皇朝十二銭(こうちょうじゅうにせん)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!
1.皇朝十二銭を売りたいお客様へ
皇朝十二銭とは、708年(和銅元年)から963年(応和3年)までの間に造られた12種類の銅銭です。最初の和同開珎は日本で最初の法定貨幣であり、最後の韓元大宝を最後にその後600年もの間、法定貨幣は造られていません。このことから歴史的価値は非常に高いものとして認められています。
2.皇朝十二銭についての解説
皇朝十二銭は12種類の銅銭となっております。種類としては古い物順だと以下となります。改めて現在お持ちの銭貨に記載の文字が当てはまるかどうかのご確認をしてみましょう。
- 和同開珎 (わどうかいほう・わどうかいちん)
- 萬年通宝 (まんねんつうほう)
- 神功開宝 (じんごうかいほう)
- 隆平永宝 (りゅうへいえいほう)
- 富壽神宝 (ふじゅしんぽう)
- 承和昌宝 (しょうわしょうほう)
- 長年大宝 (ちょうねんたいほう)
- 饒益神宝 (にょうやくしんぽう)
- 貞観永宝 (じょうがんえいほう)
- 寛平大宝 (かんぴょうたいほう)
- 延喜通宝 (えんぎつうほう)
- 乾元大宝 (けんげんたいほう)
3.皇朝十二銭の歴史
慶長5年(708年)、武蔵の秩父郡で多量の銅が発見され、それを機に銅を原料とした最初の法定貨幣「和同開珎」が造られたのが皇朝十二銭の始まりです。しかし技術的には不十分なため偽造されることも多く、次々と貨幣を造り変える必要がありました。結果、天徳2年(958年)に造られた「韓元大宝」まで12種類の銅銭が存在します。これらが皇朝十二銭です。
4.皇朝十二銭の希少価値
1000年以上も前の貨幣という希少価値がひとつ。そのうえ材質が劣化しやすい銅であり、当時の技術も低いため、よい状態で現存しているものがあまりに少ないという事実があります。状態のよいものであればあるほどその価値はさらに高まるといえるでしょう。
5.皇朝十二銭買取査定のポイント
模造品が多く出回ったため、まずは本物かどうかの確認から始まります。それ以外の査定ポイントは以下の通りです。
- 良い状態が保たれているか
- 皇朝十二銭のうちのどれか
- 同じ種類のものであっても書体はどれか
6.皇朝十二銭の取引相場価格
一番古い「和同開珎」が20万円前後から数百万円です。買い取り価格の差は書体の違いです。「饒益神宝」の400万円や「韓元大宝」の150万円などかなりの高値がつくこともあります。それ以外の皇朝十二銭でも5万円から数十万円が相場として挙がっています。
7.皇朝十二銭の買取についてのまとめ
皇朝十二銭を手放すことを考えている場合は、早めに売却することをおすすめします。1000年以上も前の貨幣なのですでに相場は安定していますし、材質が銅であるため経年劣化が心配されるからです。持っていればいるほど傷み、ひどい場合はボロボロと崩れていきます。つまり、価値は年月とともに下がっていく可能性が高いのです。
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