三味線(しゃみせん)を高価買取!楽器の査定ポイントを徹底解説!

1.三味線(しゃみせん)を売りたいお客様へ

三味線は、皆さんご存知日本を代表する和楽器の1つで棹のある弦楽器です。 近年三味線は若者から年配の方まで最も一般に普及した和楽器となっており、多くの愛好家が存在します。楽器としての人気の高さと、その美しい外見と音色から需要が常に高い楽器で物によっては驚くほどの高額査定になることがあります。 今回は三味線の査定ポイントをまとめましたので、ご自宅に三味線をお持ちの方はぜひご参考にされてください。

2.三味線(しゃみせん)についての解説

三味線は、日本の有棹弦楽器で、弾いて演奏されます。四角い形をした扁平な木製の胴の両面に、犬や猫の皮をはり、胴を貫通して伸びる棹に張られた弦を銀杏型のバチで弾いて演奏します。 素材には、高級品には、インド産の紅木や、紫檀などが用いられ、特殊なものだと白檀や鉄刀木(たがやさん)が使われることもあります。 上級品だと、内側の面にノミを使って細かな模様が一面に掘られており、これは綾杉と言って、三味線の音の響をよくするとされており、現在も高額で取引されています。

3.三味線(しゃみせん)の歴史

三味線の成立は15〜16世紀とされており、和楽器の中では意外にも歴史が浅い楽器です。16世紀ごろに琉球貿易によって堺に中国の三弦がもたらされ、短期間の間に三味線へと改良されたと言われています。この少し前に琉球王国に渡ってきた三弦は、琉球王国の宮廷音楽に取り入れられて、「サンシン」へと進化を遂げました。

4.三味線(しゃみせん)の代表作

「清瀧」及川鳴り物博物館蔵 「飛々喜」及川鳴り物博物館蔵

5. 三味線の買取査定ポイント

  • 紫檀、白檀や象牙など素材自体が高価なものが使われている場合は高額査定がつきやすい傾向にあります。
  • 蒔絵などが施されていると高額査定の可能性あり。
  • 現在も演奏することができるかは楽器としてとても重要です。演奏できない場合買取できないこともあるので一度お問い合わせください。
  • 作者の知名度も重要。名工や人間国宝の作であれば最近のものでも高額査定。
  • キズや汚れ・欠け・割れなどがないか。
  • 書や箱が残っていると査定額アップの可能性あり。
  • 三味線はトチ木、紅木などの素材が人気が高いです。
  • 内面に彫刻が施された綾木は上級品の証で、高額査定が期待されます。
  • 津軽三味線は需要が高く、査定額アップが期待できます。
  • べっ甲のバチなどが一緒にあれば高額査定の可能性あり

6.三味線(しゃみせん)の取引相場価格

三味線の取引相場は5万円から10万円前後となっていますが、中には超高額査定がつくものがあります。 例えば、全長102cmの正寸棹の津軽三味線、胴は花琳、棹が紅木、子持ち綾杉胴で糸巻きが象牙のものだと、50万円ほどの価格がつくこともあります。

7.三味線(しゃみせん)の買取についてのまとめ

三味線は現代でも現役で弾かれ続けている和楽器の1つで、習い事としてもとても高い人気があります。年代の古いものであれば骨董的価値や素材的価値が高くなり、高額査定が期待できます。比較的最近のものであっても楽器として価値があれば満足できる価格で買取される可能性も高い美術品です。もし時代や作者がわからなくても、使い道がない三味線をご自宅にお持ちの方はぜひ査定に出されてみてはいかがでしょうか。