正徳(しょうとく)を高価買取!中国の陶磁器の査定ポイントを徹底解説!
正徳を売りたいお客様へ
正徳年間に制作された中国陶器をお持ちの場合、きちんとした値段で買い取ってくれるところへ依頼することをおすすめします。 黄地緑彩という、全体として黄色く模様は緑色の陶器が多数作られました。黄色と緑のコントラストが美しいことが特長です。取引相場は一般的な品で数万円〜数十万円、博物館に飾られるなどより貴重な品になると数千万円程度です。 中国陶器は年代によって作風が変わったり、希少性に差があるなど細かい買取ポイントが多数あります。買い取る側に専門的な知識がないと、正しい評価はできません!正徳についての解説
正徳年間に作られた陶器は、弘治年間に引き続き黄色い染付が行われている陶器が流行しました。 黄色い陶器に、緑色の模様が入ったものを黄地緑彩といい、黄色い地の色に、緑色の模様が映えて美しいことが特長です。 黄色は古代から中国では皇帝が使用する色でした。「嬌黄」と呼ばれた黄色い陶器は、正徳年間においても生産が続けられていたようです。 弘治年間の手前までは、青花を始めとした白地に青い模様が入った皿が主流でしたが、弘治年間・正徳年間以降は青花ではなく、黄地緑彩や白地緑彩といった色の付いた陶器が主流になっていきました。 また、豆彩と呼ばれる彩色技術に磨きがかかったのも正徳年間の特長です。正徳の歴史
中国の明の時代、正徳帝の治世を正徳年間と言います。 正徳帝の治世と、その一代前の弘治帝の世代には、陶器が世の中に普及しすぎて窯と職人たちが手一杯となり、ある意味で生産は頭打ちになった状態だったのではないか、と言われています。 官窯という国が直轄している陶器の工場以外にも、今でいう下受けのような業態ができ、民間に製造委託をするようになりました。 陶器そのものの数量はかなりの数が焼かれていましたし、民間の窯に委託することで民間の技術力もアップしたと考えられています。 また、イスラム圏での陶器の需要に応えて「青花宝相華文皿」など、アラビア文字が描かれたものもありました。正徳の代表作や作者
青花蓮龍文碗(上海博物館蔵 中国) 緑彩龍文鉢 (山口蓬春記念館蔵) 青花宝相華文皿(大阪市立東洋陶磁美術館蔵)正徳の買取査定ポイント
「正徳年製」などの銘款が書いてあることがポイントです。正徳年間に作られたものには、青花もあれば黄地緑彩や白地緑彩といったものもあります。 品物の状態や、どの程度精巧な模様であるか、保存状態の良し悪しなどで価格はかなり変化します。また、正徳年製と書いてあっても後年に作られた模倣品でデザインを真似ただけのものも存在しているため、鑑定が必要です。- 銘款が入っていること
- 精巧な模様が入っていると評価が高い
- 割れや欠けなどがなく保存状態がよい
- 偽物が多数あるので、本物であることが重要
正徳の取引相場価格
博物館に飾られるレベルの品物であれば、数千万円以上することもありますが、一般的な品であれば数万円〜数十万円の価格で取引されています。 中国の骨董品は、経済成長を受けて中国人の間でブームになっています。 中国で買うよりも、日本で買ったほうが本物に出会えると考えて、日本に来る人も珍しくありません。 中国の骨董品全体の需要が多くなっているので、需要に応じて価格も高い傾向が見られます。正徳の買取についてのまとめ
正徳年間に作られた陶器は貴重品です。 黄色い地の色に、緑色の模様が入ることが特長です。官窯と呼ばれる国有陶器工場のようなところで焼かれていた時代から、徐々に民窯という民間の陶器工房へ技術が移転していった時代でもあります。 そのため、かなりの数の焼き物が出回っていたのではないかと考えられています。正徳の取引価格相場は、数万円〜数十万円で取引されており、骨董品ブームもあって高額評価が付く傾向にあります。 色の付いた多様なデザインの美しい陶器が出回った時代でもあったので、もし正徳年間に作られた陶器をお持ちで、手放したいと思っておられるのであれば、SATEeee骨董品・美術品買取にどうぞご相談ください。品物の取引相場価格を検索
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。