攵久永宝 略宝(ぶんきゅうえいほう りゃくほう)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!
1. 攵久永宝 略宝を売りたいお客様へ
幕末に流通した文久永宝は3種類に大きく分類され、そのうちのひとつである攵久永宝 略宝は、「文」の文字が「攵」の文字、宝の文字も旧字体の「寶」ではなく「宝」になっているのが特徴です。現存数の多い銭貨ではありますが、書体によっては希少価値があるとされています。
2. 攵久永宝 略宝についての解説
「真文」「草文」「略宝」とよばれる3種の中の一種です。「文」が草書体の「攵」になっていること、宝の字が旧字体の寶ではないことが特徴です。政事総裁職である松平慶永の手による字で、銭場は浅草橋場です。寛永通宝と比べ軽量化された銭貨ではありますが、他の真文、草文と同じく、裏面の波形が非常に美しい古銭です。現存する文久通宝の4割以上を占める草文と比べると2割以下しか存在しないので、草文と比べれば希少性は高いでしょう。
3. 攵久永宝 略宝の歴史
不評であった寛永通宝精鉄四文銭の代わりとして、文久3年(1863)から慶応3年(1867)までの4年間もしくは文久2年から明治2年までの7年間と説はわかれていますが、その短い期間に鋳造されました。が、そのわりには文久永宝の総数は約9億枚といわれ、今も数多く現存しています。
4. 攵久永宝 略宝の希少価値
「真文」「草文」「略宝」それぞれ、希少価値あるものとしての特徴がありますが、攵久永宝 略宝については小字のものが出ることが稀にあり、非常に高い希少性があるものとされ、状態のよいものであれば何十万円といった価格で取引されることもあります。
5. 攵久永宝 略宝の買取査定ポイント
直永、深字、小字の他、攵久永宝 略宝については、郭についてさまざまな太さがあり査定ポイントのひとつとされます。
- 永の中心の柱が長く、久の下部が大きく広がっているか
- 彫りが深いはっきりしているか
- 郭の縁の太さはどれくらいか
6. 攵久永宝 略宝の取引相場価格
他の文久通宝と同じく、一般的なものは一枚50円程度ですが、希少性のあるものに出会えばその査定価格は10倍、またはそれ以上になります。小字とよばれるに外側の縁から文字が離れがちなものについては40万円といった値段がつくこともあります。が、yahooオークションでは見つかりませんでした。
7. 攵久永宝 略宝についてのまとめ
攵久永宝 略宝も他の文久通宝と同じく、ある意味ありふれたともいえる希少性のなさではありますが、特に裏面のデザインの美しさからコレクターの間で人気の高い銭貨です。かなりの稀さではありますが小字という価値あるものもあること、また母銭であれば通常の100倍の価格で買取されることもありますので宝物を見つけるかのような楽しみがあります。これはというものを目にしたときは、古銭を専門とする鑑識眼に優れた買取業者で査定を受けてみましょう。
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