鉄瓶(てつびん)を高価買取!煎茶道具の査定ポイントを徹底解説!
1. 鉄瓶(てつびん)を売りたいお客様へ
鉄瓶とは鉄でできたヤカンのことを指します。岩手県北部の鉄が鉄器製品の作るのに適していたことから、東北地方でよく作られていました。特に岩手県北部にある盛岡から、南部の石巻までの地域で作られている「南部鉄器」が有名です。また京都や大阪などの関西地方でも製作されています。 鉄瓶は急須と違い手入れが必要になりますが、使い続けることによって「味」が生まれます。そのため名工の手によって作られた鉄瓶や美しい意匠が施された鉄瓶は人気があります。2. 鉄瓶(てつびん)についての解説
鉄瓶はその名の通り、鉄でできたヤカンのことで、湯を沸かすのに使用します。特に岩手県北部の鉄は、刀を作るのに適していたため、古くから鉄や砂鉄が多く採掘されていました。その岩手県の盛岡から石巻にかけて現在でも作られている「南部鉄器」が有名です。また関西地方でも鉄瓶の生産が行われています。 鉄瓶は急須とは違い、そのまま火にかけることができます。ただし、急須と違いお手入れが必要です。鉄瓶の内部には錆止めのための酸化皮膜が作られています。これは焼き付けることで酸化被膜ができ、鉄瓶の錆を防ぎます。ただしこの酸化被膜は使用している内に段々と無くなってしまいますが、使い続ける内に湯の中にあるミネラルやカルシウムなどの物質が付着し、錆の発生を抑えてくれるとされます。そのため毎日使い続ける事が大事です。3. 鉄瓶(てつびん)の歴史
鉄瓶はいつごろから作られ始めたのかははっきりとしていません。煎茶道が始まったのは江戸時代初期頃とされ、当時は鉄釜に注ぎ口と取っ手をつけて使用していたと言われています。鉄瓶という言葉が最初に使われたのは1780年の江戸時代天明年間であったとされます。この頃から日本で鉄瓶の製造や流通が確立したと考えられています。 この時期の有名は鉄瓶の産地は南部鉄器、京都の龍文堂、長浜の晴壽堂です。鋳造の過程において、作者の技術と芸術性が活かせることから、日常の道具としてだけでなく、芸術品・骨董品としても親しまれてきました。4. 鉄瓶(てつびん)の代表作や作者
- 梅文鉄瓶
- 山水図鉄瓶
- 座瓢形鉄瓶 昭和初期
5. 鉄瓶(てつびん)の買取査定ポイント
まずどの時代に誰の手によって作られたかが重要な査定ポイントです。箱や鑑定書・保証書があれば尚良いでしょう。また水漏れはしていないか、どの程度錆があるかなどの保存狀態も大切です。 代表的な査定ポイント- どの時代の誰の作品なのか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
- 作者の署名(銘など)があるか
- 保存状態は良好か(水漏れが無いか、欠けていないか、箱が残っているかなど)
- 大きさはどれくらいか
6. 鉄瓶(てつびん)の取引相場価格
鉄瓶はどんな細工が施されているか、どの時代の誰の作品かによって価格が大きく異なります。 例えば非常に人気のあるブランドである「金寿堂」作の金銀象嵌が施された美しい鉄瓶には約480万円の値がつきました。サイズは18.0 cm×12.5cm 、7.0cm、重さ1015gで箱があり、釜直しの後があります。 また同じく人気のある「松柏堂」の鉄瓶には約350万円となりました。こちらはサイズ約14.5 cm×13 cm×17.4 cm、重さ986gで、金銀の象嵌が施されています。共箱付きで真物保証されていますが、鑑定書はついていません。 このように人気のあるブランドのものですと、数百万の高値がつくば場合もあります。7. 鉄瓶(てつびん)の買取についてのまとめ
鉄瓶は湯を沸かすための道具で、現代でも日常で使用されることがあります。鉄製品は高価ですが、その丈夫さと、湯を沸かした際に鉄が含まれることから貧血予防にも役に立つと注目されています。 煎茶道具としては、江戸時代の天明年間頃から作られ始めたと言われています。ひとつひとつ職人が丁寧に作っているため、作者の芸術性が現れやすく、美術品や骨董品としても人気です。得に有名な作家のものは高額査定の可能性もあります。品物の取引相場価格を検索
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