ブランデーに関する情報と高価買取のために把握しておきたい重要ポイント

1. ブランデーを売りたいお客様へ

ブランデーはブドウやリンゴ、洋ナシなどの果実を原料にして作られた蒸留酒です。ウイスキーとは異なり、果実を使っている点が大きな違いとなっています。美しい琥珀色が特徴のお酒で、世界中で様々な銘柄が製造されています。コニャック・アルマニャックのように特定地域のブランデーも多いほか、中には取引価格が数十万円に上るプレミア銘柄も存在します。

2. ブランデーについての解説

数あるお酒の中でも、ブランデーは独特の風味を持ちます。熟成には樽が使用されており、製法によって甘みや香り、余韻が変わるのが魅力です。また、独自のランク付けでも有名で、VSOPやXOなど数十年熟成させたランクの銘柄もあります。

3. ブランデーの種類

果実酒をもとに製造された蒸留酒をブランデーと言いますが、大きく分けると「コニャック」「アルマニャック」「カルヴァドス」などに分類できます。特にこれら3種類は世界全体で飲まれており、カルヴァドス以外はブドウを主原料としています。

3-1.コニャック

ブランデーの種類の中で最も知名度が高いといっても過言ではないにコニャックですか、これはフランスにあるコニャックというエリアで製造されているブランデーを指します。葡萄酒を原料としており、コニャックと名乗るためには様々なルールにのっとり、また認められなくてはなりません。お酒自体の品質は非常に高く、またコニャックはブランデーの中でもトップクラスの格を誇り、買取査定価格も全体的に高い傾向にあります。香りがとても素晴らしく使用するブドウの品質に味や香りもかなり左右されます。複数の等級に分類されており、基本的に熟成年数によって等級が分かれています。 「マーテル」「ヘネシー」「レミーマルタン」のシリーズは特に人気があり、高額買取も夢ではありません。レミーマルタンの「エクストラパーフェクション」「ルイ13世 ブラックパール アニバーサリーエディション」はコニャックの中でも特に希少性が高くて高級です。

3-2. アルマニャック

アルマニャックも製造されている地域名であり、コニャックと同様にブドウを使って作られています。アルマニャックはフランスが誇るブランデーのひとつでもあり、次から次へと湧き出てくるような香りが自慢です。特徴として挙げられるのが白ブドウを使用する点、ブドウの収穫後3月31日までに蒸留される点が挙げられ、その他にも多種多様なルールが設けられています。10年以上熟成されているオール・ダージュは味や香りも特別感がありますし、もちろん買取査定額も高額です。 アルマニャックといえばジェラスが有名ですが、特に10年物は多くの人にとっての憧れです。そして「ラフォンタン」のヴィンテージ物は高価であり、60年以上昔のものも出回っています。自分のために購入するケースも見られますが、プレゼントとしても活用されます。

3-3. カルヴァドス

カルヴァドスはコニャックやアルマニャックとは異なりブドウが主原料ではなく、リンゴを使用して作られています。あくまでもノルマンディー地域で製造されて様々なルールに則ったリンゴが原料の蒸留酒だけがカルヴァドスだと認定されます。ただリンゴ以外にセイヨウナシを少し含ませることもあります。厳格な原産地呼称規制が設けられているのでフランスはもとより世界中でその格の高さが保たれ、買取においても高額査定が付きやすくなっています。 一般的なブランデーに比べて製造にかかる労力は非常に大きく、手間隙かけて製造されています。リンゴならではの甘味を実感しやすい点も特徴でしょう。 人気の銘柄には「ルモルトン」「ローリストン」「ロジェ・グルー」などがありますが、それぞれ製造方法や使用している原材料が異なるため味や香りにも差が生じています。

4. ブランデーの歴史

ブランデーのルーツは諸説ありますが、15世紀頃にはフランスのアルマニャックで製造が始まっていたと言われています。18世紀にはフランスで法律が制定され、以後はヨーロッパの王宮へと広まっていきました。現在は日本でもブランデーを製造しており、一部は海外へ向けても出荷されています。

5. ブランデーの代表的な銘柄

6. ブランデーの買取査定ポイント

ブランデーは贈り物やお土産として買う例も多く、自宅に飾っている人も多いです。だからこそ大きな価値を有しているものも多く、注意点に気を付けていれば高額の買取査定が可能です。コニャックやアルマニャック、カルヴァドスといった種類が人気です。

6-1.付属品は捨てずにそのまま置いておく

高級ブランデーの場合には化粧箱をはじめとした付属品がついている場合が多いです。売却する予定がない場合やボトルを箱外に出して飾りたい場合などは付属品を捨ててしまうこともあるでしょう。「レミーマルタン ルイ13世」「ヘネシー リシャール」などは飲むために購入されることもありますが、飾るために購入されることも多いです。ですので買取業者が査定をする際には付属品の有無を非常に重要視し、価値のあるブランデーであっても付属品がないと査定額が下がります。ただ付属品を置いておくだけでなく劣化を防ぐことも大切です。

6-2. 買取相場を把握する

ブランデーの中には購入した時の価格よりも高値になるものもたくさんあり、様々あるお酒の種類の中でも買取状況が活発です。ただし自分である程度の買取相場を把握しておかないと提示された査定額が適切なのかどうか判断が付きません。特に数十万円を超えるブランデーの場合、業者によって査定額の幅が相当変わってきますから、相見積もりや相場の把握は必要不可欠でしょう。 相場把握を行えばおのずとより良い業者を使った売却ができます。

6-3. コルク劣化を防ぐ

ブランデーを保管しているとどんどんコルクが劣化し、ブランデーの味を劣化させることもあります。またコルクの耐久性が弱まってしまい開栓の際にコルクがつぶれることもあるでしょう。見た目だけでなくお酒自体への悪影響も甚だしいため買取価格にも影響を与えてしまいます。それをできるだけ防ぐためにはブランデーボトルを立てて保管するのではなく横に寝かせて保管してください。それによりコルクが乾燥した状態を防ぎやすくなり劣化を最小限に留められます。専用の保管設備がある場合はそれを利用すればよりコルクの劣化やお酒自体の劣化を防げ、高額な買取価格が期待できます。

7. ブランデーの取引相場価格

ブランデーの取引相場は、ランクと熟成年数によって隔たりがあります。熟成年数が短く、ランクが低い銘柄については、買取相場が数百円~千円台と低くなっていますが、逆にVSOP・XOなど熟成年数が長いものは、取引相場が10万円を超える銘柄も存在します。レミーマルタンのルイ13世・ブラックパールのように、買取相場が60万円近い銘柄もあります。良好な状態で保存されたブランデーはプレミアが付き、市場価格が高騰することも珍しくはありません。

8. ブランデーの買取についてのまとめ

独自のランク付けと長期熟成が行われているブランデーは、古くよりヨーロッパの王宮で愛飲されるなど、数々の実績を持つお酒として有名です。一部の銘柄は手頃な価格で購入できますが、逆に数十万円の値で取引されているものも少なくありません。長く熟成させると味が変化し、希少価値が高まる場合も多いため、眠っているブランデーは売る価値が高いといえます。