帯留め(おびどめ)を高価買取!装具の査定ポイントを徹底解説!

1. 帯留めを売りたいお客様へ

帯留めは女性が着物を着るとき帯締めに通す装身具のことを指します。帯留めはデザインや素材も豊富なので、さりげないおしゃれをするにはぴったりです。同じ着物でもこの帯留めを変えるだけでかなり印象が違うのでよく使用されています。江戸時代には、カジュアルなおしゃれを楽しむため普及していました。当初は男性のために作られましたが、時代を経るにつれて女性たちが楽しむものへと変わっていきました。 珊瑚や翡翠、宝石などで作られているものもあり、アンティークなコレクションとしても人気があります。

2. 帯留めについての解説

帯留めは江戸時代に始まった着物の装身具です。作られた当初は帯の止め金具として使用されていました。当時は帯の固定金具として使用されていたため、とても実用性が高いものでした。その後、帯締めと帯留めにそれぞれ発展し、帯留めは小物や装飾品としての意味合いを強めることとなります。 当初は主に男性や高齢者が使用していましたが、だんだんと女性へと広まっていくことになります。そして男性から女性の装飾品に移行していったとされます。 素材も豊富で、金・銀・珊瑚・翡翠など様々なものがあります。そして花や動物などモチーフも幅広いものが使用されています。

3. 帯留めの歴史

帯留めは江戸時代後期の文化・文政年間(1804~1829年)ごろに始まったとされています。最初に「帯留め」という言葉が出てきたのは1822年と言われ、当時は他に胴締や上締とも呼ばれていました。紐を結ぶものと、留め金具式のものがあったとされています。 幕末から明治時代初期にかけて、芸者の間で流行しました。また明治時代には「パチン留め」とも呼ばれ、不要になった刀装具を転用した帯留めも作られたとされます。また廃刀令によって職を失った刀装具の職人たちも、帯留め職人となる人が数多くいました。 その後1892年頃になると、帯留めは帯の固定という実用性のある道具から装飾品へと形を変えていくことになります。 現在の帯留めは紐を通す形のものや、帯締めの上から金具でつけるクリップ式ものものなどがあります。

4. 帯留めの代表作や作者

  • 撥鏤帯留(ばちるおびどめ) 吉田文之
  • 帯留金具「蛙」       鴨下春明

5. 帯留めの買取査定ポイント

江戸時代に職人が手作りしたアンティークのものはコレクションとしての価値があり、人気があります。そのためまずはどの時代に作られたものか、有名な作者の手によるものかなどが重要となってきます。また昭和時代に作られたものでも、伝統的な彫金技法によって作られたものは高値で取引されます。そして現在のものでも、ダイヤモンドや、サファイヤなどの宝石で作らえたものは高額査定の可能性があります。 代表的な査定ポイント
  • いつの時代に作られたものか、作者は誰か(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 保存状態は良好か
  • 素材は何で作られているか

6. 帯留めの取引相場価格

帯留めは素材や年代、作者によってかなり取引価格が変わってきます。例えば天然の珊瑚(約68.4mm×53.1mm)で作られた帯留めは、宝石鑑定書付きで約38万円の値がつきました。また翡翠(約7g)のものは鑑定書無しで22万円、真珠のついたものが(5.8cm×3.2cm、真珠5.5cm)約18万円で取引されています。 特に珊瑚や翡翠で作られたもの人気があるようです。

7. 帯留めの買取についてのまとめ

帯留めは元々はその名の通り、帯を留める実用性の高いものでした。時代を経るごとにその役割を変え、現在ではアクセサリーのような装身具として使用されるようになりました。季節や着物によって種類を変えて楽しめるものとなっています。 帯留めは素材の種類が豊富で、珊瑚、翡翠、真珠、象牙など様々なものから作られています。そのためコレクションとしても人気が高いです。特に珊瑚や翡翠のものは人気があり、高額査定の可能性もあります。