千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)を高価買取!仏像の査定ポイントを徹底解説!

1.千手観音菩薩を売りたいお客様へ

千手観音は仏像の中でも飛び抜けて人気が高く、繊細な細工と技巧の高さから高額な査定がつくことが多い仏像です。ご自宅に眠っている千手観音菩薩がありましたら、ぜひ一度査定をされてみることをお勧めします。

2.千手観音菩薩についての解説

千手観音の正式名称は「千手千眼観自在菩薩」(せんじゅせんげんかんじざいぼさつ)です。その名の通り、千本の手とその手にそれぞれ書かれた千個の眼で世界中をくまなく見つめ人々を救うため手を差し伸べている様子が表されています。千手観音とは言っても千本の手を持つ像は稀で、一本の手で二十五の世界を救うとされ、四十二本の手で表現されます。それぞれの手には人々を救うための道具を持っており、代表的なものとしては、「宝珠」、人々を守るための「斧」、眼の病気を取り除くための「日輪」などです。 ほとんどの千手観音が頭部も十一面で表現されています。

3.千手観音菩薩の歴史

日本では6世紀頃から、観音菩薩が作られるようになり、国家の安泰から民衆個人の幸せなど、様々な幅広い願いを受け入れるため、その観音が超人的に進化をして変化観音が作られました。中でも千手観音はその無限の救済力で圧倒的な支持を受け、平安時代頃より多数の像が作られるようになりました。平安時代以前のものでは稀に実際に千本の手を持つ像が存在します。

4.千手観音菩薩の代表作や作者

国宝「千手観音立像」和歌山 道成寺 平安時代 国宝「千手観音座像」京都 三十三間堂 鎌倉時代 仏像作りの名手、運慶の長男、湛慶が制作しました。

5.千手観音菩薩の買取査定ポイント

千手観音菩薩の査定ポイントをまとめます。
  • 素材が金や翡翠、象牙などで作られていると高額査定の可能性あり
  • 素材が高価なものでなくても、珍しいものには高値がつくことも
  • 銅で作られたものは、ずっしりとして密度が高いことがポイント
  • 箱が残っており、時代や作者が分かると高額査定
  • 手や持ち物の破損・紛失がないこと
  • 保存状態が良いかどうかも大切
  • 平安・鎌倉時代など時代の古いものは高額査定の可能性あり

6.千手観音菩薩の取引相場価格

千手観音菩薩の取引相場価格は、3万円前後です。しかし、珍しいものや、時代が古いものだと、数百万の値段がつくこともあります。実際平安時代や鎌倉時代に制作されたものは国宝になっているものも多くあります。現代で大量生産によって作られたものなどは1万円以下の査定になることもあります。

7.千手観音菩薩の買取についてのまとめ

千手観音菩薩の買取についてまとめました。千手観音は買取相場にかなりの幅があります。そのため千手観音菩薩の査定は専門知識があるプロに依頼することをお勧めします。千本の手で俗世の悩みを全て解決に導いてくれる仏像界のスーパースター千手観音菩薩。ぜひ一度ご自宅の千手観音菩薩の査定をされてみてはいかがでしょうか。