竹根(たけね)を高価買取!中国美術の査定ポイントを徹底解説!

1.竹根を売りたいお客様へ

竹根とは、竹細工の一種です。竹の根の部分を食器や、日用品などに加工します。竹は強度が高く、しなやかで軽いため竹根工芸品は以前から重宝されてきました。 身近なところでは、傘やステッキの持ち手も、ある意味で竹根工芸品の一部と言えます。中国美術の竹根工芸品は流通量そのものが少ないため貴重品で、高価です。

2.竹根についての解説

竹根は、竹の根の部分をいい、竹根を使った工芸品は完成までにかなりの時間を要します。竹の根の部分は細い根が多数出ており、竹の形の面白さや個性を生かした作品が多いです。根のゴツゴツした凹凸や、ひげのような根をわざと残したりなど、作風は実に自由であることも特徴のひとつです。 竹根工芸品は、今でも作られているのですが、作るのに手間がかかる上に技術を持った人材がどんどん減っているので、流通量が少なく入手が困難です。竹根工芸品であれば、どのような状態でも取り扱うという業者もあります。

3.竹根の歴史

竹根細工は中国の六朝時代に始まり、日本には平安時代に入ってきました竹根を使った急須、コップ、竹根を二つに割った硯、仮面などが残っています。 中国の竹根細工の特徴は、単に竹を切ってコップなどにしたというだけではなく、彫刻がしてあることです。封氏一門の作品は、特に精密な彫刻で知られています。人物であったり虎などの動物であったりなどいろいろです。明〜清時代にかけて最盛期を迎えました。 日本では、竹根鞭細工が特に独自に発展し、乗馬鞭やステッキとして加工していました。一時期は海外へ輸出するほどの需要があったようです。日本の竹根鞭細工は中国のものとは違って彫刻はあまりしません。

4.竹根の代表作や作者

封氏一門 彫黄楊木西園雅集筆筒

5.竹根の買取査定ポイント

流通量が少ないので、どんな状態の品であっても買い取るという店もあるようです。とはいえ、買取金額アップのためにも、割れや欠けがないということは重要なポイントですので、大切に取り扱ってくださいね。とくに彫刻の部分は注意して、壊さないようにしてください。 外箱など、どこで入手したのかわがわかるものがあれば、きちんと保存しておきましょう。
  • 割れや欠けがないこと(彫刻部分に注意)
  • 外箱など製造年代がわかるものがついていること

6.竹根の取引相場価格

竹根の取引価格は、彫刻が細かいも筆立で30万円程度、急須の場合は約5万円程度で取引されています。彫刻が細ければ細かいほど、価格が上がる傾向にあります。ステッキで2万円程度です。竹根そのものは現在でも簡単なデザインのものが生産されていますので、骨董品としての価値を考えるならば、本当に昔に生産されたものなのか見極めることが重要です。

7.竹根の買取についてのまとめ

竹根は、竹の根を使った工芸品です。精密な彫刻が特徴で、現在ではあまり流通していません。竹根は流通量が少ないので高価であり、割れや欠けがない品はさらに高評価を期待できるといえます。筆立は30万円程度、急須は5万円程度で取引されています。