華道具(かどうぐ)を高価買取!華道具の査定ポイントを徹底解説!

1.華道具を売りたいお客様へ

華道具と言われて、あまりピンとこない方もいらっしゃるかも知れませんが、華道とは、植物だけ、あるいはそのほかのいろいろな材料と組み合わせて作品を構成して鑑賞する芸術のことです。 それに使用される、花台、花器、鋏、剣山などの道具類の総称です。 今回は歴史などを交えながら、それらの査定ポイントについて解説していきます。

2.華道具についての解説

先述したように、華道は植物だけでなく、それを展示するための容器や周辺環境を含めての総合芸術であるため、花を剪定するための鋏や、花を活ける花器としての皿や花瓶、壺など、そしてそれらを置く花台、生花を固定するために必要な剣山などが主な華道具になります。

3.華道具の歴史

華道具の歴史を語るということは必然的に華道の歴史を語ることになります。 華道は室町時代に、京都の僧侶たちによって確立されていきました。 それから、上流階級の趣味であったものが、江戸時代になって庶民にも広がり、教養として広く愛されるようになります。 現代に残る華道は、多くはこの江戸時代の頃の華道がベースとなっており、この頃に使われた道具が現代の華道具の原型です。

4.華道具の代表作

「十三代柿右衛門 花瓶(じゅうさんだいかきえもん けびょう)」 中野区立歴史民族資料館 断絶していた技術を復活させた近代の名工による作品です。

5. 華道具の買取査定ポイント

  • 割れや欠け、色落ち、錆などがないこと。
  • 作者が人間国宝などの著名な人物であることと、それが証明できる折り紙などがついていること。
  • その品単体でも工芸的価値の高いこと。
  • 黒檀などの貴重な素材が使われており、素材そのものの価値が高いこと。
などが高額査定になりやすいポイントになります。

6.華道具の取引相場価格

どの道具なのかによって大きく相場は変わります。 例えば鋏と剣山は現代品の量産品が使われることがほとんどであるために、そもそも骨董品が出回ること自体が少ないですし、金属である以上錆によって消耗していくため、あまり高値になることもありませんが、花器や花台は受継がれて使用される上に、それ単体でも美術品として扱われることも多いため、高額査定につながることが多いです。 ものによりますが、名品であれば数十万円になる場合があるほどです。

7.華道具の買取についてのまとめ

華道具の中でも、花器や花台は、花を活ける習慣のない方には、ただの物置台や、日常では使い道のない焼き物にしかなりませんが、わかる人にとっては大変に価値のあるものです。 自分に必要ないからといって捨ててしまうよりは、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。 何でもないような器が、あなたの生活を彩り豊かにすることもあるかもしれません。