[古寛永]二水永(にすいえい)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!
1. 二水永を売りたいお客様へ
寛永通宝は、江戸時代を通して広く流通した銭貨として有名です。その中でも二水永は寛永通宝の中の「永」の字が独特であること、鋳造年が入っていることから、非常に価値が高いとされています。他の寛永通宝とは格段に違う、期待以上の査定価格になる場合もあります。
2. 二水永についての解説
形は円形で、中心部に正方形の孔があるという点では他の寛永通宝と同じですが、「永」の字が「二」と「水」を組み合わせた独特の形になっていること、裏面に鋳造年である「三」もしくは「十三」が鋳込まれていることが大きな特徴です。
3. 二水永の歴史
寛永3年(1626年)に常陸水戸の富商・佐藤新助が初めて鋳造した二水永は、江戸幕府と水戸藩から許可は得ていたものの、そのときはまだ法定貨幣としては認められていませんでした。このときに鋳造されたものは、裏面に「三」の文字が鋳込まれているので寛永3年を表すものとされています。
そしてその9年後の寛永12年に息子の佐藤庄兵衛が再び江戸幕府と水戸藩から許可を得て、翌年の寛永13年に銭貨鋳造を始めました。このときに造られたものは裏面に「十三」と鋳込まれています。
どちらも水戸で造られた水戸銭ではありますが、裏面の数字と永の字から特に二水永とよばれています。
4. 二水永の希少価値
長期にわたって造られ続け、江戸時代250年間流通し続けた寛永通宝なので、それほど希少性はないといわれています。査定価格も100円からせいぜい数千円と言ったところが多いです。が、この二水永に限っては桁がひとつ違います。中には変わります。あか言っては泳ニス家字体には昭和時代まで流通していたに近代にまでたていたため、希少性はさほど高いものではありません。が、割れや欠けのない状態のよいもの、字体が珍しいものなどは10万円をこえることも少なくありません。寛永通宝の中では高い査定価格が出やすいものといえます。
5. 二水永の買取査定ポイント
特徴を表す「永」の字がはっきり見えることがポイントです。裏面の「三」や「十三」はないことがありますが、入っているものであれば、査定価格は大きく跳ね上がります。ごく近代まで使われたものなので寛永通宝そのものは決して希少性の高いものではありませんが、この二水泳に限っては査定が楽しみな銭貨です。
- 独特な永の字がはっきりわかるものであるか
- 割れや欠けのない美品か
- 裏面に三や十三の字が鋳込まれているか
6. 二水永の取引相場価格
字のはっきりしないものでも5000円以上、はっきりした字の美品であれば50000円以上、全体的には古寛永に分類される古いものであれば10万円前後にはなる可能性があります。これらはいずれも裏面の数字がはっきり見えていない場合で、はっきりわかるものであれば数十万円以上の価格になることもあります。
yahooオークションで、入札はないですが30万円の価格がついたものがありました。それ以外でも数万円のものもあります。いずれも鑑定書発行可と書かれています。高い値段で売却するには鑑定書は必須です。
7. 二水永についてのまとめ
寛永通宝の中でも二水永は査定価格が大いに期待できるものです。永の字が変わっている、裏に数字らしきものがあるなどの場合はぜひ一度、古銭専門業者で鑑定を受けてみましょう。思った以上の査定価格となり思わずにっこりといったことがあるかもしれません。
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