シャンパンに関する情報と高価買取のために把握しておきたい重要ポイント

1.シャンパンを売りたいお客様へ

シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方で作られているスパークリングワインの総称です。日本では同一のものと認識されていますが、実際は異なっており、シャンパンのほうが高級銘柄も多いのが特徴です。公式な場や高級レストランなどでも供されていますが、世界的に最も知名度が高いスパークリングワインと言っても良いでしょう。

2. シャンパンについての解説

シャンパンはシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種類をブレンドして作られています。しかし、シャンパーニュ地方で栽培したブドウしか使用が許されておらず、一定の基準を満たしていなければシャンパンを名乗ることができない特徴を持ちます。

3. シャンパンの種類

シャンパンは大きく3種類に分けることができ、最高級の「プレスティージュ」、高級シャンパンの「ヴィンテージ」、一般的なノンヴィンテージに分類できます。それぞれ味や熟成期間など様々な点が異なり、買取価格にも相当大きな差が発生します。

3-1.プレスティージュ(最高級ランク)

最高級ランクとしてコレクターに支持されているプレスティージュは、実はヴィンテージシャンパンに通常は分類されています。ですから知識を有していないと所有しているものが「プレスティージュ」か「ヴィンテージ」かどうかの判断が難しくなります。だからこそ売却する際には専門的な知識を有しており、なおかつ信頼できる業者でないと安い価格で手放すことになります。 プレスティージュは最高レベルのブドウを使用して作られており、最低でも5年以上の熟成期間を経ています。例えば熟成期間が10年以上や数十年に及ぶと査定価格も高まり、市場価格も高額化します。知名度の高いドン・ペリニヨンもこのランクに該当し、他にはベル・エポックもプレスティージュになります。 価格は高く、他のランクのシャンパンとは違った味わい深さを、上質なブドウや熟成の長さによって感じさせてくれます。

3-2. ヴィンテージ

シャンパンを語る場合、「ヴィンテージ」というワードを頻繁に聞きますが、ミレジメと呼ばれることもあります。基本的には同一年のワインばかりを使用し製造され、さらに良年のもののみが利用されます。ですからブドウの出来が悪い年には作られず天候に左右され、だからこそノンヴィンテージを超える価値を有しています。最低でも3年を超える熟成期間を経ており、「2014」のようにラベルに書かれていれば2014のブドウを使用して製造されているという証になります。 「メゾン名+ヴィンテージ」という商品名が多いことも特徴で、「ヴィンテージ」などとラベルに記載されていることも多く判断が付きやすいです。贈り物として活用されることも多く、また買取業者に査定をお願いした際には思わぬ高額価格がつくケースも見られます。

3-3. ノンヴィンテージ (スタンダード)

ノンヴィンテージタイプのシャンパンは、プレスティージュやヴィンテージ物に比べて安価で購入しやすく、売却時の査定額も安くなりがちです。 シャンパンボトルのラベルには通常ブドウの収穫年が記載されていますが、ノンヴィンテージタイプはその記載がありません。例えば2004年と2005年、2006年などの複数年にわたるブドウを使用して製造しているのです。ノンヴィンテージだから品質や味が悪いという問題ではなく、良い年のものがリザーブされており製造されているため安定した味わい深さも堪能出来ます。最も一般的で手に入りやすく、日本人にも愛されています。 例えばコート・デ・ブランエリアにあるメゾンのドゥラモットでは、シャルドネブドウが多い比率で製造されるなど工夫されています。ノンヴィンテージシャンパンの中にも高価格で買取されるものもあるので、正しい査定が不可欠です。

4. シャンパンの歴史

ワインは紀元前から作られていたと言われていますが、シャンパンは13世紀頃に偶然泡立つワインが発見されたことが発端です。当初は上手く製造できませんでしたが、その後17世紀頃になって原型が誕生し、徐々に製法が改良されて安定生産が可能になりました。

5. シャンパンの代表的な銘柄

6. シャンパンの買取査定ポイント

シャンパンは「ヴィンテージ」などのランク、銘柄、製造するメゾン、地域などによって買取査定価格が変わってきます。手放す際やシャンパンを購入した際に知っておきたい査定ポイントも複数あるので要チェックです。

6-1.メゾン・銘柄・ランクが重要

買取査定の際に最も基本的なポイントとなるのがメゾン(製造者)、銘柄(ブランド)、シャンパンのランクです。サロン、クリュッグ、ジャカール、モエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニヨンなどが有名なメゾンであり、メゾンの知名度も査定額に比例する可能性があります。 同一メゾンの製造シャンパンであっても銘柄(ブランド)によってその価値はかなり違います。例えば「ブリュット ロゼ」「ロワイヤル・ブルー・スカイ」は同じメゾンの製品ですが、倍以上の価格の違いがあります。 そして「プレスティージュ」「ヴィンテージ」「ノンヴィンテージ」のどれに当てはまるか次第で、買取価格に差が発生します。

6-2. 開封状況や保管状況が鍵

いくらランクが高くて人気のあるシャンパンであっても、開封されていると基本的には買取してもらえません。また保管状況も非常に重要で、ワインセラーに入れて温度管理などをきちんと行っておくことで、経年劣化を防ぎにくく出来ます。シャンパンは非常に繊細なお酒で、温度の他にも湿度や揺れなどにも大きく反応します。13度前後を意識し、湿度は70%台前半を心がけ、できるだけさわらず静かに保管しておきましょう。結果的に製造直後の状態が長く続き、高価買取に繋がります。 ワインセラーがなければ、冷蔵庫の野菜室などに横向きに入れて保管する方法もおすすめです。温度や湿度の他にも光にも敏感で劣化の可能性が高まるため冷暗所に置かれるケースが目立ちます。

6-3. 化粧箱の有無が査定価格に影響する

ランクの高いシャンパンの場合は、専用の化粧箱に入れられていることもあります。西暦年度、メゾン名、ブランド名などが記載され、タグが付属していることもあります。高級シャンパンは贈り物や飾り物として使われることも多いので、シャンパンボトル本体だけでなく付属の化粧箱やタグの有無も重要になってきます。市販のシャンパン用化粧箱ではなく、新品購入時に付属している限定専用ボックスがあるだけで買取査定価格が跳ね上がることも珍しくありません。箱の他にも付属品がある場合にはすべて保管しておくことをおすすめします。

7. シャンパンの取引相場価格

一般的なスパークリングワインと比べ、シャンパンの取引価格は高価格です。比較的安い銘柄でも数千円ほどで取引されており、買取相場が1万円を超える銘柄も少なくはありません。特に高級品として知名度が高く、かつ価格が高騰しているのがドン・ペリニヨンです。ヴィンテージによっては5万円を超える価格が付いており、中には15万円以上の銘柄も存在します。他にもクリュッグやペリエ・ジュエなど、相場が数万円に上るような高級銘柄が多数あります。

8. シャンパンの買取についてのまとめ

スパークリングワインの中でも、限られたもののみがシャンパンを名乗ることができます。その大半は高級銘柄で、高値取引されているものが多くなっています。通常のスパークリングワインは買取相場も安いですが、シャンパンについては別格と言えるでしょう。ヴィンテージ次第では高騰しますので、自宅に眠っているシャンパンをお持ちなら、査定してもらうのも良いでしょう。