワイアードは、2000年にセイコーが新たに立ち上げた時計ブランドです。遊び心が利いた独特のデザインが目を引きますが、タイマーや防水性能など、機能性にこだわっている点も特徴と言えます。バリエーションも幅広く展開しており、モデルごとに特色ある作りを行っています。価格は1万円台からで、気軽に購入できるのも魅力です。

4-53.LONGINES(ロンジン)

ロンジンは1832年創業の老舗時計メーカーです。伝統的な手法により、上品でエレガンスなデザインの時計を多数製造しています。19世紀のパリ万博で賞を受賞するなどの実績も持ちますが、現在はスポーツ業界との繋がりが深くなっています。価格帯の高いブランドですが、アンティークにも注目が集まっており、希少性の高いモデルは高値で売買されています。

4-54.Bulova(ブローバ)

ブローバは1875創業の老舗時計メーカーで、現在はシチズンのブランドとして展開しています。日本ではややマイナーですが、海外では高い評価を得ています。特に音叉式のモデルのアキュトロンが非常に有名で、現在でも人気があります。2010年には、その復刻版であるカークウッド・スケルトンが発売され話題を呼びました。

4-55.PIAGET(ピアジェ)

ピアジェはスイスを代表する老舗の時計メーカーの一つです。1874年の創業より様々なモデルを製造し、時計技術の開発・革新を起こしてきました。特に世界で最も薄いムーブメントを開発したことが有名です。代表モデルは様々ありますが、中でもエンペラドールは高い評価を得ています。他にもアルティプラノなど、技術力の高さがうかがえる多数のモデルを展開しています。

4-56.VERSACE(ヴェルサーチ)

ヴェルサーチはイタリア発祥のファッションブランドで、世界的な知名度を持ちます。時計分野での知名度も高く、様々なモデルが販売されています。全体的に豪華で格式高いイメージのモデルが多く、イタリアの伝統的なデザインが採用されています。メンズ・レディース双方展開していますが、性別を問わずに使えるモデルもあります。

4-58.PANERAI(パネライ)

パネライはイタリアで創業した時計メーカーです。1860年創業と歴史は古く、アンティークモデルにも人気が集まっています。特にイタリア海軍向けに開発した時計で知名度を上げたメーカーで、現在も軍向けダイバーズウォッチは高い評価を得ています。民間部門は高級モデルが多数を占めますが、9時の位置に配されたスモールセコンドが特徴的です。

4-59.ChristianDior(クリスチャンディオール)

クリスチャンディオールはフランスで創業されたファッションブランドです。時計は1975年から製造を行っており、ラグジュアリー性の高さが特徴です。細身でエレガンスなデザインのモデルが多く、数あるレディースウォッチの中でも特に人気があります。ゴールドやシルバー、宝石などが多用されており、腕元を華やかに彩ってくれるのが魅力です。

4-60.Burberry(バーバリー)

バーバリーは世界的に有名なファッションブランドです。バーバリーチェックで知られていますが、時計は高級感溢れる作りになっています。デザインはバリエーションに富み、シンプルなモデルからヴィヴィットなモデルまで幅広く手がけています。大半のモデルにはストップウォッチ機能が備わっており、機能性へこだわりを持つのも特徴です。

4-62.LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)

ルイヴィトンは1854年にフランスで創業したラグジュアリーブランドです。時計の展開を始めたのは2002年からですが、全体的に立体感をイメージしており、それまでの時計デザインに革新を起こしました。特に初の本格モデルとなるタンブールは有名です。他にも独創的なデザインのモデルを多数手がけていますが、どれも。根強い人気があります。

4-63.EBEL(エベル)

エベルは1911年に創業したスイスの時計メーカーです。100年以上の歴史を持つ老舗で、一時はヨーロッパで絶大な支持を集めていました。その後紆余曲折あり、一時低迷していましたが、現在は再び注目されています。定番モデルの1911を始め、多数の高級ラインを展開しています。価格は数十万円台からですが、時計のクオリティへこだわる人に人気が高いブランドです。

5.腕時計を買取してもらう際の注意点

腕時計を買取してもらう際にはいくつかのポイントを知っておくと有利です。腕時計の相場は頻繁に変動し同じ腕時計であってもタイミングによって大きな差が生まれることもあります。相場を把握することが大切ですし、傷や故障がないかも確認しておきたいです。また美しい状態のまま売れば当然高い評価が期待できるので日頃からのケアだけでなく、売却前の準備も怠らないでください。

