玉(ぎょく)を高価買取!中国美術の査定ポイントを徹底解説!

玉を売りたいお客様へ

中国では、「玉」は古来からダイヤモンドのように価値があるとされ、取引されてきました。様々な彫り物や加工がなされた玉は、現代でも製作販売されています。玉は今も昔も愛され、4万円〜数十万円程度の価格で取引されています。

玉についての解説

玉と呼ばれる石の正体は、翡翠(ひすい)やトルコ石などの不透明な宝石です。もともと、美しい石全般が玉と呼ばれていました。翡翠やトルコ石そのもののほか、加工品などのバリエーションがあります。 玉は特定の石と指しているのではありません。美しく、不透明、なおかつガラスのようなツヤがある石は玉と呼ばれ、珍重されました。 大きく分けて、白玉と翡翠があり、硬度では硬玉と軟玉に分かれます。産地は新疆(しんきょう)ウイグル自治区や、湖北省(こほくしょう)などがあります。最近では、東南アジア産出の翡翠なども出回っているようです。

玉の歴史

玉が装飾品として使われだしたのは、石器時代であり当時のものが出土しています。約8000年も前から、玉は単なる石ではなく特別な石として加工され、使われてきたことがわかります。 西周時代に入ってから、玉の素材が増えて色のバリエーションが幅広くなりました。現存する作品を見ると、西周時代を境目に線状に彫った模様から、立体彫刻へと技術も進歩し、明時代に装飾がかなり細くなり精密化したことが伺えます。 そして工芸品としての玉の歴史が始まります。皇帝が玉専門の加工場を作るなど、かなり力を入れて生産加工をしていました。 産業としての玉の生産が始まったのは清時代で、現代に継承されています。

玉の代表作や作者

「翠玉白菜」(国立故宮博物院) 「肉形石」(国立故宮博物院) 「玉器・蟠龍環」(上海博物館)

玉の買取査定ポイント

玉の中で、特に翡翠は偽物が多数流通しているので注意してください。玉の買取査定ポイントは、本物の翡翠であることです。 本物の翡翠であることを示す証明書や、鑑定書などがあると高評価につながります。 また、彫刻は大変繊細にできているので、割れたり欠けたりしていないことが重要です。また、軟玉よりも硬玉のほうが価値は高いとされています。中国で宝石とされているのは、硬玉のみです。
  • 証明書や、鑑定書があること
  • 割れたり、欠けたりしていないこと
  • 硬玉であること

玉の取引相場価格

玉は、本体の大きさ、彫刻部分の細密さ度合いによっても値段が変わりますが、大体の価格としては4~5万円程度で取引されています。高価なものは20万円を超えます。 また、同じ玉であっても軟玉の場合は価格が低くなります。

玉の買取についてのまとめ

玉は、中国を始めとするアジア圏で古代から珍重されてきた宝石です。 材質は翡翠やトルコ石など数種類の石で、ガラスのようなツヤがあることが特長です。特に硬玉は宝石として扱われ、4~5万円程度、物によっては20万円以上で取引されています。骨董品ブームの影響で、数十年前に買った玉が、当時よりはるかに高い価値を持つこともあります。ぜひ一度査定に出してみてください。