笙(しょう)を高価買取!楽器の査定ポイントを徹底解説!

1. 笙(しょう)を売りたいお客様へ

皆様は雅楽をお聞きになったことがあるでしょうか? かつて大陸から伝わり、そして日本の文化に合わせて変化し、日本の古典音楽となった雅楽は、その名の通りに雅な音が特徴です。 そんな雅楽の中でも、「この音があれば雅楽」といえるのは、やはり笙(しょう)の音でしょう。 今回は、そんな笙について、歴史や解説を交えながら査定のポイントをまとめましたので、ご自宅に笙をお持ちの方はぜひご参考にされてください。

2. 笙(しょう)についての解説

笙は、主に雅楽で使用される管楽器です。 その独特な形状は「翼を畳んだ鳳凰」にも喩えられ、「鳳笙」と呼ばれることもあります。 音の出る仕組みはパイプオルガンと同じで、筒の中にある薄い金属のリードを呼気で振動させ、それを筒の中で共鳴させることで音を出しています。

3. 笙(しょう)の歴史

笙は奈良時代ごろに大陸から雅楽とともに伝来し、そのまま日本の貴族社会の中で定着しました。 かの源氏物語や枕草子でも演奏するさまが描写されており、貴族たちの日常に溶け込んだ存在だったことが伺えます。 現在は神社での演奏などで聴くことが主でしょうが、そのまろやかな音色から、オーケストラに編入される事なども最近ではあるようです。

4. 笙(しょう)の代表作

号を付けられるような名器は、主に皇室や貴族からの寄付が多い東京国立博物館や、歴史の古い神社があるところに多いようです。以下に例を挙げます。 「迦陵頻(かりょうびん)」 東京国立博物館所蔵 「早鹿(はやじか)」 彦根井伊美術館所蔵 「山端(やまばた)」 島根県立博物館所蔵

5. 笙(しょう)の買取査定ポイント

  • 外箱などが制作当時のままのほうが価値が高くなります。
  • 呼気を吹き込む関係でカビなどが発生しやすいので、実用に供されたものはカビの有無が手入れがされているかの目安になります。
  • 蒔絵などが施されたものは、美術的価値が高くなり、査定額もアップします。
  • 破損や汚れがなく、状態がいいほど高額になります。

6. 笙(しょう)の取引相場価格

笙は現代の実用品でも数万円を超えるような高級楽器です。 また、漆絵などが施された、飾っているだけでも映えるようなものは、より高い価値がつき、数十万円にもなる価格で取引されることも珍しくありません。 もとの価値が高いぶん、損をしないためにも、信用のある業者に査定をしてもらうのが重要です。

7. 笙(しょう)の買取についてのまとめ

笙は、演奏を行わない方にも、その美しい佇まいから、床の間などに飾るインテリアとしても人気があります。 自分が演奏しないから、置く場所がないから、などといって捨ててしまわず、自宅に笙をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。