[日華事変軍票]乙号5円（にっかじへんぐんひょうおつごう5えん）を高価買取！古銭の査定ポイントを徹底解説！

1. 乙号5円を売りたいお客様へ

昭和12年の日華事変のときに発行された軍用手票である乙号5円は、正式には「昭和12年軍用手票」といいます。占領地でのみ効力を発揮する軍票は、敗戦となった場合は紙幣として価値がなくなりますが、歴史的には貴重な資料ともいえます。

2. 乙号5円についての解説

軍用手票は簡単に軍票とよばれ、占領地への駐留時、軍の物資調達や給料の支払いなどの経費を補うために使われました。日華事変関係の軍票は昭和20年までの約８年間に発行された甲号、乙号、丙号、丁号、戊号など多種多様なものが発行されており、乙号5円はその中のひとつです。今でいう手形のようなものですが、敗戦となった場合は価値がなくなるものでした。
乙号5円は日本銀行兌換券の兌換について書かれた文に訂正線を「軍用手票」など加筆して使われました。サイズは縦76mm、横132mmです。

3. 乙号5円の歴史

昭和６年（1931年）の満州事変を契機に独走し始めた軍部は治安の維持を口実に中国へと兵を進め、昭和12年に日華事変が勃発しました。乙号5円はその戦争の際に物資調達や給料支払いの補助紙幣として使われたと考えられています。他にも乙号1円、乙号10円、乙号100円がありますが、いずれも日本銀行の兌換券に訂正線を入れ、「軍用手票」などの文字を加筆したものです。

4. 乙号5円の希少価値

流通量が多かったことため希少性はあまり高くありません。またコレクターの間でもあまり人気のない紙幣であるため、取引価格も数百円から数千円程度になっています。

5. 乙号5円の買取査定ポイント

あまり人気がないものの状態がよいものであれば1000円以上になる可能性もあります。未使用であれば5000円を超える可能性もあります。歴史的観点からは貴重で価値あるものですが、日本銀行兌換券に訂正線を入れ加筆しただけなので目新しさがないからでしょうか、買取査定ポイントは状態のよさによります。

保存状態のよいものかどうか
できれば未使用のものであるか

6. 乙号5円の取引相場価格

美品で1000円を超える程度で未使用でも1万円を超えるのは難しい紙幣になります。状態のよくないものであれば、売却するのも難しい可能性もあります。この相場は他の乙号1円、乙号10円であってもあまり変わりません。
yahooオークションだと、入札はないですが、10枚セットで13000円のものがありました。