不動明王（ふどうみょうおう）を高価買取！仏像の査定ポイントを徹底解説！

1.不動明王を売りたいお客様へ

不動明王は仏像の中でも異質な存在で、驚くほど恐ろしい風貌をしています。しかし不動明王は、仏教の最高尊格である大日如来の化身です。そのため、ご利益も高く、他の仏像とは一線を画す存在感から、日本だけでなく絵画でも絶大な人気を誇る仏像です。ヒンズー教の最高神シヴァ神の化身とも言われており、一般的な仏像愛好家とは違う方面からも需要が高く、高額査定が期待できます。

2.不動明王についての解説

明王は密教特有の尊格で、「明」とは真実の世界をもたらす言葉「明呪」「真言」を意味します。明王は大日如来の化身として、仏教を信じない人を強制的に従わせるために忿怒の表情で表現されます。恐ろしい姿をしていますが、「大日如来の使いの者」なので一般的に体は子供の姿をしています。背中に赤い炎を背負い、髪は巻髪、結った弁髪を顔の左側に垂らし、手にもつ宝剣で邪気払いをしてくれると古くから信じられてきました。目は左右でそれぞれ天と地を見ている「天地眼」と、牙を左右でそれぞれ上下に出す表情は不動明王特有のものです。

3.不動明王の歴史

不動明王は9世紀に空海が唐から密教を伝えたあと、貴族たちの間で広く信仰されるようになりました。不動明王の前に真言を唱えると、現世利益が得られると言われています。来世の利益よりも現世の利益に魅力を感じた平安時代の人々の中で大流行した仏像です。

4.不動明王の代表作や作者

国宝「不動明王二童子立像」滋賀　岩間山正法寺　平安時代

5.不動明王の買取査定ポイント

不動明王の査定ポイントをまとめます。

• 銅で作られたものは、ずっしりとして密度が高いことがポイント
• 不動明王のシンボルである背中の赤い炎の色彩が残っていること
• 箱が残っており、時代や作者が分かると高額査定
• 保存状態が良いかどうかも大切
• 平安・鎌倉時代など時代の古いものは高額査定の可能性あり
• 不動明王の両側に立つ童子もセットであると高額査定の可能性あり

6.不動明王の取引相場価格

不動明王の取引相場価格は、5万円前後です。しかし、珍しいものや、時代が古いものだと、数十万から百万円以上の値段がつくこともあります。現代で大量生産によって作られたものなどは1万円以下の査定になることもあります。

7.不動明王の買取についてのまとめ

不動明王の買取についてまとめました。不動明王は高額査定の可能性が高い人気の仏像ですが、買取相場にかなりの幅があります。そのため不動明王の査定は専門知識があるプロに依頼することをお勧めします。国内外で圧倒的人気を誇り、商売繁盛、勝負必勝、立身出世など現世利益を与えてくださる「お不動さん」として親しまれてきた不動明王。高額査定の可能性が高いので一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。