龍文堂を高価買取!煎茶道具の査定ポイントを徹底解説!

1龍文堂を売りたいお客様へ

龍文堂(りゅうぶんどう)とは江戸末期から昭和33年頃まで続いた京都の鉄瓶屋です。特に明治から大正にかけて高級な鉄瓶を多く製作していました。8代まで続き、それぞれに人気のある作家となっています。 初代から蝋型でつくっており、量産はできない代わりに細かい表現ができたため芸術品としても人気です。保存状態が良く、細かい細工が施してある鉄瓶であれば、数百万円の高値が付く可能性もあります。

2. 龍文堂についての解説

龍文堂は江戸末期から昭和33年頃まで8代続いた京都の鉄瓶屋です。本家と分家があり、鉄瓶に「龍文堂」と在銘が入っているものが本家で作られました。一般的に銘は蓋の裏に入れられています。2代目の安平の門人には同じく鉄瓶屋として知られる亀文堂があり、数多くの名品を残しています。 初代から一つ一つ蝋型で作られており、数は多く作れませんが、細かい細工ができるのが特徴です。そのため高級な鉄瓶が多く作られました。

3. 龍文堂の歴史

龍文堂は江戸末期に京都で発祥した鉄瓶屋です。煎茶文化が渡来し、形式にとらわれずにお茶を楽しむようになったため、広く普及しました。特に明治から大正の時代にかけて、質の良い鉄瓶を多く制作してします。重厚な鉄瓶と華麗な装飾は誰の目で見ても美しく、多くの人に愛されています。文豪夏目漱石の小説にもこの龍文堂が登場しているほど、当時は名が知れていました。 しかし昭和20年代頃には入ると高級な鉄瓶の需要がほとんどなくなり、昭和33年に龍文堂もその歴史に幕を降ろすことになりました。

4. 龍文堂の代表作や作者

  • 丸形人物漢詩鉄瓶
  • 宝珠形鉄瓶
  • 純銀摘み金銀象嵌葦に雁図平寶珠形鉄瓶

5. 龍文堂の買取査定ポイント

鉄瓶は錆びやすいので、保存状態が良いかは重要な査定ポイントです。またどの時代の誰の作品であるか、箱は残っているかなども大切です。 代表的な査定ポイント
  • どの時代のだれの作品であるか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 作者の銘があるか
  • 保存状態は良好か(錆がないか、欠けがないか、箱が残っているかなど)
  • 大きさはどれくらいか
  • どんな細工がされているか

6. 龍文堂の取引相場価格

龍文堂はどの時代の誰の作品か、そして保存状態によって価格が大きく異なります。 たとえば大国寿朗作の「丸形人物漢詩鉄瓶」には約420万円の値がつきました。こちらは幅約16cm、高さ約17cmで胴体部に漢詩と人物が彫られています。保存状態は良好で、箱がついています。 また安之介作の「平寶珠形鉄瓶」は約160万円の値がつきました。こちらは約16.7㎝×14.6㎝×19.7㎝で重さは1610gで蓋330gで、銘と箱がついています。錆やスレ、汚れがあるのでこの価格になったと考えられます。 このように人気の作家であったり、保存狀態が良かったりすれば高値が付く傾向にあります。

7. 龍文堂の買取についてのまとめ

龍文堂は江戸末期から昭和にかけて多くの鉄瓶を制作した鉄瓶屋です。8代続き、数多くの名品を残しました。特に明治から大正にかけて高級な鉄瓶を多く手がけ、今でも多くのファンがいます。無骨な鉄地と装飾は日用品というよりも芸術品といった印象を与えます。 そんな龍文堂の高級鉄瓶は時代の変遷とともに需要が無くなり、昭和33年にその歴史を閉じました。 骨董品としても人気があり、保存状態が良ければ高額査定の可能性もあります。