高岡銅器(たかおかどうき)を高価買取!金工品の査定ポイントを徹底解説!

1. 高岡銅器を売りたいお客様へ

自由なデザインと、繊細な造形、しなやかな美しい鋳肌が特徴の高岡銅器。時間の経過と持ち主の使い込みによって表情を変えるさまはまさに日本の伝統工芸品としてふさわしい逸品です。銅器はもちろんのこと、仏像を鋳造する技術で作り上げる置物やオブジェも非常に人気が高く、作家物や、職人作の物は高値で取引されています。 高岡銅器の査定ポイントをまとめましたので、ご自宅に高岡銅器をお持ちの方はぜひご参考にされてください。

2. 高岡銅器についての解説

高岡銅器の特徴は、なんといっても大胆で自由、かつ繊細な造形と、高度な鋳造技術によってのみ生まれる、独特のしっとりとした鋳肌です。 高岡銅器は種類や表現によって13種類もの工法を駆使して作品を作り上げています。器や銅器、卓上の置物から、全国津々浦々に広がるブロンズ像、花器に香炉、大仏まで銅で作り上げる技術は、他の追随を許さず、なんと銅による作品のシェア95パーセントは高岡銅器に占められています。

3. 高岡銅器の歴史

高岡銅器は、1611年、加賀藩主の前田利長が高岡城へ入場し、高岡の町を開いた際に、この町を反映させるために、金森弥右衛門と7名の鋳造師を呼び寄せたことから始まりました。 鋳物師たちは、当初は鍋や釜を制作していましたが、のちに地域に貢献するような銅器の生産や、多彩な金物を生産するようになっていきます。銅器の生産が始まったのは、天保の頃とされています。 1862年にはロンドン万博、1867年のパリ万博に出品し、海外でも高い評価を得ています。 1975年には、国指定伝統工芸品に指定されました。

4. 高岡銅器の代表作

「攀龍文大花瓶」須賀 松園(1863~1933) 高岡市美術館蔵

5. 高岡銅器の買取査定ポイント

  • 富永直樹、般若純一郎、般若勘渓の作品は高額買取の可能性あり
  • 近年のものであっても内部にサビなどがなければ買取可能です
  • 見た目同様ずっしりと重みがあるかも重要です。
  • 作者が分かっていたり、作陶された窯が分かると高評価
  • 作者の知名度も重要。名工や人間国宝の作であれば最近のものでも高額査定
  • 汚れ・欠け・割れなどがないか。
  • 付属品の有無 箱や説明文などが一緒に残っていると査定額アップ

6. 高岡銅器の取引相場価格

高岡銅器の取引相場は非常に幅が広く、平均としては8000円前後ですが、人気の作家物、職人の作品になると一気に価格が跳ね上がります。茶道具や、置物が高額になる傾向があるようで、高岡銅器の富永直樹作の犬の置物で10万円ほどの価格になることもあります。

7. 高岡銅器の買取についてのまとめ

高岡銅器は、実に日本の銅物のシェア95%を占めるほど、銅器の一大産出地です。制作されるものも多岐にわたるので、ご自宅にあるブロンズ像や、動物の置物がもしかしたら人気作家の作品かもしれません。高額査定が期待できますので、ご自宅に高岡銅器をお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。