[古寛永] 芝銭(しばせん)を高価買取!古銭の査定ポイントを徹底解説!
1. 芝銭を売りたいお客様へ
芝銭が造られ始めたのは寛永13年、1636年からです。江戸幕府が江戸を中心に最初に開いた銭座で造られた古寛永にあたります。相場としてはあまり高いものではありませんが、鋳型を作るもととした母銭であれば数万円の価値になることもあります。
2. 芝銭についての解説
銅の生産量が増大したのを機に、江戸浅草、江戸芝、江戸坂本、常陸水戸の4か所で鋳造され、このうちの江戸芝で造られたものが芝銭とよばれています。古寛永の中では非常に数が多く、「寛」「永」「通」「宝」の点がすべて大きめであるのが特徴です。点だけでなく他の部分も非常に伸びやかに描かれています。文字はどちらかといえば太く、繊細さは感じられません。中には若干細めの字のものもありますが、受ける印象は大きくバランスのとれた字というところでしょう。
3. 芝銭の歴史
寛永3年(1636)から、江戸芝で鋳造された銭貨ですが、そう言い切るもとになる資料の信ぴょう性を疑う向きもあり、「称芝銭」と称をつけて呼ぶ人もいます。寛永通宝銭譜によると「天海僧正の筆によるとの伝説もあるが信じがたい」と書かれており、伸びやかな字は誰によるものなのか興味深いところです。古寛永通宝の中では数が多くありふれたものとされています。
4. 芝銭の希少価値
古寛永通宝の中でも希少性の低い種類ですが、細字のものや中央部の孔に字が接するほどに近いものであれば、意外な査定額になることもあります。これまでの研究ですでに細かく分類がなされているのでそれをひとつひとつあたり見分けることは素人には難しい種類であるともいえます。
5. 芝銭の買取査定ポイント
書体によって査定額が決まります。寛、永、通、寶のどの字にも点がありますが、この点が草書体になっているかがそのポイントです。他には字全体が細字であるかということ、字の位置が中央の郭に接するほどに寄っているかです。
- 各字の点が草書体、つまり点の最後がはねているか
- 字が細字であるか
- 字が縁から離れ、郭部に寄り気味か
6. 芝銭の取引相場価格
ありふれたとも評される芝銭なので、ごく標準的なものであれば、査定価格は100円以下になることもあります。しかし字体の希少性によっては数百円から千円になることもあります。 yahooオークションで、入札はないですが1万円の価格がついたものがありました。縁が太めの美品です。本物であるという鑑定書つきであれば安心して入札したくなるほどのよい保存状態のものでした。
7. 芝銭についてのまとめ
書体の違いによって希少性が高いかどうかが決まります。細かい分類にそって見分けるのは素人では難しいので、売却を考える場合は古銭の専門業者に鑑定を依頼し、よりよい査定額を出してもらうとよいでしょう。
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