聖観音菩薩（しょうかんのんぼさつ）を高価買取！仏像の査定ポイントを徹底解説！

1.聖観音菩薩を売りたいお客様へ

観音菩薩は手が千本ある千手観音や、顔が11面ある十一面観音など、超人的な姿で表されることが多い仏様ですが、そういった変化をしていない、人間と同じ姿の観音さまが聖観音菩薩です。他の観音さまのように派手さはないものの、素朴で優美な姿が魅力的な観音菩薩です。

2.聖観音菩薩についての解説

聖観音菩薩像は立像で表されていることが多く、座っている坐像はそんなに多くありません。修行中の釈迦族の王子を象っているため、優美な姿で表現されているのも特徴です。蓮華座の上に裸足で立ち、天衣を優雅に肩にかけ、結い上げた髪の上には宝冠を載せています。この宝冠には小さな阿弥陀如来がついています。主に宝珠や水瓶、蓮華を持った姿で表現されます。 菩薩とは「悟りを求める者」という意味のサンスクリット語「ボーディ・サットバ」の略称です。自らの悟りを開くための修行の過程で多くの人々を救っており、将来如来になることが約束された者が観音菩薩なのです。

3.聖観音菩薩の歴史

日本では7世紀頃から、観音菩薩が作られるようになり、国家の安寧や、民衆の現世での幸せ、さらには浄土信仰など、様々な幅広い願いを受け入れるため、その観音が超人的に進化をして変化観音が作られました。つまり聖観音菩薩は数ある変化観音の元祖であり、基本形で最も古い形だと言えます。

4.聖観音菩薩の代表作や作者

「聖観音立像」滋賀　妙音寺　平安時代 「聖観音立像」滋賀　比叡山延暦寺　平安時代

5.聖観音菩薩の買取査定ポイント

聖観音菩薩の査定ポイントをまとめます。

• 素材が金や翡翠、象牙などで作られていると高額査定の可能性あり
• 素材が高価なものでなくても、珍しいものには高値がつくことも
• 銅で作られたものは、ずっしりとして密度が高いことがポイント
• 箱が残っており、時代や作者が分かると高額査定
• 保存状態が良いかどうかも大切
• 平安時代など時代の古いものは高額査定の可能性あり

6.聖観音菩薩の取引相場価格

聖観音菩薩の取引相場価格は、数万円から数十万円です。しかし、珍しいものや、時代が古いものだと、数百万の値段がつくこともあります。現代で大量生産によって作られたものなどは1万円以下の査定になることもあります。

7.聖観音菩薩の買取についてのまとめ

聖観音菩薩の買取についてまとめました。買取価格の幅がある仏像の査定は専門知識がプロに依頼することをお勧めします。修行中の王子の姿を表現した聖観音菩薩は、素朴でありながらも慈愛に満ちて、優美な装飾が魅力的です。ぜひ一度ご自宅の聖観音菩薩の査定をされてみてはいかがでしょうか。