5-1.最新の価格事情を把握する

腕時計は現代社会に生きる我々にとって必需品となっているため定期的に高級時計の新商品が発売されます。最新の動向を知ることで中古市場の今後の動きを察知できますし、自分が所有している古い型番の腕時計の価格予測にもつながります。新しく販売される高級時計の価格を知ること容易であり、公式サイトなどで確認可能です。

5-2.動作確認により故障の有無は事前チェックしておく

どれだけデザインがオシャレで有名高級ブランドの腕時計であっても故障していると買取してもらえないことも多いです。もし故障している場合には事前に修理しておくというのも選択肢のひとつです。普通に使用できていても目を凝らしてチェックしてみると故障や破損が見つかるケースも少なくありません。いつもは盤面しか見ず時間確認しかしない人であっても査定前にはその他の部分もチェックしてみましょう。故障品でも買い取ってくれる業者もあるので、事前に故障がわかってさえいれば対処も可能です。手巻きできるかどうか、電池の残量があるかどうかなどの基本的な部分も確認してください。

5-3.該当腕時計の中古相場の動きを知る

新しい型番の発売やその他の理由により腕時計の価格は変動します。ファッションアイテムなどと違い腕時計の場合はブランド名と型番が分かりやすいのでインターネット検索により最新の価格把握を行いやすいです。ただ、中古業者による販売価格と買取価格には当然差異があるので注意しましょう。それさえ見抜くことができれば損をすることなくお得な査定価格が出るタイミングで売ることも夢ではありません。高級時計は業者やタイミングによって数万円から10万円以上買取価格が変わることもあるので最新価格を知ることは大切です。慣れてくると価格が下がりやすいタイミングや逆に跳ね上がるタイミングが理解できるようになると言われています。

5-4.文字盤の傷が命取りになる

使用していると文字盤に傷がついてしまうこともあります。気を遣っていてもふとした拍子にダメージが加わり細かな傷が入るものです。文字盤に傷が入るとせっかくの高級腕時計の価値が下がってしまい、着用する際にも気になってしまいます。それは売却する際も同様で、文字盤に傷が入っていると査定時の評価が下がってしまうので金額にも響きます。使用をしている際だけでなく保管方法にも注意をすることで文字盤に傷をつきにくくでき、結果として高価査定に結びつきやすくなります。また早く見つけることができれば適切な方法で修理修復することも可能ですが、逆に修理をすることで買取査定の際に悪影響となる可能性もあるので注意してください。

5-5.クリーンアップにより美しさを維持する

クリーンアップは清掃のことを意味します。腕時計は基本的には毎日使うものですし、腕に巻きつけるため知らず知らずのうちに皮脂汚れなどが付着しています。表面に見える汚れは落としやすくても、腕時計のベルト部分は少々複雑な構造をしているので適切にクリーンアップしなくてはなりません。腕時計といっても材質は様々ですし、特にベルト部分は金属製のものもあれば本革、そしてその他の材質で作られたものがあります。それぞれ専用の清掃液でクリーンアップする必要があります。綺麗にするためのクリーンアップで客に腕時計を傷付けたり変色させてしまっては意味がありません。汚れを綺麗に除去するためにも使用して良い清掃液か調べ、そして汚れを拭く際の布などにも気を配りましょう。

5-6.付属品を揃えて査定金額アップ

腕時計を購入した際には腕時計本体だけでなく、専用ボックスや取り扱い説明書、保証書、袋など様々な付属品がついています。売却する予定がなければ特に不要かもしれませんが、専門業者に買取をお願いする際には付属品が揃っていれば揃っているほど高額査定になりやすいです。特にボックスがあると査定の際に見栄えも良くなりますし、捨てずに置いておきましょう。ただ単に揃えておくだけでなく綺麗な状態を維持しておくことが重要なので、日光などによる日焼けを防ぎ、また取り扱い説明書などは折れ目などが発生しないように念入りに保管してください。それぞれのブランドによっても購入した際の付属品の内容が違う点も覚えておきたいです。

5-7.電池切れの際の対処法について

電池を使用して動かすタイプの腕時計にとって避けては通れないのが電池切れの問題です。仮に電池切れした腕時計を売却する場合、買取業者の中には買取NGを突きつけてくるところもあります。そもそも電池がなくては動作しませんので故障しているかどうかの確認が取れないので当然です。買取業者側で新しい電池を入れた上で査定金額を計算するところもあるかもしれませんが、かなり少ないといえます。では買取の前に電池交換をしておくべきかというと必ずしもそうとはいえず、電池交換でかかった費用を売却によって捻出できない可能性もあります。電池切れを起こした腕時計を買取してもらう際には「電池切れでも買取してくれるところで売却する」「電池交換をしてから売却する」に分けられますが、当然新しく電池を入れている方が業者選びの幅は広がります。ただ前記のように交換にも費用がかかるので、要注意です。

