郭沫若(かく まつじゃく)を高価買取!中国美術作家の査定ポイントを徹底解説!

1.郭沫若を売りたいお客様へ

中国の先進的な芸術家、郭沫若は日本ととても深く関わりのある人物です。書画が残っていますが、郭沫若は、どちらかといえば戯曲などの文学作品を残していることで知られています。 中国美術の伝統にとらわれない作風は、多くの人の支持を得ました。戯曲は現在でも上演されています。

2.郭沫若についての解説

郭沫若は、四川省出身です。22歳のときに日本の九州帝国大学医学部を卒業しました。 在学中から文学作品を発表し、文学団体「創造社」の設立にも関わりました。生涯を通して文学作品を発表しており、代表的な文学作品は「屈原」「則天武后」「蔡文姫」「武則天」などです。

3.郭沫若の歴史

郭沫若は文学作品を多く残しましたが、その生涯は波乱に満ちていました。中国が文化大革命で揺れ動いていた時期であり、郭沫若自身もかなり活発に政治活動に参加しました。 文化大革命の後は、当時の政策を賛美したり、批判したりと時期によって立場を変えていたようです。文化面での業績は、文学作品の発表以外は、古代史の甲骨文字の研究や、三国志の曹操についての研究など多岐に渡ります。 これだけ多方面に活躍した人物は多くありません。中国が生んだ天才ともいえるでしょう。

4.郭沫若の代表作や作者

直筆書画 「文求堂に宛てた230通の書簡」 『殷契粋編』(全5冊)

5.郭沫若の買取査定ポイント

郭沫若の作品は、書画と書簡、書籍が主に取引されています。郭沫若は作家、研究者として書簡や書籍を残しており、当時のものがそのまま残っていることは珍しく、大変貴重です。 直筆はもちろん、直筆のものではなくとも高い価値があります。保存状態や、入手の経緯、古書であれば、箱が残っていることと初版であるか、本人のサインの有無などが重要です。また、全巻揃っていると評価が上がります。

6.代表的な査定のポイント

  • 保存状態が良いこと
  • 入手の経緯がわかること
  • 古書の場合は外箱が残っていること(初版であればなおよし)
  • 全巻揃っていること

7.郭沫若の取引相場価格

郭沫若の直筆の書簡は、中国のオークションに出品されたことがあり、貴重な品としてニュースになりました。また、郭沫若の著作は古書として取引されており、完全にセットが揃っている状態で5万円程度の値段がついています。郭沫若の直筆書画や書簡は珍しいので値段は不明ですが、高額で取引されていると考えられます。

8.郭沫若の買取についてのまとめ

近代中国の文学界の重鎮、郭沫若は様々な著作を残しました。大変珍しい本人の直筆書簡や書画のほか、郭沫若の著作が取引されています。古書は5万円程度の値段の価格がつくこともあります。資料の貴重さによってはさらに高額も期待できるでしょう。 日本と深く関わりがあり、日本で生活した期間も長い人物なので、書簡などがまだどこかに残っている可能性は否定できません。郭沫若の関連の品や、著作があれば一度鑑定にだしてみることをおすすめします。