中国古銭(ちゅうごくこせん)を高価買取!中国美術の査定ポイントを徹底解説!

1.中国古銭を売りたいお客様へ

かつて貝や青銅を加工して作られてきた「中国古銭」。現代の貨幣とは異なる形状で、骨董としての価値が高いことで知られています。時代の変化とともに「中国古銭」に用いられる原材料にも変化が見られますが、その歴史は非常に長く、現在では世界中のコレクターを魅了してやみません。

2.中国古銭についての解説

「中国古銭」には時代の変化に伴い様々な種類、形状があります。中でも有名なものとしては、「刀幣」「五銖銭」「開元通宝」「宋銭、明銭」「清朝時代銀貨」「パンダ金貨」などがあります。これらの「中国古銭」は人気の高さから偽物やレプリカが出回ることも多く、購入時は本物と判断できる証明書を付属してもらうのが通例です。古銭は歴史との結びつきが強いいため、歴史好きや研究家などからも需要があります。

3.中国古銭の歴史

「中国古銭」の歴史は古く、そのルーツは中国殷時代へと遡ります。初めて通貨の概念が生み出されたのがこの頃で、当時は貝を原材料にした通貨が作られました。春秋戦国時代には青銅から作られる銅を原材料として硬貨が作られはじめ、秦時代には「半両」などの銀貨、漢時代には「五銖銭」などが多く流通しました。「中国古銭」の長い歴史の中でも、特に日本へ影響を与えたのが「開元通宝」で、宋・明時代には「中国古銭」が日本に輸入されたこと言われています。2017年の現在では、1982年から発行された「パンダ金貨」に高い人気があります。

4.中国古銭の代表作や作者

  • 青銅貨幣(春秋戦国時代)
  • 五銖銭(後漢~唐)
  • 開元通宝(唐)
  • 宋銭、明銭(北宋~明)
  • 銀貨(清)
  • パンダ金貨(1982年~)
  • 5.中国古銭の買取査定ポイント

    「中国古銭」の評価は、古銭の種類や製造された年代によって異なります。基本的な査定基準は「種類」が重要ですが、2017年の現在は、金の地金価値も加味して「パンダ金貨」に人気が高まっています。また、同じ種類の「中国古銭」でも製造年によって価値が分かれるものもあります。そのほか、付属品の有無など、いくつかの査定ポイントがあります。
    • 現存数が少ない種類(刀銭なら三字刀、六字刀など)
    • 特定の年に製造されたもの(パンダ通貨は1982年~1990年発行が人気)
    • 制作された時代、年代が古銭から読み取れる
    • 保存状態が良い(破損や変色が少ないもの)
    • 本物と分かる鑑定書がある

    6.中国古銭の取引相場価格

    平均取引価格は、1万円前後です。中でも発行数が多く、現在でも流通数が多いもの(開元通宝や宋銭、明銭)は希少価値が低く、数百円~1,000円程の価格がついてしまう場合があります。反対に、発行数が少なかった「中国古銭」や特定の年のものは取引価格が上がり、高いもので2万円前後、非常に珍しい古銭なら数十万円という価格がつく場合もあります。 中でも高く評価されやすい「中国古銭」には、中国の開国記念幣(取引価格50万円以上)や、保存状態が良く点数が揃った三字刀(取引価格130万円以上)などがあります。

    7.中国古銭の買取についてのまとめ

    「中国古銭」には数え切れないほどの種類、それに伴う査定基準があります。多くの骨董品は状態によって査定額が左右されますが、「中国古銭」においては古いものほど状態が脆くなっているので取扱いには注意してください。特に、過度な手入れは破損や変色を起こす原因となるので、取扱いに不安がある場合は専門家に尋ねてみるのも良いでしょう。