享保大判金(きょうほうおおばんきん)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!
1. 享保大判金を売りたいお客様へ
江戸時代の初期に造られた慶長大判金、品位を落として造られた元禄大判金、の次に発行された大判金が享保大判金です。品位が初期の慶長大判金の程度に戻り、貴金属としての価値は高いものなので大変貴重です。2. 享保大判金についての解説
表面は「拾両後藤」と墨書されていますが、流通期間が長かったため墨書きが消えたあとにされる後藤家による書き改めが煩雑にされたため後藤家六代による墨書が存在しています。後藤四郎兵衛家十二代寿乗、十三代延乗、十四代桂乗、十五代真乗、十六代方乗、十七代典乗の書です。上下左右に丸枠桐紋極印がそれぞれ一箇所、計四箇所打たれている点は他の大判と同じで、形もやや角ばった楕円形で慶長大判金と同じです。裏面中央には丸枠桐紋、亀甲桐紋、花押の極印、左下に「久・さ・竹」、「久・石・竹」、「久・坂・竹」、「久・宇・竹」、「久・七・竹」のいずれかの極印が打たれています。3. 享保大判金の歴史
享保10年に鋳造が開始され、発行されました。先の品位の下がった元禄大判金とは違い、慶長大判金の品位に戻して造られたことと共に、初めて公式に通用価値が定められたことも特筆すべきことです。享保小判、一分判に対し、七両二分とされました。通用期間は享保10年(1726年)から万延元年(1860年)です。4. 享保大判金の希少価値
享保大判の現存数は万延大判についで多いので、大判の中では比較的低い希少性ですが、初期の十二代寿乗による墨書は大変稀少とされています。5. 享保大判金の査定ポイント
古銭の場合、状態のよいものであることはいつでも重要ですが、この享保大判金については流通期間が長かったことから、6人もの手による墨書きが存在し、また書き直しも煩雑にされたことから、6人のうちの誰の手によるものかといったことも重要な査定ポイントになっています。- 状態のよいものであるか
- 誰の手による墨書きか
6. 享保大判金の取引相場価格
現存する数の少なさから非常に高い相場で、1000万円という相場も期待できます。十二代寿乗の墨書きであれば高めの相場価格になる可能性もあります。 現在、yahooオークションでの出品はありませんでしたので、一般的には流通しない古銭と思われます。7. 享保大判金についてのまとめ
貴金属として考えても高い価値のある享保大判金は恩賞として使われただけでなく、鑑賞用といった意味合いもありました。日常的に使われるものではないからこそ発行数は少なく、その分希少価値の高いものになっています。もし売却をお考えであれば、古銭専門の業者で鑑定を受け適正価格で取引されるとよいでしょう。品物の取引相場価格を検索
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