5-8.中古の腕時計にもランクはある

ブランド中古品の販売店に行くとそれぞれの商品に対してランク付けがなされています。見た目の美しさや使用の有無によってこれは変わります。使用状況や見た目に関するランク付けなので、ブランドの知名度の高さや新品購入時の値段の高さは関係ありません。 それぞれの業者によって異なりますが、一般的には「Aランク」「Bランク」「Cランク」「Dランク」に分けられます。「Aランク」は新品未使用の腕時計であり、「Bランク」は使用がされているものの美しいもの、「Cランク」は使用がなされており一般的な使用感のあるもの、そして「Dランク」はかなり使用感のあるものとなります。「Sランク」や「Dランク」が用意されている業者もあります。

6.腕時計の保管方法

腕時計は必要な時に着用してそれが終われば放置しておけば良いものではなく、品質や機能性を維持するためには日頃のケアやメンテナンスが不可欠です。汚れなどを拭き落とす方法や適切な保管方法を知っておけば、それほど劣化することなく美しいまま使い続けられるでしょう。少し工夫をするだけで長期間にわたりクオリティを維持でき、買取価格にも影響を与えます。

6-1.使用後にはセーム革を使用して汚れを拭き取る

セーム革というのは一般的にはカモシカの革をなめしたものであり、腕時計のケアのために用いられることが多いです。数百円で購入できるので日頃のメンテナンスのために所持しておくべきでしょう。繊維が細かい布で手入れをするというのが常識であり、傷を付けないための基本です。そのためにはセーム革が最適で、文字盤やその他の部分の汚れも綺麗に落とすことができます。目に見えないような汚れであっても蓄積すれば故障の原因になりますし見た目を徐々に悪くしてしまいます。自己流のケアでは傷をつける原因になりかねませんので、特に腕時計を使用した後にはセーム革を使って時計を拭くようにしてください。着用したらきちんと拭くというクセづけをしていれば、売却することになっても安心です。

6-2.専用の保管ケースを活用

日常的に腕時計を保管する際に引き出しの中や机の上などに保管するケースも多くみられます。本人にとっては着用しやすくて良いかもしれませんが、腕時計を綺麗な状態のまま保つという目的は果たせません。ホコリが腕時計にかぶさることになりますし、盤面に傷が付きやすくなります。またベルト部分や画面の裏側が様々な部分に擦れてしまい細かな傷が生まれます。それを防ぐためには腕時計専用のケースを用意して着用しない際には常にそこに入れておくようにしてください。ホコリ対策も完璧ですし、盤面やベルト部分にもやさしい構造や素材が使用されています。専用ケースで保管されていた時計とそうでない時計を比較した場合に、数年から十数年後には痛みに大きな差が現れます。ですので当然買取査定金額にも差が生じます。

6-3.暗所での保管を徹底する

文明の利器のような繊細な機器でもある腕時計ですが、非常にデリケートです。特にベルト部分に革が使用されているものは光の加減で徐々に変色してしまうでしょう。腕時計は何年も何十年も使用し続けるものなので、毎日の積み重ねが美しさを左右します。暗所で保管しておくことにより光によるベルト部分の変色を可能な限り予防でき、またその他の部分の変色予防にもなります。常に明るい場所と暗所では腕時計製造の際に使用される素材に与える影響がかなり異なるので、専用ケースに入れてそれを暗所に置くようにしてください。光というのは何年も浴び続けると徐々に腕時計そのものを悪い方向に変化させる存在なのです。

7.腕時計の希少価値

腕時計の希少価値はブランドや生産本数など、様々な要因によって変わります。もし保有するのであれば、資産価値が高い時計や価値が変動しない時計が望ましいでしょう。特に買取を前提にした場合、価値が変動しやすい時計は買取価格に大きな影響を及ぼします。 一般に希少価値が高いと言われる時計は、世界的な知名度を持つブランドで、かつ完成度の高いモデルです。ブランドのネームバリューの重要性は高く、時計の買取相場を左右します。ブランドの時計は中古市場でも値崩れしづらく、常に一定のニーズがあるためです。 また、完成度の高さも価値に影響します。防水性や堅牢性に優れたモデルは長く使えるため、価値がほとんど下がらずに済むのです。こうしたモデルはコレクターも多いため、コレクション価値が高いのも魅力です。コレクション性があると判断された場合、業者の買取でも高値が期待できます。 時計の希少性も価値に影響を与えます。有名ブランドの時計でも、大量に流通しているモデルは価値がありません。逆に現存数が少ないアンティークや、本数限定生産のモデルは希少性があり、価値も高くなります。これらの限定品は、年月が経つほど希少価値が上がる特徴も備えています。

