沈香(じんこう)を高価買取!香道具の査定ポイントを徹底解説!

1. 沈香を売りたいお客様へ

沈香は香木の一種です。木の樹脂が長い年月をかけて形成・熟成し良質の香木となっておいます。沈香の原木は軽いですが、樹脂が付着した部分は重く沈むため、「沈香」と呼ばれています。加熱すると香りが立つのが特徴です。伽羅などと同じく鎮静効果があるとされています。 現在でも香木は人気があり、買い求める方は多くいます。

2. 沈香についての解説

沈香は東南アジアに生息するジンチョウゲジンコウ属の沈香木から作られます。害虫や風雨などによって木の内部にダメージを負った時、木は防御策としてダメージ部分の内部に樹脂を分泌します。そしてそれを蓄積・乾燥させたものを削りとったのが沈香になります。 原木の比重は非常に軽いですが、樹脂が付着すると水に沈みます。このことから「沈香」という名が付けられました。そのままでは無香ですが、熱することで香りがします。 沈香は香りの種類や産地などによって様々な種類に分類されます。沈香の中でも質の良いものを「伽羅」と呼び、珍重されています。

3. 沈香の歴史

日本でも香木の歴史は「日本書紀」に記された、595年に淡路島に香木が漂着した記録が最古だとされています。しかしこれはあくまで伝説であり、現在では10世紀以降に入ってきたのではないかという説も出ています。 正倉院には長さ156cm、最大径43cm、重さ11.6kgという巨大な香木「黄熟香(おうじゅくこう)が納められています。これを足利義政・織田信長・明治天皇などの時の権力者がこれを切り取り香りを楽しんだとされます。 現在ではおもに東南アジアなどから輸入されています。

4. 沈香の代表作や作者

  • 黄熟香(おうじゅくこう)
  • 沈香木画箱(じんこうもくがのはこ) 奈良時代
  • 沈水香               飛鳥~奈良時代

5. 沈香の買取査定ポイント

香木は香りの質が重要な査定ポイントです。その他、原木の質量はどうか、大きさはどれくらいか、保存状態は良いかなどの大切なポイントとなります。

代表的な査定ポイント

  • 品質はどうか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 保存状態は良好か(汚れがない、箱が残っているかなど)
  • 大きさはどれくらいか

6. 沈香の取引相場価格

沈香も大きさや品質によって価格が大きく異なります。あくまで目安ですが、沈香はグラム単価が数百円~2,000円となっています。 たとえば2,700gの大きな天然ものの「イリアン沈香」には約58万円の値がつきました。またベトナム産の巨大な姿木4,000gの迫力のある沈香に迫力があるので人気があります。

7. 沈香の買取についてのまとめ

沈香はフィリピンを除く東南アジア全域で産出する香木です。樹木内の樹脂が、長い年月をかけて蓄積・熟成されると香木となります。熱することで香りを放つので、香道の他、線香や焼香の材料としても使用されています。 もし品質が良く、大きいものでしたら高額査定の可能性もあります。