象牙仏像(ぞうげぶつぞう)を高価買取!仏像の査定ポイントを徹底解説!

1.象牙仏像を売りたいお客様へ

象牙は古来より、加工しやすい素材として重宝されていました。ヨーロッパでは旧石器時代には既に象牙を加工した道具を使用したとされています。また紀元前5世紀頃の古代ギリシャでは、象牙に彫られた女神像が飾られていました。日本では奈良時代より象牙を使用した工芸品も見つかっており、その後鎌倉・室町時代より貿易が盛んになったことから象牙が多く入ってくるようになりました。その上品な乳白色色から古来より格調高い品として珍重されており、仏像ファンだけでなく彫刻品・美術品としても収集する方が多くいらっしゃいます。

2.象牙仏像についての解説

象牙仏像がいつから作られるようになったかは定かではありません。しかし鎌倉・室町時代には既に象牙の流入があったことが確認されています。その後一般庶民に手の届くようになったのは、江戸時代初期以降になります。その頃から、根付・印籠・かんざし・櫛など様々な生活用品に加工され、武家や庶民に親しまれてきました。象牙を使った仏像が多く作られたのもこの頃からではないかと言われています。 その後長きに渡り人気を誇った象牙ですが、1989年にワシントン条約によって国際取引が禁止されました。そのため新しい象牙の彫刻品を手に入れることは出来ません。日本では印鑑などの強い需要があるため、現在でも象牙市場が存在しています。

3.象牙仏像の歴史

象牙が加工品として使用されるようになって歴史は古く、旧石器時代にまで遡ります。マンモスの牙に彫刻を刻んだものが発見され、古来より人類が象牙を加工していた証拠が見つかっています。その後、日本へは8世紀頃の奈良時代に伝来したとされています。この時伝来したとされる象牙を素材とした物差しが正倉院に収められています。当時は珊瑚やべっこうなどと同じく貴重な素材として重宝されていましたその後、鎌倉時代に中国・東南アジアとの貿易が盛んになったことから象牙の輸入量も増えていきました。 一般庶民に手が届くようになったのは江戸時代初期以降です。この頃から高度な技術の発展が見られ、印鑑や根付などの工芸品が多く作られました。象牙仏像が多く作られるようになったのもこの頃からだと言われています。

4.象牙仏像の代表作や作者

  • 象牙仏像(無名) 清水芳仙

5.象牙仏像の買取査定ポイント

象牙仏像は古いもの、状態の良いものなど通常の骨董品に適用される条件が当てはまります。また証明証がない場合は、真贋鑑定も重要になってきます。象牙は貴重品のため、偽物も多く出回っているためです。象牙仏像のような彫刻品は、同じ大きさや重さでも無銘か有名作家かで価格が大きく異なります。 代表的な査定ポイント
  • 象牙の真贋
  • 重さ
  • 保存状態はどうか
  • 製作された年代や作者は分かっているか(証明書があると尚良し)

6.象牙仏像の取引相場価格

象牙は保存状態や大きさで大きく価格が異なります。数cm~10数cmの物だと5千円~2万円前後です。有名作家のものや彫刻が精緻なもの、製作年代がハッキリしているものは10万円以上の高値がつく可能性があります。

7.象牙仏像の買取についてのまとめ

古来より工芸品や美術品として重宝されてきた象牙。その独特の上品な美しい乳白色から、コレクターばかりでなく一般の人にも人気があります。しかし現在では国際取引が禁止されているため、新しい象牙を手に入れることは出来ません。そのため、象牙の需要は年々上がっていくことが予想されます。 象牙仏像は数cmから数10cmと手軽な大きさのものが多く、細かい彫刻が施されており保存状態が良ければ高値がつく可能性があります。また有名作家のものであれば更なる高額査定が期待できます。