根付(ねづけ)を高価買取!装具の査定ポイントを徹底解説!

1.根付を売りたいお客様へ

日本の伝統衣装、和服。最近では海外の方が、日本のお土産として浴衣を買って帰ることも大変多いそうです。 そんな和服と関係の深い、かつてからそれ単体でも世界で評価されている日本の工芸品があります。 それが、根付です。今回は、根付の歴史などについての解説なども交えながら、査定のポイントについて説明致します。根付をお持ちの方などは、参考にされてください。

2.根付についての解説

そも、根付とは何かといいますと、「着物のときに小物を持ち歩くため、小物につけた紐をつなげておいて、この根付を帯の上に出すことで、ストッパーの役割をして紐が抜け落ちないようにするもの」です。 そのため、小さくて丸っこい形をしており、紐を通せるようになっています。 昔の人は、煙管やちょっとした小物入れなんかを、根付をつけた紐で帯に挟んで携帯していました。 今で言う、ケータイのストラップのような感じです。

3.根付の歴史

根付らしいものが広く使われるようになったのは、家康公が大名たちに薬の携帯を奨励したことからでした。 ですが、根付は当初は存在せず、糸印と呼ばれる、糸を通せる構造になった印鑑をつけて、それに根付と同じ役割をさせることで、帯に印籠などの小物をひっかけていました。しかし、糸印は角ばった形なので、帯を傷つけてしまうため、考えられた結果、現在に伝わるような丸みのある形をした根付が考案されました。そしてそれが町人たちにも広まった結果、伊達心や粋などを表現した美しい工芸品が生み出されるようになっていったのです。

4.根付の代表作

2017年現在、国宝に指定されている根付はありませんが、芸術性に優れた名品は多く存在します。 「根付 花唐草」(ねつけ はなからくさ) 須坂市立博物館所蔵 「根付 竹籠に鼠」(ねつけ たけかごにねずみ) 須坂市立博物館所蔵 「根付 法螺貝に弁慶と烏天狗」(ねつけ ほらがいにべんけいとからすてんぐ) 高円宮家所蔵 「根付 鶉」(ねつけ うずら) 高円宮家所蔵

5. 根付の買取査定ポイント

  • 木製や象牙などの脆い素材が多いため、破損がないほうが査定がアップ。
  • 彫刻の精緻さや、デザイン性の高いものほど高額査定。
  • 象牙や金、珊瑚など素材そのものの価格が高いものも査定が高くなりやすい。

6.根付の取引相場価格

根付は現代でも人気のある小物として生産されており、こちらも高円宮殿下などは収集されておられたようですが、当然ながら骨董として高値がつくのは江戸時代などに制作された古根付です。 安価なものでは数千円から、象牙や金など貴重な素材を使用したものや、高度な加工が施されたものであれば数万円から数十万円と、価格には大きな幅があります。 だからこそ、信用のおける骨董店に査定を依頼するのが重要になります。

7.根付の買取についてのまとめ

昨今は和食の世界遺産指定などの追い風もあり、世界的な日本ブームとなっております。 その上、根付はそれ以前から、日用の小物でありながら日本らしい精緻な細工が施された美術品として、日本以上に海外で人気のある品です。 もしかすると、タンスの奥や小物入れの中に、素晴らしい掘り出し物が眠っ ているかもしれませんので、見つけたときには査定を依頼してみてはいかがでしょうか。しょうか? しょうか。