大仏大判(だいぶつおおばん)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!
1. 大仏大判を売りたいお客様へ
豊臣秀頼が鋳造したこの大判は、京都東山の方広寺の大仏殿を再建するために造らせたと言われています。このことで後に「鐘銘事件」が引き起こされるなど歴史的な意味でも価値ある大判です。その価値は非常に高く1000万円の相場とされています。
2.大仏大判についての解説
慶長13年(1608年)に豊臣秀頼が造らせた大判です。天正菱大判金、天正長大判金とともに「天正大判金」とよばれるもののひとつで、慶長大判金と似ているともいわれています。発行枚数は40000枚といわれ、表面には「拾両後藤」と墨書されています。、これは後藤四郎兵衛家十六代方乗、十七代典乗の書とされています。上下左右には丸枠桐極印がそれぞれ一箇所、計四箇所あり、形は楕円形です。裏面には丸枠桐紋、亀甲桐紋、花押の極印があり、左下には座人極印です。
3. 大仏大判の歴史
豊臣秀頼が大阪城中の金塊を集めて大判にし、大仏殿の再建をしたことから「大仏大判」とよばれています。この再建は徳川家康の勧めでしましたが、このときに鋳造した鐘の銘文の中の言葉をきっかけに「鐘銘事件」が起こりました。「国家安康」の言葉が徳川家康を呪詛し、「君臣豊楽」の言葉が豊臣家の繁栄を祈願していると非難したのです。このことがきっかけでお互いの関係が急速に悪化し、後の徳川と豊臣の戦い「大阪冬の陣」につながりました。このような歴史的大事件に関係した大判が大仏大判です。
4. 大仏大判の希少価値
4万枚という発行数は決して多い数字ではありません。希少価値としては十分高いものとなります。時代的に大変古いものであり、現存して見つかる可能性も非常に少ないからです。
5. 大仏大判の査定ポイント
状態がよいものであれば非常に高い査定額に当然なりますが、その前に本物かどうかの鑑定が重要になります。残念ながら贋作も多く出回っているので、鑑定をし本物であることを確認する必要があります。
- 本物であるかどうか
- 保存状態のよいものかどうか
6. 大仏大判の取引相場価格
希少性と話題性からいつでも非常に高い相場で取引されます。買取相場は数百万円から数千万円までの可能性に十分になるといわれます。
yahooオークションにありませんでしたが、複製品でも12500円でした。
7. 大仏大判についてのまとめ
あまりにも有名すぎる大阪冬の陣のきっかけにもなった事件にからんだ大判という話題性も加わり、もともとの希少性、貴金属としての価値とすべての価値を上げる条件がそろった大仏大判です。もし売却をお考えであれば慎重に進め、鑑定士に鑑定を依頼するのはもちろんですからまずは古銭に詳しい専門業者に相談されるとよいでしょう。
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