慶長笹書大判金(けいちょうささがきおおばんきん)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!

1. 慶長笹書大判金を売りたいお客様へ

慶長大判は全部で8種あり、中でも希少で相場も高いのは慶長笹書大判金です。もともとの生産量が少ないことと、笹の葉のように流れる墨書きの優美さが特徴です。

2. 慶長笹書大判金についての解説

形は角ばった楕円形。表面は「拾両後藤」と墨書され、特徴ある笹の葉が流れるかのような端麗な墨書きは七代目、後藤顕乗の書とされています。上下左右に丸枠桐紋極印がそれぞれ一箇所、計四箇所打たれ、裏面中央には丸枠桐紋、亀甲桐紋、花押の極印が打たれています。これら裏面のものは本物であればうっすらとみえる程度です。表面は天正大判と異なり鏨目(たがねめ)で、縦14.8cm、横9.1cm、重量は164.9gです。

3. 慶長笹書大判金の歴史

江戸時代の初期、慶長6年(1601年)に徳川家康の命で造られた金貨「慶長大判金」のひとつです。大判を造る大判座は豊臣秀吉の時代には京都の室町通りの北端にあり、寛永2年(1625年)以降は江戸にも大判座が設けられましたが、これはそれ以前のもの。大判座、後藤四郎兵衛家で造られたものです。大判は小判と比べさらに「黄金色」が感じられますが、これは意図的に銅を3%加えて審美性を持たせたものです。こういったことから、流通用というより贈答用に造られたものといえます。

4. 慶長笹書大判金の希少価値

大判金の頂点ともいわれる慶長笹書大判金は希少価値としても頂点です。その希少性の高さは言うまでもなく計り知れないほど高いものです。

5. 慶長笹書大判金の査定ポイント

状態のよいものであることはもちろん重要ですが、贋作も出回っているので、まずは本物であるかの鑑定が必要です。見分けるポイントのひとつとして裏面の丸枠桐紋、亀甲桐紋、花押の極印がうっすらとしたものであることというのがあります。くっきりとしているものは贋作である可能性が高いとされます。

  • 贋作ではなく、本物か

6. 慶長笹書大判金の取引相場価格

貴金属としての価値があること、墨書きが非常に美しくコレクターが注目するだけでなく博物館が所蔵を熱望するほどのものであることから、1000万円は下らないといわれています。 yahooオークションにはありませんが、複製品でも12500円でした。

7. 慶長笹書大判金についてのまとめ

慶長笹書大判金に限らず、大判は一枚で驚くほどの査定価格が出る貴重なものです。中でもこの慶長笹書大判金は頂点に立つものとされていますから、もし売却をお考えであれば古銭に詳しい専門業者でまず本物かどうかの鑑定を受けましょう。