淳熙元宝(じゅんきげんぽう)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1. 淳熙元宝を売りたいお客様へ

中国の南宋時代に造られた銭貨です。古いものだけにきれいな状態で保存されていることはまれです。鋳造された年が裏面に入っている興味深い銭貨なのでコレクターの間でも人気が高く、希少性のある価値ある古銭です。

2. 淳熙元宝についての解説

淳熙元年、1190年から鋳造された銭貨です。形は円形で中央に正方形の孔があいており、直径は3cm前後です。表面には上から時計まわりに「淳」「熙」「元」「寶」と描かれており、裏面は製造年をあらわす数字があるのでコレクターの間では「南宋番銭」とよばれています。書体は真書体、篆書体、隷書体があり、書体によって価値が変わります。

3. 淳熙元宝の歴史

奈良時代から平安時代まで日本で初めての法定貨幣である皇朝十二銭が造られましたが、銅の材料不足から貨幣の質を落とし、結果その信用をなくし、ついに貨幣製造が中止されました。その後、長い期間貨幣が鋳造されることはなく、日本で再び造られるまでの間は渡来銭が使われていました。そのうちのひとつが中国の南宋時代に造られ日本に伝わった淳熙元宝です。

4. 淳熙元宝の希少価値

渡来銭は後に使用を禁止されたことで扱いが乱暴になったのでしょうか、きれいな状態で現存することが少なく、希少性は高いものになっています。淳熙元宝については、書体が真書、篆書、隷書の3種があり、書体によってはさらにその希少性が高まります。 ときには淳熙元宝をまねて造られた私鋳銭が見つかることがあり、裏面の数字の刻印はない場合がみられます。

5. 淳熙元宝の買取査定ポイント

状態のよいものは買取価格が高くなります。ただし価格を上げようと素人がクリーニングしてしまうとかえってその価値を下げることもあるので注意してください。
  • 状態のよいものであるか
  • 書体は真書、篆書、隷書のどれなのか

6. 淳熙元宝の取引相場価格

買取相場は状態の悪いものでも1000円から5000円ほどの査定価格が見込めます。状態のよいものや、鋳造の型のもとになった母銭であれば2万円程度の査定価格になることも珍しくありません。書体については、真書よりも篆書、隷書の方が高めの傾向です。 yahooオークションで、草書、大様の鉄母が6万円で出品されていました。比較的状態のよいのは5000円ほどでした。

7. 淳熙元宝についてのまとめ

状態さえよければ、高めの査定価格になる可能性がある銭貨で人気があります。が、なんといっても古いものなので、保存方法に自信がなく経年による劣化が心配な方は早めに売却を検討するのも一案です。その際には古銭専門の業者に査定を依頼し、適正価格で取引することをおすすめします。