蒔絵(まきえ)を高価買取!皇室下賜品の査定ポイントを徹底解説!
1. 蒔絵を売りたいお客様へ
蒔絵とは漆工芸技法の一つです。漆器に漆で絵や文様、文字などを描き、その上から金属粉を蒔いて表面に付着させます。日本で古来より行われてきた伝統的な技法で、最古のものは正倉院宝物の金銀鈿荘唐大刀とされています。様々な技法や流派が存在し、多くの傑作を残しています。 数は多いですが、コレクターも多く有名作家のものは高値で取引されています。2. 蒔絵についての解説
蒔絵は日本独自の伝統工芸で、様々な技法があります。「平蒔絵」は漆の下地の上に、漆で絵などを下記、金属粉を蒔いて乾燥させます。そして仕上げに蒔絵の部分だけに透明漆を塗って乾燥させたものです。「研ぎ出し蒔絵」は、蒔絵の上にさらに透明漆や黒漆を塗り乾燥させます。そして木炭で漆を研磨して下の蒔絵を出していく技法です。「高蒔絵」は、文様部分の漆を盛り上げることで浮き彫り状にしたもの、「肉合蒔絵」は高蒔絵と研ぎ出し蒔絵を合わせた技法となります。近年では「スクリーン蒔絵」という技法もあり、シルクスクリーンの技術を用いることで、同じ柄を短時間で書けるようになりました。3. 蒔絵の歴史
蒔絵がいつから始まったのかは諸説ありますが、一説によると奈良時代から始まったとされます。現存している最古の資料は正倉院宝物庫に納められている金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんそうからたち)に施されたものだと言われています 平安時代に発展し、貴族の調度品にも蒔絵が多く用いられたとされます。鎌倉時代になるとさらに蒔絵の技術は進歩し、国宝に指定されている籬菊螺鈿蒔絵硯箱などが誕生しました。江戸時代になると庶民にも普及し、印籠などの小物にも蒔絵が施されるようになります。そして現在でもその技術は受け継がれており、伝統工芸品に指定されました。4. 蒔絵の代表作や作者
- 片輪車螺鈿蒔絵手箱 平安時代後期 東京国立博物館
- 菊枝蒔絵手箱 南北朝時代 東京国立博物館
- 菱貝蒔絵硯箱 江戸時代 東京国立博物館
5. 蒔絵の買取査定ポイント
まずはどの時代の、どの作者の手による作品かが重要なポイントです。有名な作家による品物であれば高額査定の可能性もあります。また保存状態が良いか、箱が揃っているかなども重要です。 代表的な査定ポイント- どの時代のどの作家の作品可(証明書や鑑定書があれば尚良し)
- 作者の署名があるか
- 保存状態は良好か(箱が残っているかなど)
- 大きさはどれくらいか
6. 蒔絵の取引相場価格
蒔絵は作者などによって値段が大きくことなります。例えば富田幸七作の「本金螺鈿蒔絵四季草花図文台・硯箱」は約370万円もの値がついています。硯箱の大きさが、高さ約5.5cm、 幅約26×23cm。文台が高さ約14.5cm、幅約35×64cmで共箱がついています。全面に本金の蒔絵が施され、豪華絢爛の名にふさわしい品です。 また箱付きで蒔絵が施された和楽器の笙「雲凰」には約231万円、明治天皇家ご下賜品の花瓶一対(箱付)には約151万円の値がつきました。繊細で美しい細工が施されているもの、箱が残っているものなど、作者がわかっているものは高値が付く傾向にあります。7. 蒔絵の買取についてのまとめ
蒔絵は奈良時代より始まったとされる日本の伝統工芸です。漆器の表面に漆で絵や文様を描き、その上から金属粉を「蒔く」ことから蒔絵の名がつけられました。現代でも継承されており、粗繊細な美しさに魅了される人は後を絶ちません。そのため本物の蒔絵を求めて多くの方が買い求めています。 有名な作者の手によるものや美品であれば高額査定の可能性もあります。品物の取引相場価格を検索
          
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