象牙製の印材を高価買取!象牙の査定ポイントを徹底解説!

1.象牙の印材を売りたいお客様へ

象牙の印材は象牙の印鑑に使われる素材のことで、主にはんこ業者の間で珍重されています。現在は象牙の見かけること自体少なくなりましたが、今なお印材としてのニーズは高く、保存状態が良いものは高値になる場合があります。ただ、一般ユーザーには需要がほとんどない象牙製品のため、通常は業者に買い取ってもらうことになるでしょう。

2.象牙の印材についての解説

象牙の印材は丸く印鑑の形状に加工されているのが特徴です。直径は一般的な印鑑の15mm~20mmほどになっており、長さも6cmが一般的です。なお、状態によって材質のランクがあり、買取価格・希少性に影響を及ぼしています。

3.象牙の印材の歴史

象牙は千年以上も前から使われている素材ですが、印材としてのニーズが高まり始めたのは昭和に入ってからのことです。当時は印鑑も見栄えを重視する傾向があり、たいへん高価な象牙の印材のニーズが高まり、1本数十万円で印鑑が作られていました。

4.象牙の印材の希少価値

象牙はすでに輸出入が禁止されており、印材自体も量が減っている現状です。このため、象牙の印材の希少価値も高まりつつありますが、質により希少性が異なっています。特に希少なものは芯持象牙という印材で、象牙1本から1~2本程度しか作れず価値が高くなっています。白さが際立つ上質な印材も希少性が高いため、まとめて売れば高値が期待できるでしょう。

5.象牙の印材の買取査定ポイント

買取業者に象牙の印材を売却する時は、印材の状態に注意しましょう。芯持象牙なら高値も珍しくありませんが、欠けや破損があると査定額が下がります。また、印材が変色・劣化したものは価値が低く、買取価格も下がりがちです。このため、日頃からの保管も買取価格に影響すると言えます。
  • 印材の状態(質・ランク)
  • 欠けや破損の有無
  • 変色や劣化具合

6.象牙の印材の取引相場価格

象牙製品は様々あり、取引が活発な製品も少なくはありません。しかし、象牙の印材は個人間での取引が限られるため、売るなら買取業者に限定したほうが良いでしょう。一般的な象牙の印材の取引相場は、1本あたり千円~5千円ほどが目安です。 昔ほどの高値は付きませんが、複数本まとめて売却すれば査定額がアップする可能性もあります。ただ、象牙自体の相場や、印材の状態も影響します。質やコンディションによっては、上記の取引相場を下回る場合もあります。

7.象牙の印材の買取についてのまとめ

単体での取引価格は決して高くありませんが、今でも象牙の印鑑は根強い人気があります。買取を行っている業者も多いため、売却に苦労することは無いでしょう。その反面、象牙の質や状態が買取価格を左右しています。芯持象牙とそれ以外の並品とでは、価値が様変わりするので注意しましょう。判断が付かない場合、業者に査定してもらうことをおすすめします。