香炉(こうろ)を高価買取!中国美術の査定ポイントを徹底解説!

香炉を売りたいお客様へ

中国美術の香炉は、お香を焚いて拡散させるための道具です。仏教行事や、茶道などで馴染みがあるかもしれません。中国骨董の香炉は、特に翡翠でできたものは10万円を超える値段で取引されることもあり、貴重な品です。

香炉についての解説

お香を焚くという習慣が生まれたと同時に、香を拡散させるための香炉はデザインが美しいものへと進化していきました。 香炉は陶磁器、古銅器、象牙や玉を加工したものなどが残っています。お香を焚くという機能面以外にも、香炉そのものに観賞価値があります。 香炉の種類は、仏教行事に使われる仏事香炉のほか、使い方によって吊香炉、柄香炉、据香炉、伏香炉などがあります。一般的な骨董品としてよく目にするのは、据香炉です。

香炉の歴史

古代中国の仏教では、お香を焚いて清めるという風習がありました。お香は、仏教とともに伝来し、香炉もともにやってきたと考えられています。 生活用具として、香炉が使われだしたのは諸説ありますが、中国の戦国時代にはすでに使われていたのではないかと言われています。

香炉の代表作や作者

鵲尾形柄香炉 (東京国立博物館蔵) 香炉(長崎県鉢形嶺経塚出土) 高麗青磁 彫刻鴛鴦蓋香炉(国立故宮博物院蔵) 清涼寺窯 北宋 汝窯香炉(国立故宮博物院蔵)

香炉の買取査定ポイント

中国美術の香炉の買取査定ポイントは、いつどこで作られたのか信ぴょう性の高いものであることです。例えば、「宣徳年製」の銘が入っていたとしても、実際には別の年代に作られていることがあります。銘が入っていることはもちろん作られた年代の推定材料になり得ますが、実際の香炉がいつ作られたのかは外観や意匠などトータルに見なければわかりません。また、花台がセットになっているときは、花台の作りが良いことが重要です。割れや欠けがないなど、通常の骨董品や美術品としての査定ポイントにも注意しましょう。
  • 銘が入っていること
  • 割れや欠けがないこと
  • セットの花台も査定してもらう

香炉の取引相場価格

中国美術の香炉の取引価格は、唐時代に作られた銅製のもので2〜3万円程度、翡翠(ひすい)でできたものは4〜10万円程度、陶磁器製は1〜2万円程度で取引されています。 また、2017年の5月にはインターネットオークションで中国美術の香炉が300万で落札されて話題にもなったことがあります。 このように、高いものだと数百万円になることもあります。 翡翠は、玉とも呼ばれそのものに宝石のような価値があるため、翡翠の香炉は高値で取引されている傾向にあります。象牙製の香炉は、出回っている数が少なく値段がわかりづらい状況です。

香炉の買取についてのまとめ

中国美術の香炉は、銅製、翡翠製、陶磁器、象牙など様々な材料で作られています。翡翠製は、10万円を超える値段で取引されることもあります。全体的に、数万円程度で取引が行われています。香炉は銘が入っていたとしても必ずしも記載された年に作られているとは限らないので、専門の知識を持った人にみてもらうことが重要です。