高岡銅器を高価買取!金工品の査定ポイントを徹底解説!

1. 高岡銅器を売りたいお客様へ

高岡銅器とは、富山県高岡市で製造されている銅器です。伝統工芸品に指定されており、日本の銅器の生産額の約95%を占めているとされます。大仏や鐘といった大きなものから、銅像などの細かいものまで多種多様な作品が作られています。高岡市内の各地では、高岡銅器の銅像などを見ることができます。 パリ万博にも出展されたことから海外でも人気が高まり、輸出品としての地位を確立することとなりました。現在でも生産されていますが、名工の手による作品は美術品としての人気があります。

2. 高岡銅器についての解説

高岡銅器は富山県の高岡市で生産されている銅器で伝統工芸品に指定されています。いくつかの工程に分かれており、まずは原型師が雛形となる造形を行います。それを砂でできた鋳型に置き換え、そこに溶かした銅を流し込みます。その後型を外し、研磨・着色・彫金などを施して完成です。これらの工程は明治時代以降には分業が進んだとされています。 自由に造形をすることができ、しっとりとした鋳肌が特徴です。また時間の経過と主に色合いが変わり、その表情を変えていくと言われています。

3. 高岡銅器の歴史

1609年に加賀藩主であった前田利長が高岡城へ入城した際、町を栄えされるために7人の鋳造師を呼び寄せたのが始まりとされています。初めは鍋や釜などの鉄器を作っていましたが、需要に応えるように銅を使用した美術工芸品を作るようになりました。 そして明治時代になると廃刀令により、職を失った刀職人たちが銅器の産業へと参入することとなりました。素材は鉄が中心で、江戸時代以降から銅・錫・青銅などが使われています。また第二次世界大戦中には銅が不足したため、アルミニウムによる生産も行っていました。 1975年に国指定伝統的工芸品の第一次指定を、1979年に特定産業の産地指定を受けました。

4. 高岡銅器の代表作や作者

  • 高岡大仏       富山県高岡市 高岡市有形文化財
  • 象嵌朧銀花器 樹影  中川衛
  • 布目象嵌朧銀花入   金森映井智

5. 高岡銅器の買取査定ポイント

どの時代にどの作者によって作られた作品か分かっていれば高額査定の可能性があります。証明書や鑑定書があれば尚良いでしょう。また保存状態は良好か、箱はついているかも重要な査定ポイントとなります。 近代のものでも名工によって作られた作品であれば査定額が高額になる場合もあります。 代表的な査定ポイント
  • どの時代のどの作家のものであるか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 作者の署名があるか(箱書きなどがあるか)
  • 保存状態は良好か(箱が残っているかなど)
  • 大きさはどれくらいか

6. 高岡銅器の取引相場価格

高岡銅器は銅像や鐘などの大きなものから、香炉や花瓶、置物などの小さなものまで様々なものを作っています。そのため大きさや作者によってかなり価格に差が出てきます。 現在購入できるものでも名工の手によるものは数百万円の値がついています。例えば中川衛作の「象嵌朧銀花器 夕映え」は30cm×17.5cm×22cmの桐箱付きで600万円となっています。 置物の相場は10万円前後で、米田秀保作の三足香炉は約12万円、富永直樹作による犬の置物は約10万円の値がつきました。

7. 高岡銅器の買取についてのまとめ

高岡銅器は富山県高岡市で作られている伝統工芸品で、17世紀ごろから作られ始めました。大仏などの大きなものから、置物などの小さなものまで多種多様なものを作ることができます。ロンドン万博やパリ万博で紹介されたことから、海外でも人気のある商品です。 しっとりとしたなめらかな肌が特徴で、年月を経る毎にまた違った表情を見せるとウィあれています。現在でも生産されており、購入することが可能です。 特に名工の手によって作られたものは数十万~数百万円の高額査定となる可能性があります。