8.腕時計の買取査定ポイント

腕時計を買取業者に査定に出すといろいろなポイントを考慮した上で金額が算出されます。まずはブランド名とシリーズ名、型番であり、これらが大まかな基礎金額を決めます。ただ業者は買取をして再販することになるので美しさやきちんと動作するかどうかなども検討対象になります。皮脂汚れやほこりなどのすぐに落とせる汚れであればそれほど問題はないものの、傷や日焼けなどがあると査定額に影響を与えるでしょう。商品によってはベルトの消耗度やオーバーホールの有無、ボタンなどの機能性が維持されているかどうかも重視されます。購入時につけられる保証書が残っているかどうか、箱の有無も買取査定における大きなポイントになるでしょう。
  • 購入時の箱の有無が重要で、なければ減額対象になる
  • 保証書の有無により査定金額が大きく変わる
  • 付属品があると高額買取されやすいため、どんな些細なものであっても捨てずに残しておく
  • あらかじめ売却したい腕時計のブランド名や型番を調べておき、買取相場を把握する
  • 盤面の裏側やベルト部分などに刻印が施されていると大幅減額や買取不可となる
  • 自分で簡単にできるクリーンアップをするだけでも買取金額のアップが望める
  • 傷がつくリスクやホコリがつくリスクをできるだけ避けられるところで保管し、専用の保管ボックスも活用したい
  • オーバーホールされているかどうかも大切なポイントになるため、できれば3年に1度はオーバーホールを行う
  • 電池切れの際には買取不可となる業者もあるが、必ずしも電池交換をしてから売却するのが良いわけではない
  • ボタンによる動作などが正常に行えるかもチェックポイントとなる
  • 業者選択が鍵を握るため実績や評判を考慮し、複数業者から査定を取ることが重要
  • 各店舗の在庫状況によっても査定金額が変わる可能性がある
  • 査定を受ける際には身分を証明する書類が必要

9.腕時計の取引相場価格

腕時計の取引相場を見てみると、安いもので数千円、高くて数千万円で取引されているものがあります。ヤフオクの腕時計一覧を見てみるとブレゲやハリーウィンストン、パテックフィリップのような超高級ブランド、なおかつもともとの販売価格が高い型番に関しては1,000万円を超える価格で業者が買い取ることやヤフオクでやりとりされることもあります。ただ1,000万円を超える取引は頻繁とは言えず、たいては数十万や100万円台、200万円台ほどです。例えばパテックフィリップの腕時計であっても中古販売価格が60万円台(買取の場合はもう少し下がる)というものもあり千差万別です。トップクラスの知名度を誇るロレックスも同様であり、非常に状態が良いにもかかわらず10万円程度で買い取られるものもありますし、逆に状態レベルは落ちるものの買取価格が100万円ほどになるシリーズもあります。世界限定5,441本の希少価値のあるオメガの腕時計は、スヌーピーとコラボレートしていて限定品ということもあるので100万円を超える取引額になるケースもあります。結局のところある程度取引相場価格を自分で把握していないと、査定金額を通知されても相場に対して適当なのか不適当なのか分かりません。

10.腕時計の買取についてのまとめ

腕時計を買取してもらう際に実店舗ではなくネット上で完結させられる時代がやってきました。面倒な思いをすることなくラインなどを使い複数の業者の査定金額を知ることが可能です。比較した上でどこの業者を使って売却するか決められるのは大きなメリットでしょう。 腕時計は様々な種類やブランドがあるので価値は一概に言えませんが、着用する時に傷などがつかないように気を付け、保管の際にも専用ボックスの利用や暗所での保管などに気を付けていると劣化を予防しやすくなります。劣化の予防により査定の際に高い評価がなされやすくなり、Aランクなどの高い中古ランクを得やすくなります。 腕時計は資産的な価値も有しているので少しの評価の違いだけで、数十万円や場合によっては100万円以上の差が生まれます。また保証書や購入時の付属品をきちんと揃えておけば、それだけで高額買取に近づけます。買取業者の在庫状況やその他のタイミングにより価格は上下します。事前に様々知識を得ておくことをおすすめします。腕時計はヤフオクでも取引されていますが、売却の際の安心感はやはり専門の買取業者に軍配が上がります。ネットで気軽にラインなどで査定をしてもらえるため、使用する予定のない腕時計がある場合には査定をしてみましょう。