長年大宝(ちょうねんたいほう)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!
1. 長年大宝を売りたいお客様へ
長年大宝とは、848年(嘉祥元年)に発行された銅銭です。日本で最初に律令政府が定めた通貨である皇朝十二銭のひとつで歴史的価値があります。材料が銅であること。銅の不足により造りかえられるたびに鉛の割合が増していったことから、発見された時点の状態がすでによくないことが非常に多く、状態のよいものであれば高値での買取も期待できる銭貨です。
2. 長年大宝についての解説
長年大宝は、皇朝十二銭の中では7番目にあたります。直径20mm前後の円形で、中央には正方形の孔があいています。長年大宝の文字は、時計回りに「長年大寶」と描かれており、重さは2.5g程度です。
3. 長年大宝の歴史
嘉祥元年(848年)に発行されました。長年大宝の次である饒益神宝は859年発行なので、わずか10年ほどで作られなくなった銭貨です。そういった意味で希少性が高い、12種類あるうちの7番目でまだまだ銅の割合も高く銅貨としての価値も高いといった特長があります。
また質の高さから、径の違いはあまりなく、字体の違いも細微なものであるため、細かく分類するのが極めて困難とされています。
4. 長年大宝の希少価値
銅貨としての質も、また技術的な価値もまだまだ高かった時代に造られ、かつ流通期間が短かったことから、その希少性は高く、皇朝十二銭の中でも高値で買取されること可能性が極めて高いといわれています。それだけに字体や孔の大きさなど非常に細かい部分を見極めての査定となりますので、専門家でも注意を要する長年大宝です。思いがけないほどの価格がつくこともある楽しみな銭貨といえるでしょう。
5. 長年大宝の買取査定ポイント
高い技術を保ち、サイズもほぼ均一に作られた時期なので銭径のブレは多くはないとされています。それだけに「大字」とよばれる20mmをわずかでも超えるものは非常に価値が高いとされます。また書かれた文字もたとえば「長」の字が中央の孔部分に触れているかいないかで査定も大きく変わり、サイズが大きく、長の最後のはらいが孔に触れていなければ、数百万円という査定額になることもあります。
- サイズが20mmを超えているか
- 「長」の字の最後のはらいが孔に触れているか
- 字体が幅広でなく狭いものなど特長的なものかどうか
6. 長年大宝の取引相場価格
一般的な買取価格は15万円ほどで、大きいものであれば50万円になることもあり、相場としては30万円程度と考えてよいでしょう。ただし先にも書いたように、専門家でも分類が難しいほど非常に微細な違いからその希少性を判断するので、いくつかのところで鑑定を受けたときに査定価格に差が出やすいといわれます。
yahooオークションだと、入札はないですが本物と記載のあるものが、10~12万円前後、中には30万円を超えるものもありました。いずれも本物保証がされ鑑定書つきです。鑑定書があると値段がつきやすい事は明らかと言えるでしょう。
7. 長年大宝の買取についてのまとめ
長年大宝を手放すことをお考えの場合にまずお伝えしたいのは、複数のところで鑑定を受け、査定価格を出してもらうということです。判別が難しいほどの状態であればなおさらです。正しい鑑定、より高い査定価格を得るために、ここはぜひ慎重に対応してください。
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