懐中時計(かいちゅうどけい)を高価買取!懐中時計の査定ポイントを徹底解説!

1. 懐中時計を売りたいお客様へ

懐中時計は主にポケットや懐に入れて持ち歩くための小型の時計です。腕時計が流行するまでは携帯時計として世界中で使用されてきました。アナログ式の文字盤に、鎖や組紐が着けられています。衣服に着けることで落下を防ぎ、いつでも気軽に確認することができます。現在ではより利便性の高い腕時計が主ですが、時計生産大国であるスイスでは今もなお懐中時計が作られています。またアンティーク品やコレクション品として世界中で蒐集されています。

2. 懐中時計についての解説

懐中時計はポケットなどに入れて持ち歩く携帯用の時計です。蓋の無い「オープンフェイス」や懐中時計を保護するための蓋がついた「ハンターケース」、ハンターケースの中央がドーナツ状に抜けている「ナポレオン」、あえて文字盤やケースの部分をガラスにし、ムーヴメントを鑑賞できるようにした「スケルトン」などがあります。動作機構は主に2種類で、「機械式」と「クォーツ式」に分かれます。機械式は手動でゼンマイを巻くことで作動します。クォーツ式はボタン電離により動作させるものです。時間の誤差や手間はクォーツ式の方が少ないですが、懐中時計独特の「コチコチ」音や、ムーヴメントを楽しめるという意味であえて機械式を選ぶ方も多くいます。

3. 懐中時計の歴史

懐中時計が17世紀頃から使われ始めたと言われています。当時は懐中時計を作られる時計技師はわずかで、王侯貴族が持つ高級品として扱われていました。しかしその後、時計義重の発達や生産体制が確立されたことにより、多くの人々が使用するようになりました。 日本へは1860年渡米した幕府の使節団にブキャナン大統領が徳川家茂に送ったのが最初と言われています。その後腕時計の普及などにより、懐中時計は衰退しますが、現在でも愛好家は多くいます。

4. 懐中時計の代表作や作者

  • アエロ
  • ウォルサム
  • オメガ

5. 懐中時計の買取査定ポイント

いつの年代に作られたものかが重要な査定ポイントです。また保存状態は良好か、素材は何かなどの一般的な査定ポイントもあてはまります。さらに豪華な装飾は施されているか、限定品であるかなどによっても買取価格は変わってきます。 代表的な査定ポイント
  • どの時代のものか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 保存状態は良好か(問題無く動いているか、汚れは無いか、パーツやケースは揃っているか)
  • 素材は何でできているか
  • どんな装飾が施されているか

6. 懐中時計の取引相場価格

懐中時計は保存狀態や限定品かどうかによって価格が大きく異なるのが特徴です。たとえば「Waldvogelミニッツリピーター パーペチュアルカレンダー」は約650万円です。ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダー、ムーンフェイズなどの複雑機構を備えた稀少な時計です。18金Dゴールドで、ハンターケースには手彫りの装飾が彫られています。 また1859年製の「ブレゲ No.3403 クォーターリピーター機構搭載懐中時計」は約159万円です。158年前の時計ですが、稼働しており、重さ87.5gの稀少な時計です。

7. 懐中時計の買取についてのまとめ

懐中時計は携帯用の時計として多くの方に愛用されました。現在では実用品というよりは、アンティーク品、コレクション品として買い求める方が多くいます。そのため時間を見る道具というよりは、芸術品という目的で収集され、見た目の美しいもの、複雑機構が施されたものなどは人気があります。そのため保存狀態の良いもの、限定モデルなどであれば高額査定の可能性もあります。