秋田銀判 九匁二分(あきたぎんばん くもんめにぶ)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1. 秋田銀判 九匁二分を売りたいお客様へ

一両と引き換えることができた銀貨で、その名が示す通りかなり大型です。古銭として歴史的価値が高く、また銀の品位としても高いコレクターの間でも注目の銀貨です。

2. 秋田銀判 九匁二分についての解説

表面には「九匁二分」と量目が刻まれ、「改」極印には丸枠の有るものと無いものが存在します。九匁二分銀判においては丸枠の無いものは大変珍しく、多くは丸枠のある極印が刻まれています。裏面には「秋」の極印があり、表面には原則として六箇所、裏面には四箇所の篆書体の「裕」極印が周囲に打たれています。重さは表記通りで九匁二分、つまり34.5グラムで大きく、堂々としています。品位も97%と非常に高いものです。

3. 秋田銀判 九匁二分の歴史

「匁」という重さを表す表示ですが、重さによって価値が変わる秤量銀貨ではありません。これより先に久保田藩では秋田封銀を発行しており、八匁を一両として想定していました。が、当時広く流通していた一分銀の量目よりも不足していることがわかり、八匁=一両では通用しないということで、一分銀の量目に比例させて九匁二分としました。従って半分の四匁六分は二分として、一匁一分五厘は二朱として通用させていくことを想定していたことになります。

4. 秋田銀判 九匁二分の希少価値

高純度の銀であり、貴金属的価値も十分あります。加えて銀判は現存数の少なさから古銭としての希少性に優れ、査定額は高めです。

5. 秋田銀判 九匁二分の買取査定ポイント

銀は保存状態いかんですぐに劣化しやすいので、状態のよいものであれば、かなりの高値が期待できます。ただこの秋田銀判 九匁二分については希少価値が高いので、状態のよくないものでも査定は高くなることが見込まれます。

  • 変色や傷みのないよい保存状態か

6. 秋田銀判 九匁二分の取引相場価格

品位の高さからの貴金属としての価値に加え、希少価値のある古銭としての価値から常に高い査定価格が期待できます。相場としては6万円から9万円程度ですが、状態のよいものであればさらに高い査定価格になることもあります。
現在、yahooオークションでの出品はありませんでしたので、一般的には流通しない古銭と思われます。

7. 秋田銀判 九匁二分についてのまとめ

大きさといい、純度といい、まるで銀の塊のような秋田銀判 九匁二分は、持っているだけで十分満足できるよいものですが、銀は保存に気をつける必要があり、素手で触れない、空気に触れさせない、高温多湿にならないなどの注意が必要です。きれいな状態で見つかったのであれば、早々に鑑定士とよばれるプロがいるような信用のおける店で鑑定され、売却してしまうのも一案でしょう。