康有為(こう ゆうい)を高価買取!中国美術作家の査定ポイントを徹底解説!

1.康有為を売りたいお客様へ

康有為は世界史では政治家として登場することが多いですが、優秀な書道家でもあります。康有為の書画は力強く、独特の雰囲気があることで有名です。康有為の書画をお持ちであれば、一度査定に出してみることをおすすめします。

2.康有為についての解説

康有為の書画は、力強く迫力のある字体です。もともと書道家ではなく、どちらかといえば政治家であり、教育家でもあったのですが、政変によって祖国を出ることになり、自らの書を売って生計を立てていました。 現在売買されている康有為の書は、アメリカやインドなど、世界各地に亡命していた時代に書かれた物です。

3.康有為の歴史

康有為は朱子学や陽明学、仏教を独学で学ぶ優秀な子供時代を過ごしました。香港や上海でヨーロッパの文明に触れ、立憲君主制を説くようになりました。 私塾の万木草堂を開き、多数の弟子を教えました。科挙に合格し、政治の世界に関わるようになりますが、清朝の末期に改革をしようとしたもののクーデターにより失敗し、国を追われる身となってしまいます。 日本に亡命し、辛亥革命後に中国に帰国しましたが、政治家として活躍することは難しかったようです。 書については、朱次埼に教えを乞うたあと、鄧完白の隷書を学びました。のちに、書道の技術が亡命生活を助ける手立てになりました。

4.康有為の代表作や作者

「行書七言絶句軸」(東京国立博物館蔵) 「朱岱林墓誌銘跋」(台東区立書道博物館蔵)

5.康有為の買取査定ポイント

康有為の書道作品の買取ポイントは、保存状態が良く、装丁が綺麗であることです。保存状態が良いとは、折れたり、かけたりしていないことはもちろん、虫食いなどがないことを言います。保存状態が良いと、買取の際に評価が高くなります。 蔵などでしまったままにしておくと、虫やカビがついていることもあるかもしれません。もし、康有為の作品かもしれないと思うもので、保存状態が良くない状態である場合は専門の業者に修理に出すことも考えたほうがいいかもしれません。 素人が修理をすることはおすすめできません。まずは査定に出してみて、修理すべきかどうかを考えてみても遅くはないでしょう。 また、どういった経緯で入手されたものなのか、いつ頃の品なのかがわかる資料などがあれば、評価がつきやすいです。一緒に査定を受けてください。 康有為の著作である場合は、全巻揃っていることが重要です。外箱、帯、その他付属物などがあればなお好ましいです。

6.代表的な査定ポイント

  • 保存状態が良いこと
  • 作品の入手経緯、年代がわかる資料が残っていること
  • 古書の場合は、全巻揃っていること
  • 付属物があればなお良し

7.康有為の取引相場価格

康有為の古書は、6巻セットで50万円以上の価格で取引されています。康有為の書画については、美術館等に所蔵されているケースはありますが、希少なものでありなかなか市場に出回っていません。 資料としての価値が認められれば高額で取引される可能性があります。

8.康有為の買取についてのまとめ

康有為は、清朝末期に活躍した政治家・書道家です。康有為の書画は、独特の画風があるため人気ですが、あまり市場に流通していません。 一方で、著作物は流通しており、全巻揃った状態だと50万円程度の値段で取引されています。かなり古い本に見えるかもしれませんが、歴史的な価値あるものです。