黄花梨（おうかりん）を高価買取！中国美術の査定ポイントを徹底解説！

1.黄花梨を売りたいお客様へ

黄花梨は、唐木の一種で大変美しい木目が特徴です。また80年前までにほとんど取り尽くしてしまい、現在ではワシントン条約により新しく黄花梨を伐採することはできません。 さらに中国国内で流通している中国美術品のうち黄花梨製の物も国外へ持ち出すことは禁じられており、違反すると没収の上、罰金刑が課されます。そのため、数量的にも法律的にも入手が難しい黄花梨でできた家具や小物は高額で取引されているというのが現状です。 かつて清時代には中国美術品や王族が使用する家具などに使われていました。黄花梨の大木を一本見つければ、一生お金に困らないとも言われており、黄花梨は近年価格がかなり上昇しています。

2.黄花梨についての解説

黄花梨はマメ科のニオイシタンをいい、紫檀の仲間の植物です。食べ物のカリンとはまた別の種類の植物です。赤〜黄色の美しい木目、硬い材質が特徴です。 現在わずかに残っている黄花梨はワシントン条約により厳しく管理されています。黄花梨の中でも、海南黄花梨は特に貴重です。海南等では、すでに野生の黄花梨は絶滅してしまい、現在は黄花梨の根が残るのみになっています。赤みがかった茶色、黄色などのバリエーションがあります。 木目が美しいため、明時代や清時代に家具として加工されてきました。希少性と、中国美術品ブームにより価格が高騰しており、一部で投機の対象にもなってきました。

3.黄花梨の歴史

明時代、清時代に家具の材料として使われていましたが、特に清時代にはすでに貴重品になっていたらしく庶民は黄花梨の家具を使うことを禁じられていました。 また、漢方薬の「降香」として根の部分が利用されています。中国の銘木の代表格でもあり、黄花梨の家具を持つことが資産家の間で流行しています。

4.黄花梨の代表作や作者

明末清初 黄花梨龍鳳紋上格券口帶欄杆亮格櫃

5.黄花梨の買取査定ポイント

まずは本物の黄花梨かどうかきちんと鑑定を受けましょう。黄花梨そのものが大変貴重です。保存状態や、傷などがないことはもちろん重要ですが、傷がついてしまったからと言って価値がなくなるわけではありません。

• 黄花梨そのものに価値がある
• 本物の黄花梨であれば大変高額である

6.黄花梨の取引相場価格

本物の黄花梨であれば、櫛のような小さい物でも500万円以上の価格で取引されています。また、ベッドなどの大型家具になると、3,000万円を超えることも珍しくありません。 また、黄花梨の文房具は170万円を超えて取引されたこともあります。 古典家具である「黄花梨龍鳳紋上格券口帶欄杆亮格櫃」は、1億4千万円を超えて落札されたというニュースも。つまり、黄花梨というだけでも高価なのですが、王族が使用した品はさらに価値があり、高価だということです。まずは本物の黄花梨かどうかを鑑定してもらってください。

7.黄花梨の買取についてのまとめ

大木一本見つければ一生お金に困らないと言われていた黄花梨。優しい赤〜黄色で、木目は美しく、硬いことが特徴です。現在ではベッドが3,000万円を超える、投機の対象になるなど、価格が上昇しています。黄花梨でできた家具や小物をお持ちならば、今が売り時と言えるかもしれません。