大樋長左衛門を高価買取!陶芸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.大樋長左衛門を売りたいお客様へ

大樋長左衛門とは、江戸時代に加賀藩の焼物御用を務めた陶芸家です。加賀藩の手厚い保護を受けて発展し、代表的な楽焼である大樋焼を作りました。千利休の嗜好を反映した大樋焼は、轆轤を使わずに手づくりで作陶されます。軟質陶器である大樋焼は、味わい深い造形と飴色釉が特徴的な磁器となっています。現在では十代・大樋長左衛門の長男が2016年に十一代目・大樋長左衛門を襲名しており、350年以上も続く歴史と伝統をいまに受け継いでいます。

2.大樋長左衛門についての解説

手とヘラによって形作られる大樋長左衛門の作品は、シンプルなデザインとシンプルな色使いのものが多く、使い込むほどに味の出るものです。大樋焼は柔らかな感触を手で味わうことができ、土の素朴さを感じられる温かみのある質感が魅力的だといえます。しかしながら、大樋焼は内側から光り輝くような艶と光沢を発しており、一見素朴に見えて実は非常に洗練された作品が多いのが特徴となっています。

3.大樋長左衛門の歴史

江戸時代初期、加賀藩五代藩主であった前田綱紀が、京都から裏千家四代千宗室を招いた際に、楽家に学んだ初代・長左衛門も加賀藩のもとを訪れます。そのまま加賀にとどまり作陶を続けた長左衛門は、土地の名に基づいて大樋姓を名乗ることを許され、大樋長左衛門として加賀藩の保護のもと大樋焼を世に送り出しました。明治時代、廃藩置県により加賀藩の焼物御用を務めることもなくなった大樋長左衛門は民間の窯元となりますが、後継の門人たちのたゆまぬ作陶活動が実り、全国的に知られるようになりました。

4.大樋長左衛門の代表作や作者

『黒茶碗』(九代・大樋長左衛門) 『富士山絵茶碗』(九代・大樋長左衛門) 『宝珠文飴茶椀』(十代・大樋長左衛門)

5.大樋長左衛門の買取査定ポイント

人気の高い大樋長左衛門の作品は、真作であるかどうかを証明できるかが買取査定ポイントになります。真作であることを証明するためには、鑑定書や共箱などの付属品が付いているか、そして陶器の傷なども参考になります。江戸時代において陶器は上流階級のみが使用できる高価なものでしたが、高価なものであるからこそ大いに使用されていました。そのため、古い作品であればあるほど、使用の際に付いた傷などが多く残っているようです。もちろん使用していく中で付く小さな傷、いわゆる生活痕以外には、保存状態が比較的良いことも買取査定のポイントになります。
  • 真作かどうか
  • 鑑定書が付いているか
  • 共箱や共布が付いているか
  • 傷の状態はどうか

6.大樋長左衛門の取引相場価格

古い歴史を誇る大樋長左衛門の作品は、現在でも非常に人気があります。大樋長左衛門の取引相場価格は、およそ4万円~数十万円となっています。ところが、大樋長左衛門の作品は時として数百万円で取引されている場合もありますから、作者と作品ごとに取引価格は大きくことなることがわかるでしょう。一例ですが、十代・大樋長左衛門の「内不二絵黒茶碗」は共箱、二重箱付きで約33万円で取引されています。また、九代・大樋長左衛門の「富士黒四方茶碗」は共箱、二重箱付きで約32万円で取引されました。

7.大樋長左衛門の買取についてのまとめ

大樋焼の伝統をいまに伝える大樋長左衛門は、楽焼を愛好する人々だけではなく、陶芸一般を愛する人々からも愛されています。また、国内だけでなく海外での評判も良く、大樋長左衛門の作品は世界的にも高評価を得ています。大樋長左衛門の作品には、ぐい吞みなどの作品も存在しますが、茶器が主流になっており現在に至るまで茶の湯を愛する人々に好まれる陶器を作り続けてきました。現在、市場に出回っているのは九代・大樋長左衛門や十代・大樋長左衛門の作品が多いようですが、いずれも人気のある作品が多く高額で取引が行われています。