如意(にょい)を高価買取!中国美術の査定ポイントを徹底解説!

1.如意を売りたいお客様へ

如意とは、導師(僧侶)が権威を示すために持っていた杖のようなもので、仏具の一種です。現代でいう、「孫の手」が元になっているという説があります。 如意は様々な材質を組み合わせて作られており、中国美術の骨董品としての価値も高い品があります。木彫に彫刻した石を組み合わせるなど、大変高い技術レベルが伺えます。

2.如意についての解説

「孫の手」が元になっていると言われるように、元は手が届かない背中などをかくための道具だったようです。その後、法師が手に持つ尺のような役割に変わり、さらに黄泉の国をイメージさせる蓮をあしらうなど、デザインにも幅が出てきました。 実際に僧侶が読経をするときに手に持つこともあるのですが、骨董品として飾られるときの如意は、主に吉兆の印という意味があります。

3.如意の歴史

如意がいつから使われだしたのか定かではありません。しかし、宗教の発展とともにあったことは事実のようで、今でも使われています。 如意のバリエーションとしては、木製のシンプルな形で、横から見たときは「わらび」のような形をしているもの、蓮の花をイメージし、蓮の花の中心部分が上、茎の部分が持ち手になっているものなどがあります。 蓮の花の部分が透かし彫りをした石が取り付けられている作品、全部が白玉でできているなど、デザインは様々です。

4.如意の代表作や作者

銅製鍍金木柄(法隆寺宝物殿) 清乾隆「乾隆御玩」白玉 如意 (国立故宮博物院)

5.如意の買取査定ポイント

如意は様々な材質で作られるため、材質によっても値段が変わってきます。取引価格が高めになるのは、古い鉄でできている如意や、象牙が入っているものなどそもそもの材料が高価なものです。 如意は現在でもお土産品として売られていることがあるので、偽物には気をつけて下さい。 如意を置く台や、外箱などがあればあわせて査定を受けられてはいかがでしょうか。
  • 古い鉄の如意が高く評価される傾向にある
  • 如意を置くための箱や台があれば用意する

6.如意の取引相場価格

如意は、10万円以上の値段で安定して取引されています。一例として、大体の大きさは30cm程度、材質が唐木などの古木の品が10万円程度の値段がついています。いつに作られたのかわからない品であったとしても、彫刻の部分が精密だったり、象牙などの貴重な材料を使っている場合は、8〜10万円を超えることがあります。

7.如意の買取についてのまとめ

如意は、仏具の一種であり導師が権威を示すために持っていたものです。材質は多種多様であり、取引価格も素材や大きさにかなりばらつきが出てきます。 古鉄の如意は人気があり、10万円以上の値段が付くこともしばしばです。彫り物が多いなど、芸術性の高い如意は、買取価格もアップすると考えられます。